ただいま~♪
お遍路の文化を知りたくて始まったお遍路の旅。

そして思ったことは、お遍路は人生そのものなのかもしれない。
荒々しい太平洋、穏やかな瀬戸内海、険しい四国の霊山にのんびりとした田園、街を離れ大自然の中で生かされる自分自身を見つめ直す修行の旅であり、また人との触れ合いにの温かさに感謝し、生きている喜びを感じた。
苦しい坂を汗水流して駆け上がり、何度も止めようと思っては人々の温もりに助けられ、そんないくつもの出会いにいくつもの別れが自分を大きくしてくれた、そんな四国お遍路であった。

そんな遍路の文化を世界遺産に登録しようと、四国各地で働きかけが起こっている。
空海が修行された由緒ある霊跡で、今日に至るまで多くの人々の信仰によって、その法灯が守り続けられている八十八ヶ所の寺院に遍路道だけでなく、遙か江戸時代から続くというお遍路さんへのお接待の風習と共に今日まで育んできたお遍路の文化そのものに、人々の心の良さを教えてくれるようであった、そんな出会いに感動した。
果てしない時を越えて続くお遍路にお接待の文化、なんだか昔の人々と深い胸の奥でつながっているような、そこに世界文化遺産の価値があるんじゃないかなと思う。
そんな素敵な文化、優しい心が、自分をここまで連れてきてくれたのだ。
この日、お遍路の結願を弘法大師に報告することができた。
こうしてお遍路で心が洗われ身も心も生まれ変わるお遍路の旅であったから、
もっとみんながお遍路を歩けば、日本はもっといい国になるんじゃないだろうか。
長かったお遍路であったが成し遂げて本当に良かった、そんな思いが涙となってあふれ出そうになった。

旅783日目 「みんなのお遍路」

標高800mの高い地域であるだけに思いのほか冷え込んでいる。

こうして山口さん宅の暖かな布団の中でゆっくりと休むことができて本当に幸せだ。
昨夜は乾杯したビールで酔ってしまったこともあり、今朝はそんな全く手に着かなかったブログを早起きしてするつもりで携帯のアラームは5時にセット。
しかし、気持ちのいい布団にこんな日ぐらいはとついつい気が緩んでしまい、
結局は7時まで布団に横になってしまっている・・・。 ^^;
ブログはできていないが、久々の布団にのびのびと眠れて気持ちがよかった♪
昨夜はおじさんに声をかけてもらわなければ、きっと体を震わす寒い中でのキャンプとなっていたことだろう。
この先の迷うルートなどを話しながら、朝から豪華な朝食。
のんびりとした時間を過ごさせてもらっている。
ちなみに、ルートで迷っているのも八剣山に大台ヶ原山を登山するかどうかしだいであり、山口さんからもいろんな意見を頂いた。
ともに日本100名山の気になる山で、八剣山は近畿・中国地方の最高峯である。
しかし、これがまたずいぶんと紀伊半島の内陸へと入っていくことになり、大変な道のりであるのだ。
これではいつまでたっても旅が終わりそうにないので登山は諦め、奈良へと急ぐことにした。
しかし、いつか100名山を制覇したいと思っている。
それがいつかはわからないが、八剣山に大台ヶ原山へはまたやってきたいと思うことを伝えると、おじさんには、また旅が終わってからでもこの家に訪ねにおいでと言ってもらえた。
特に高野山の紅葉は見事だそうだ。
そんな約束をし、おじさんに背中を見送られるなか出発したのは8時のことだ。
本当にありがとうございました。

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早速、昨日は無念の時間切れで向かえなかった奥の院へとやってきた。

意外と知られていないことなのだが、四国遍路の最後はここ和歌山の高野山に眠る弘法大使(空海)にお遍路の結願を報告し、そして納経帳に最後の朱印を書いてもらう。
これでようやくお遍路の旅が終わったのだ・・・。

