ただいま~♪
旅339日目 「旅のヒント」

AM 7:50 目を覚ます。

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今日はこの大島をたつ日である。

菅原さんと待ち合わせをしていた11時にはまだまだ時間があったので、
ひさびさにカレー。 朝からご飯を炊いた。

木々に囲まれたサイトにただ一人、これぞ旅人だ。
思い描いていた旅の姿なのだが、いざ旅にでると毎日こうとはいかないもんだ。
早く出発したい気持ちもあるし、なによりどんどん走る時間が無くなると思うと、
落ち着いていられないのである。
日が短い今の時期にはなおさらのことであったり。

静かなキャンプ場(自分一人なんで)に1台の車の音が響く。
かと思ったらキャンプ場の管理人さんがやってきて眠れたかと心配してくれた。
少し話した後、缶コーヒーまで頂いた。
いいキャンプ場だ。
食事もすみお腹いっぱい。
朝からご飯2合は少しつらかった。最後の方は流し込むように食べてどうにか完食。

テントにシュラフを日向に広げ、結露を乾かす。
こうしてのんびりできる朝はいつ以来だろうか、記憶にないな。

トイレで飯ごうを洗っているとおじさんから電話。
「はい!?、急遽10時に港に来てくれとのこと!?」
「・・・分かりました。」と返事したものの、
えぇ~、11時で無かったのでは!? (゚□゚)/
めちゃめちゃまったりしていたことを後悔して、急いで撤収。
洗い物も途中で切り上げ、シュラフも乾ききらないまま仕舞い撤収!
そんな今朝も、この電話を皮切りにいつもの慌ただしい出発に一変するのであった。
10時を少し過ぎてしまったが、無事に菅原さんと合流。

さてさて、”だいせん”はどれだろう。
おじさんの指す船を見てアレなに?、と思ってしまった。
”代船”かと思いきや”台船”であった。
その姿は船というより、鉄の板じゃん・・・

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”いや船じゃないでしょ”とつっこみ下手な自分でも関西人らしくつっこみそうになったが、これでも走るらしい。
囲いがないのが海に投げ出されないかと不安になりつつ、
トラックに紛れて自転車を積み込んだ。
7、8人ほどの人がせっせと出航の準備をするなか、自分の居場所がない。
せめて邪魔にならないところで見守るぐらいだった。

おじさんの好意で操縦席の隣に座らせてもらい、出航~! (>_<)/
そんな台船を自分たちが乗り込む小型船で牽引して進む。
船内はというとバカほどうるさく、
真後ろで芝刈り機を動かしているんじゃないかと思うほどだ。(笑)
この煩さはしんどいなと思っていたが耳も徐々に慣れてきたようで。
ちなみに走行中はと言うと、
センタースタンドで立っている自転車が倒れて海に落ちないかが心配で・・・

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まさかこんな形で島をでるとは予想もしていなかっただけにおもしろい。
ちなみに船の速度はというとトラック7台を積んだ台船を牽引していることもあって遅く、本来乗るはずであった大島フェリーにはあっさり先を越されるしまつだ。
 
「あそこに橋がかかる予定なんだとか、あの船は津波で動けなくなった船、
よーし今度はこっちだ見て見ろ」と、
おじさんはドアを開けては説明してくれる。(走行中なのに)
そのたびに右左と狭い船内をウロチョロ。(笑)

本土と大島の合間を走行していたので、景色に富んでいて退屈する事はなかった。

途中そばを海上保安庁の巡視艇が通過、
皆あわてて救命胴衣を着て着席というハプニングも。(笑)
どこの世界にも警察って奴はいるらしい、
パトカーを目にあわててシートベルトをするようなものである。(笑)
そんな楽しくも慌ただしくもあった40分の航海もあっという間に気仙沼港に到着し、
終わりを告げるのであった。
気仙沼でも社員がお迎えに来ていて、横付けする船を何人もの人が見守る。
そんな姿を見ていて、改めて社長の菅原さんはすごいなと思ってしまった。

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”また彼女でも連れて島に来てよ、そのときには復興させた街を見せてやるからよ”
おぉ、なんだいきなり。社長かっこいいこというな~。
そんな建設会社社長らしい言葉に心が少し響いてしまった。
こうして頑張っている人たちがいるんだ。
立ち入り禁止になった観光地を見て嘆いている場合では無いなと感じたし、
こうして現場で頑張っている人々を目に確実に東北は復興していると思った。
いい社会見学ができました、大島建設のみなさんありがとうございました!
そして復興 頑張ってください! (>_<)/

旅立った去年の3月15日からもうすぐ1年、
生意気かもしれないが日本一周を出来る手応えは出てきた。
このまま一周するんだろうなーと思うし、
夢見た日本一周は確実にゴールに近づいていると思う。
だからこそ、次の課題が見えてきた。
それはただ観光地を回りキレイな景色を目にするのが”いい旅”ではなく、
単に一周が出来てもそれでは”旅行”にすぎないことだ。
こんな出会い、経験が旅の醍醐味であると気がついた。
だから、それ以降は自分の旅がたんに”旅行”にならないかと心配で、 
”いい旅”になるかがものすごく不安で仕方がなかったのだ。
”いい経験下さい!”と書いた旗でもなびかせて旅しようと思ったほど。(笑)
何気なく立ち寄った大島。思いもしなかったものを手にした。
もし大島に寄らなかったらと思うとぞっとするし、
逆に旅のおもしろさを感じた瞬間でもあったのだ。

菅原さんには”旅のヒント”をもらったきがした。


さて、一人旅の再開である。

気仙沼に戻ってきて、車の多さに少し嫌気がさす。
行き交う車にブーブー鳴らされるし、埃まみれになりながら進んだ。

その途中”おぉ、これは!?”と思ったものはフカヒレだった。
鮫のシッポがいっぱいである。 Σ(゚口゚;オォ

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パリパリに乾燥している様子、風に揺られ擦れる「カサカサ」乾いた音が響く。
初めて知ったが、ここ気仙沼といえばフカヒレらしい。
鮫がこんなに捕れるんですかと思うほど、たくさん吊り下げられていて、
高級品のイメージはみじんにも感じとられない。
これが都会では高級に扱われるんだろう、そう思うとおかしく思えた。(笑)
そういえば北海道の奥尻島でもそうだ。
海を覗けばわんさか手に届くところにアホほどウニがいたし、
子供たちがスプーンでおやつにしているのである。
それを目を点にして自分は見ていたのだ。 Σ(・口・)
こうなってくると頭の中が混乱してくるのは自分だけだろうか。
案外”高級品”だと騒いでいるのは我々都会の人だけかかもよ。(笑)
そんな特産品は食べたいと思うが、さすがにフカヒレはどうだろ・・・
財布の紐は堅く、ここはぐっと押さえて我慢し先に進んだ。(> <)

気仙沼の様子。
やはり津波の被害が大きい。
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先ほど菅原さんに頂いたおにぎりを昼食に。
コンビニのおにぎり3個分はあろう大きなものに貼られていたのはカイロだった。
冷めないよう、ちょっとした気配りに感動。
こんなリッチなおにぎりはないよ・・・
そんなリッチおにぎりをコンビニの前で座り、食べながら地図を眺めていた。

目的地をこの先15kmほど行った先の道の駅に決めて出発。
たった15km先が目的地なのは、その先に道の駅が見あたらないからである。

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途中、半島とまではいかないものの、
国道からそれ突き出た海岸の岩井崎に潮吹岩というものがあった。

舗装もされていない、車一台がやっとのことで通れるほどの狭い道だ。
こんなところで車同士がち合わせになってもしたらどうするのだろう。
自分なら怖くて走れないな、そんな道が続いた。

ようや岩井崎について、さてさて潮吹岩はどこだろう。
ツーリングマップルでは高さ数十メートルにも達するとあるので、
見つけるのは簡単なはずである。

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「・・・・。」

うぅ、もしや津波で微妙な岩の配置が変わり、吹き上げなくなってしまったとか。
くっそ~、お勧めとあるんで来たのにツーリングマップルのうそつきぃ~
震災前の去年板のツーリングマップルを使っている自分も悪いけど。(> <)/
それにしても観光地が一つ消えたようで、悲しかった。
こればかりは、人の手では元通りに直せないだろう・・・

そんな無駄足も含んで目的地の道の駅にたどりついたのは3時のこと。

PM 3:05 道の駅「大谷海岸」に到着。

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この道の駅はJR気仙沼線の大谷海岸駅と併設されたもので、
この駅のうたい文句は”日本一海水浴場に近い駅”
そう、それが仇となり津波の被害もひどい。

一応仮設店舗に仮設トイレで営業はしていた。

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この道の駅はマンボウがマスコットキャラらしくスタンプもマンボウだ。

目の前の大谷海岸を覗けば、いい感じの海岸が広がっていた。

少し早いが誰も来そうになかったのでテントを設営、
4時前にはテントに潜り込み、
波音を聞きながらのんびりすることにした。

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かなり早いが6時には寝てしまった・・・



走行時間 1:47[h]
走行距離 17.9[km]
平均速度  9.9[km/h]
最高速度 33.6[km/h]

天候:晴れ
体調:良好

キャンプ地:大谷海岸 (宮城県気仙沼市本吉町)


2月16日 おしまい。


現在地
仙台に滞在中。
7日から福島市街地目指して走り出す予定です!


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[2012/03/05 19:27] | 宮城(大島)
トラックバック:(0) |

久しぶりにカキコです
お疲れ様です。(^o^)

離島めぐりとは・・・余裕が出てきましたね。周りの景色も殆ど雪は見当たらないようですし。お天気も好いようでなによりです。

「いい旅をするには」ですか・・・これはまた哲学的な・・・。
う~~~ん・・・自分はあんまり“旅”というものに拘りがありません。というか、「なるべくしないように」しています。
よく「自分を変えたい」とか「人生を見つめ直す」とか、何やら重い“命題”を背負って旅している方をよく見かけますね。
決して否定するわけではないのですが、でもそれって、例えば禅寺に籠るとか、わざわざ旅に出なくても出来ることだと思うんです。
じゃあ、旅でしか得られないモノって何だろう・・・それはやっぱり、見たことのない景色を見て、食べたことのない物を食べ、初めて出会う人と触れ合い、そして素直に「スゲエ~~~ツ!」て感動することではないかと・・・。
そういう意味では旅行も旅も同じだと思うんです。要は体験してきたことが、自身を成長させる糧になるか、単にブログの行を埋める”ネタ”なのかの違い。それもまた、貴方自身の気の持ち様でしょう。

でも大丈夫、今のサトシさんの生活は“旅”です。そして貴方はどこから見たって旅人です。

たくさん回り道してたくさん思い出を作ってください。



shinya
お久しぶりです!

社長かっこいいこと言いますね~!
憧れちゃいます(・∀・)

僕もただ単にそこにいくだけの旅行になってしまわない旅にしようと思ってます

その土地の景観は行ってしまえば誰でも見ることができますし、やっぱり旅の醍醐味は経験・出会いだなと思います
自転車旅行初めて本当にそう感じています

お互い良い旅ができるようにペダル漕ぎましょう(笑)

いいねぇ
風ささき
台船を引くボートに乗れるなんて、トラック満載を
引っ張るの図、すごいね。
長距離フェリーからタグボートで引っ張るのは見たことあるけど、貴重な経験だったね。
人生に無駄はない、寄り道いっぱいして、何にもない一日でも無事に寝床につけたら、それでもう、いい旅だよ。
風(足)の向くまま、明日は明日の風が吹く。
サトシくんの直感でいいんじゃない。
明日もいい旅を。


白ベコ
台船ですか?
格好好いね。

旅は、出会いだね。

江戸時代からフカヒレは中国(当時の清国)へ向けた輸出品だったから…
気仙沼のフカヒレを香港で見かけたときには、その値段にビックリした記憶があります。(笑)

仙台から福島に向かうのは、海岸線を南下するのかな?
気をつけて。


旅のヒントその2
板垣哲夫
そうなんですよね。単なる観光地巡りだと”旅行”とイメージなんですよね。”旅”はもっと過程を楽しむというか、予定外のことが起こるというイメージがあります。

そもそも、「ここ行った」「あれ見た」「これ食った」なんてものは単なる結果に過ぎません。もっと言ってしまえば「日本一周」だってそうです。

大事なのは、「何をしたとか」「何を成し遂げた」ということではなく、「自分がどうあったか」という心の在り方だと、個人的には思います。


「自転車で日本一周」はサトシさんも含めてたくさんの人が現在もやられています。
でもその形は同じでも、驚くほどその中味は人それぞれ、千差万別。目的、動機、きっかけは皆違います。
「自分を変えたい」「自分を成長させたい」「素晴らしい景色を見たい」「美味しいものを食べたい」「単純に走ってみたい」……etc.
正直、「ん?」という思う人もいないわけではないですが、価値観は人それぞれ。育った環境が違うわけだし、現在置かれている状況も違う。他人がとやかく言うことではありませんよね。


そんなことより大事なのは、形ではなく本質。

サトシさんが、今までの旅の仕方に疑問を持たれたことは、個人的にはすごくいいことだと思います。
言い換えれば、それは本当に自分にとって大事なことは何なのかということを追求していくこと。
また最終的にそれは、自分の価値観を構築していくことにつながっていくことだと思います。

なにが「いい経験なのか(まあ、経験も結果に過ぎないですが、現時点ではそれは横に置いておきます)」
それを考え、実行に移していけば、だんだんとはっきりそれが見えてくるのではないでしょうか。
そうすることによって、旅が今まで以上に光り輝くものになると思います。

そもそも旅にルールなんてありません。こうしなきゃいけないってことはないし、こういうのがダメなんてことはありません。
そう、サトシさんは自由。自分の直感に従って、もっといろいろなことをやっちゃっていいと思います。

今までもサトシさんは、いい経験、いい出会いをしてきたと思います。でもサトシさん自身はそこまであまり意識してこなかったようですね。もしかしたら観光地に行くことや日本一周することに多く意識が入っていたせいなのかもしれません。
でも、それを意識するとまた物事の見え方が違ってくると思いますよ。

結局、いくら周りから、いい経験をしていると言われても、本人が実感しなければ意味ないですからね。



いつか日本一周は終わりを告げます。でも人生はこれからも続いていきます。

個人的には、楽しかったなあだけで終わるのではなく、次の人生に進むために必要な何かをこの旅で掴んで欲しいと思います(それは何でもいいし、いくつでもいい)。
恐らくサトシさんも自身もそういう思いで旅している部分もあるのではないでしょうか。






コメントありがとうございます!
サトシ
虫 さんへ

幾つか巡りたい島があるんですよ。
島はガラリと雰囲気が変わるんで、気分も一新、新鮮な気分になるのが好きですね~
”旅”の定義は人それぞれなんでしょうねー
自分の場合、自分を変えたい思いがあるので、人との出会いが何より重要と思うかな。
これで人見知りを克服できればいいんですが。(>_<)/


shinya さんへ

そちらも順調そうで!
旅人との出会いが多くて羨ましい・・・
shinyaさんもペース早いですね、なんか鹿児島まで南下するうちに追いつかれそうだ。(笑)
お互いガンバ!(>_<)/


風ささき さんへ

おもしろい出会いがたくさんあって、みんなのおかげでいい旅になってきました。(>_<)/
出会いに関してはどう考えたって仕方がないので、直感でいくしかないですね。
自分の選択した道が、旅の出会いを決めるとは旅のおもしろさかも。
場合によってはもっとおもしろい出会いをしたたびをしているサトシがいるかもしれないけど、今はこの道、この出会いに満足ですよ!


白ベコ さんへ

フカヒレをまともにくちにしたことが無いんですよね~ (> <)
なんかチョロッとはいったスープを飲んだぐらいで。
しかし、日本でフカヒレが捕れるのは意外・・・


板垣哲夫 さんへ

”日本一周した、あー楽しかった~”
では、もったいないですね・・・(> <)
みんないろんな旅をしていて、それぞれ目標やこだわりが見受けられるオリジナルの日本一周をして、それを見ていると自分もなんとかしないとと思ってしまいます。(> <)
出遭った方に、全国それぞれのお宅で泊めてもらわないと先に進まないヒッチハイカー、よろず相談をしながらのチャリダーなどすごい人は目を見張るもの。
単に”世界遺産を全て巡る”じゃつまらないたびになってしまいそうですね・・・
人生に生かせる経験を探っていかないと。
旅のヒント、ありがとうございます!

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旅338日目 「小さな大島」

AM 6:30 目を覚ます。

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少しでもブログの遅れを取り戻そうと、
今朝はこうして眠い目をこすり薄暗く寒いなか早起きをしてみた。
”三文の得”をしたのかはわからないが、早起きはやっぱりいいものかも。
こうしてキレイな夜明け空を見ることができた。
こんな景色を見ていると、”旅っていいなー”とほんと思う。
よっしゃー、今朝も頑張るぞ!! (>_<)/
たまったブログを・・・ 

昨夜はよく分からないままテントを張ったが、
こうして明るくなってくると、あたりの津波の被害が見えてくる。
ちょっととんでもないところにキャンプしてしまったかな・・・
港の桟橋は崩れ、公園の船の帆をデザインしたモニュメントは折れ曲がっているし、
自分のテントを張った目と鼻の先には地図上ではコンビニマークがあるのだが、
そこは空き地、なんにも残っていない。

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途中からパソコンがフリーズ
トイレから戻ってきてもまだフリーズ・・・
カチーン! (゚□゚)/
このやろ~、こっちも寒いんだから勘弁してくれよ・・・ 

しばらくはテントの中でブログや電話をしたりして過ごし、その後テントをたたむ。
長電話が少し響き(小川さんちょっと電話が長いかな・・・)、
ようやく出発の準備が完了したのが9時近くのことだ、トホホ・・・ (-ω-;)ウーン

そばのフェリー事務所に向かい、700円で切符を購入。

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運賃が400円に自転車代が300円だった。
近いとは言え、この値段でフェリーに乗れてしまうのはなんか得した気分♪

フェリーも1時間に1本と頻繁にでているようで、
1本遅らせてその間にコンビニに買い物に行こうかとも考えたほど。

待つこと30分、9時20分発の大島フェリーに乗船。

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小型のフェリーだけど車も積むことが出来て、
自分以外には郵便局の車なんかが乗り込んでいた。

中途半端な時間のためか、客室も乗客は10人ほど。

デッキで写真を撮り、トイレに行っていたらアナウンス、
30分もかからず島に到着してしまった。
そんなもんだから慌ただしい船旅だ、本当に近いや。

AM 9:45 大島に上陸。

上陸記念写真をパシャリ。

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津波のせいかは分からないが、”大島”とかかれた看板がどこを探しても見あたらず、
結局はフェリーをバックに写真を撮る。

観光案内所を訪ね、島の地図をもらっておいた。

話を聞けばここの散策道は津波で壊れてしまったとか、
ここはがれき置き場になっていて今は立ち入りは禁止されている、
津波前はきれいだったんですけどね~ などなど、
案内所の人が地図に×を書き加えながらする話を聞いていた。
くっそ~、そんな話を聞いていると津波に対する悔しさがこみ上げてくる。
まぁ、こればかりはしょうがない、
この時期(震災)に旅しているからこそ経験できる大切なものを確実に手に入れていると思うんで、これでおあいこだ。 と、自分を慰めてみたり。

大島は周長20kmほどの小さな島で、一周する道路もなくせいぜい出来て半周ほど。

さて、どうするか。 自転車を置いて歩いて島を回ろうかとも考えた。
1日あれば十分島を制覇出来る大きさだ。
ふつうに回っていても今夜の最終便で気仙沼に戻ることも出来るが、
せっかく島に来てにすぐに帰るのももったいないし、
今夜はこの島でキャンプすることに決める。
そうと決まれば、今日はのんびり行くとしよう。
   
これといって地図も必要としないのだが、
ツーリングマップルよりかはわかりやすかった地図をもらい散策開始。

この地図を見ながら丁寧に回っていくことに。
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教えてもらった商店に赴き、ここで買い物。
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実は島にはこのお店以外、これといった商店がないそうだ、
おー、怖い。(あるが気まぐれらしい・・・)

今日、明日のことをよーく考えながら吟味。

しかし、あまりいいものがない・・・ (-ω-;)ウーン
お肉からスリッパと店内にはいろいろ置いてあるのだが、
とにかく置いてあるものが微妙だった。
フェリーに乗る前に本土でしっかり買い物しておくべきだったな・・・

お菓子や菓子パン、バナナなど合計千円近く使って買い込み。
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これだけあれば、明日までは何とかなるでしょ。
大切に食べていくことにしよう。
お菓子は今夜のキャンプ時に水が手に入らず、
カップラーメンやご飯が炊けなかったときのために、代わりの夕飯となるものだ。
そんな柿の種の賞味期限が10日後に迫っていることに気づいたときは、
さすがに笑ってしまった。(笑)


一周する道路はないため、島の観光スポットを転々とする形で回ることに。

いちばん最初にやってきたのが島の東に位置する小田の浜。

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この小田の浜には驚いてしまった!

半円形のカーブを描いた砂浜は目を疑うほど美しいもので、
東北でこんなにキレイな海岸を目にするとは思いもしなかったかな。
自分の中で、”東北=荒波ザザザー”のイメージが崩れ去っていった瞬間でもある。
これでも東日本震災で地盤が沈下、
以前より砂浜が減少してしまったと観光案内所の人が言ってたっけ。
ということは震災前はもっと良かったんだろう・・・

潮風が気持ちよく、
寒さが厳しくなければ昼寝でもしていたんだけどな~

”ここも夏場は海水浴客でいっぱいでねと・・・”

地元のおばさんの話を聞いていれば、
この島は昔はずいぶんと観光客でにぎわっていたらしい。
いい島ですねと訪ねると、
頼りない病院でこんな島、病気一つできないよと笑って話してくれた。

この海岸がなかなかいい場所で、すっかり気に入った。
今夜のキャンプ候補の一つにしてここをあとに・・・

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そこから20分ほど自転車を走らせば、
島の最南端に位置する竜舞崎に到着。

岩壁にあたった波しぶきが舞い上がる姿が、
あたかも竜のように見えることからその名がついたとか。
散策道を10分ほど歩いて大島灯台まで歩いてみた。

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ここで比較的キレイな公衆トイレがあったんで早いこと水の確保をしちゃおうと、
お米をといで、いつでも炊けるようにしておいた。
先ほどの浜辺はトイレも流され仮設トイレが置いてあるだけだったんで、
今は水の確保が急務なのだ。 自販機で水を買うなんて悔しすぎる。
手持ちのボトルすべてにも水を汲めば、これで今夜の夕飯は何とかなるはず。
東北の冬(凍結防止のため元栓を閉められている)に加えてこの津波被害、
今の自分には単なる水がとても貴重な存在なのだ。

島には小学校に中学校もあったし、それなりに人が住んでいる様子。
信号も1つだけ見つけた。
学校前に設置された、あってもなくてもどっちでもいいものだから、
おそらく子供たちの教育用のためなんだろう。
のどかだ~
ものすごくのどかな風景にいやされながら、
車もほとんど走らないこの島でのんびり走ることができた。
自転車には最高の島なのかもしれないな~♪

対岸に見える山々は本土のもの。
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仮設店舗の建設に来ているおじさんと少し話。
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いろいろと島の魅力を話してくれた。お互い頑張る者同士、コーヒーで乾杯。(笑)
がんばってください! (>_<)/

この島唯一のキャンプ場を覗いてみた。
こんなシーズン、やっていないと思ったのだが、
流された家々の人のために仮設住宅が設置されていて、
そのためか、こんな時期でもレストハウスのトイレが使える状態にあったのだ。

それなら、こそこそ海岸にテントを張らずに、
ここで堂々キャンプしたほうがいいに決まっている。

また戻ってくることにして最後に島のハイライト、亀山を登っていくことに。

これが思いの外キツかった~。(> <)/

登れど登れど坂は続き、この登りいつまで続くのよと、
カーブを曲がるごとに展望台が見えることを祈った。
しかし、無常にも坂は続く・・・

勾配10%を越えると思われる坂を、一生懸命に漕いだ。
中腰になり全身の体重をかけ、少しずつ登っていくことに。

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ヘトヘトになりながら登ること45分、ようやく登り切った先にあったのは、
山頂に設けられた360度に渡り視界が広がる展望デッキ。

待ちきれず、切らした息をそのまま、階段を上がっていく。

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もう、ため息の出る美しさだ。
標高230mの亀山からは島が一望できるすばらしい景色が待っていてくれた。
あぁ、本当に小さな島なんだ。なんで”大島”としたんだろう。
まぁ今日1日ものすごく楽しませてもらった。
そういった意味では大きなしまなのかもしれないな。
自分が走ってきた道を眺めながら少し感動。

登ってきた疲れも吹き飛んでいく眺めであった、来て良かった。

素敵です、大島!! (>_<)/

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山頂にあった神社。
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夕日を見届けたい思いもあったが、冷え込みもあって日が暮れないうちに下山、
途中、車のおばさんに声をかけてもらい、みかんやらお菓子なんかをいただく。
こんなにいいんですか・・・
というぐらいに頂いてしまった。商店で買い込む必要はなかったみたい。(笑)
あまりに多くいただいたので、おばさんが去った後もせっせとカバンに餞別を積める。
ようは、もらいすぎて仕舞いきれていないのである。 (-ω-;)ウーン
そんななか再び車が止まり、
今度はおじさんに夕飯でも食べに来ないかと言ってもらえたり。
立て続けにこれとは、今日の自分はついているのではでは~(>_<)/

おじさんには後からキャンプ場まで向かえに来てくれることとなって別れた。
期待を胸に、その後は浮かれ気分でキャンプ場へ。

ふと見ればサイドバックの留め具が開いたまま・・・ Σ(・口・)
イヤな予感・・・

ガーン!!!!  Σ(゚口゚;ウギャ

初めのおばさんの方に頂いたみかん達がまるまる無くなっている~!!
途中で落としたんだ・・・ (> <)
仕舞いこんでいる間にその次のおじさんに声をかけられたもんだから、
夕飯の誘いに浮かれつつ、すっかり留め具を閉めることも忘れてしまっていた・・・

迷った末に、やっぱり取りに戻ることに。

みかんが食べれなくてどうこうより、
その落ちているみかんをそのおばさんが見つけてしまったらマズイ・・・
少なくともいい思いはしないはずである。
うぅ、考えただけで心が痛む・・・ (> <)/

”コイツ調子に乗るなよ”と、浮かれた自分に罰があたったような気がした。
神様、すみませぬ~ (> <)/

亀山を再び20分ほど登り、無事にすべてのみかんを回収。
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なんの疑問もなく、明らかに自分が落としたみかんである。
ポロポロあちこちに散らばっていた。(笑)
あー、疲れた・・・ 

キャンプ場でテントを設営し終え、
車で向かえに来てくれたおじさんの車に乗って家へ。

突然の訪問にもかかわらず奥さんも嫌な顔ひとつすることなく迎えてくれてた。
次々に出てくる料理はどれもとてもおいしかった。
どれも舌をうつおいしさだ。
カニまで食べさせてもらい、久々に贅沢な夕飯となった。
う~ん、幸せ~(> <)/

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この家は幸運の家であるのだ。
なぜかというと、この家の両隣2件は津波に流されてしまった中、
この家は玄関の浸水のみで助かったそうだ。
ちょっとした地形の変化と、木々が守ってくれたんだろう。

おじさんは大島建設の社長をしていて、明日島をでる自分に、
会社の船で気仙沼まで送ってくれることになった。
もちろんお願いさせてもらうことに。 ”(*>ω<)o"クーーッ
フェリー代が浮くとかそんな意味じゃなく、
なんか素敵な思い出ができそうでワクワクするではないか~!
というわけで、明日はおじさんの船で島を出ます! (>_<)/

ちなみにこの時の自分はおじさんの言う”だいせん”の意味がよく分からないまま、
”だいせん?”何だろ、まあイイやと、ただうなずいていたのだ。
後に”代船”ではなく”台船”であるとと分かったのは、
明日のその船を見たときであーる。(笑)


菅原さんにはなんてお礼を言えばいいのだろうか、
楽しいひと時、ありがとうございました。 (>_<)/

おじさんにキャンプ場まで送ってもらい、明日会うことになって別れた。
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その夜の星空がものすごくキレイだった。
大阪じゃまずありえないので、こんなに星があるのかと驚くばかり。

こりゃ、宇宙人がいてもおかしくないや・・・



走行時間 2:50[h]
走行距離 22.6[km]
平均速度  7.9[km/h]
最高速度 35.9[km/h]

天候:晴れ
体調:良好

キャンプ地:大島キャンプ場 (宮城県気仙沼市外畑)


2月15日 おしまい。

現在地
山形市街地なう。
ちょっと雪が・・・ (> <)


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[2012/03/02 19:20] | 宮城(大島)
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いいところだね
風ささき
島時間、ゆったりした時が流れてるね。
みかんも出てきて山からの風景も故郷の瀬戸内
にそっくり。
渡船で渡るのも旅のアクセントに。
冬だし更に夜空は星がきらめいているよね。
宇宙のスケールからすると、人間なんて小さな存在、だけどどの命も精一杯生きている。
日本一周して感じたこと、その土地その土地で
の生活があり、その土地に住む人々がいること。
当たり前のことなんだけど、家の明かり、町があることが、どんなに心強いものか。
いい旅してるね、明日もいい旅を。
山形、電車じゃないの?


枯木チャリダー
ホント、いい旅してるよ!


POU(ぽ~)
みかん、無事に回収できて良かったですね。
良い出会いたくさんですね。
そして
オリオン座が綺麗に撮れています。
冬の星空って本当にきれい。


Amaichi
すげー浜……(゚Д゚)
サトシさんのブログの写真見てると、たまに「ここほんとに日本?」みたいなのが混じってますね。
いつのまにか海外いってたりしませんか?w

星も凄い綺麗ですね。
こういう星空をみると、オリオン座だけじゃなくて、もっと星座がわかればいいのに、って気がしてきますよ。
勉強すっぺや~

初めまして
絵里
初めまして!
私も4月から自転車で
日本一周するんですーー(^o^)/
お互いがんばりましょうね^^
いつか旅中とか会えたらいいですね★

コメントありがとうございます!
サトシ
風ささき さんへ

山形へは自転車で行ってきました~
なんとかなりましたよ。松尾芭蕉の山寺などを見てきて、行ってよかったと思います。
大島ののんびりとした雰囲気はいいですね。
気分が切り替わったような、旅スタート時のようなやる気が出てきます~ (>_<)/


枯木チャリダー さんへ

いつもこうだったらいいんですがね~


POU さんへ

よくかばんを開けっ放しで走ることがあって・・・
今回は早めに気がついてよかったです。
みかん、おいしくいただいてますよ~
写真の星空もきれいですが、カメラでとらえきれていないだけで実際はもっと多くの星が輝いているんですよ。


Amaichi さんへ

すべて日本だよ~
日本にも知らなかっただけで、素敵な景色がたくさんあるんだな~とつくづく感じるかな。
Amaichiさんももうすぐ出発なようで、いい旅してください~


絵里 さんへ

日本一周するんですね~
応援してますよ。
ばったり出会ったときはよろしくです。(>_<)/

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