”お疲れさまでした”そんな言葉を添えて住職さんから朱印を受け取ったときには、
八十八ヶ所目の寺を回り終えたときの喜びが再びこみ上げてくるばかりだった。
そしてこのお遍路、自分だけのお遍路ではない。
これまで様々な方にお世話になっては助けられてきたお接待のおかげでここまでやって来れたのだ。
だからこれは自分だけの旅じゃない、そんなみんなの旅でもあった。
これらのお接待の文化、お接待そのものが功徳とであると考えられている以外に、
「回れない私の分まで宜しくお参り下さい」という代参を託す意味合いがあるという。
だから、そんな彼らの代表として回ってきているのだ。
そんな人々の思いを連れてここまでやってきた気がした巡礼も、無事に終わらせることができて本当に嬉しく思う。
思いを込めて最後のお経を読めば、自分に、そしてみんなのお遍路がおわった。

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ゴールデンウィークとあって、多くの観光客で賑わいを見せる中、白衣に身をまとうお遍路さんも続々とやって来ては最後の参拝をしにきている。
お遍路を始める人は年間数十万人と多いが、ここにやってくるお遍路さんは八十八カ所を回り終えた方のみ、みんながみんな最後の結願までに至るわけではないから、誇りを胸に嬉しそうな顔をしている方ばかりの気がする。
自分もまたそうだろう。
長い参道には豊臣家の墓も見られ、奥の院は本当に大きな寺院であった。
結願した喜びを噛みしめながらのんびり境内を散歩したり、また女性の僧侶さんの講演を聴いていたりすれば、ここには思いのほか長くいてしまっている。

朝から次々に車が登ってきては、明らかに駐車場が足りない様子の車で道はごった返していた。
そんな中でもお構いなしの自転車の自分は得した気分である♪
参拝も済ませたところで高野山を下りていくことにした。

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昨日一生懸命に登ってきた道のりを下るものおもしろくないと思い、下山のルートは橋本市街地へと下ってゆく国道371号線を選ぶことにした。

違った景色にまた気分も一転、またこちらの方が、この先進んでいくことになる奈良寄りであったこともある。
しかし、これが大失敗!!(> <)/
カーブの連続する狭い道のりであるうえ、至る所で凸凹したアスファルトにスピードが全く出せず、そんな跳ね上がる車体のたびに荷台の荷物がズレては、タイヤに引っかかってしまう前に直さなければならなかったのだ。
なにより、下界までは快適な下りのみが続くかと思いきや、降ろされてから再び峠を登らされてしまうという苦しい道のりとなる。
それでもすぐに下りに転じるだろうと思っていたが、結構登らされた。(> <)/
そのようなものだから昨日登ってきたルートにしとけば良かったと、この日も汗をかいきながら後悔して登ってしまっている。
そんな道のりに思いのほか時間をかけて、そして橋本市街地まで降りてこれたのは昼過ぎであった。

オークワというスーパーで昼食。
関西ではなじみ深いスーパーなので、地元といった感じがして嬉かった。
ちなみに昼食は88円セールのアイスに菓子パン、高野山から駆け降りてきた下界はとても暑く、そんなものですましてしまった。

55@DSC03519.jpg久々に見かけたオークワ♪ 地元だ~♪

55@DSC03518.jpgキレイなお姉さんがいました♪

国道24号線をしばらく走ると和歌山に別れを告げた。
そう、いよいよ奈良県へと入ったのだ。

五条市で370号線に移り、奈良市街地、飛鳥へと向かっていった。

この日は飛鳥の観光を考えていて黙々とペダルをこぐも、小刻みに続く起伏の道のりが立ちはばかる。
そのようなものだから、なかなかはかペースがはかどらなかった。
そのため飛鳥の観光は明日へと回し、この日はそんな飛鳥へたどり着くだけで精一杯となってしまっている。

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途中立ち寄った道の駅「吉野路大淀センター」、
この道の駅が良さそうであれば、その先の飛鳥への道のりは明日に回してここでキャンプを考えていたが、駐車場ばかりでいまいちであった。
また、ゴールデンウィークの賑わいをみせ、自分の居場所がないこともある。
奈良のマスコット、せんと君の写真を撮って出発した。
ちなみに、このせんと君の中の人?を自分は知っていたりする。(北海道でであいました(笑))

あと5kmほどと迫る飛鳥までいっきに向かうことにした。

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道の駅からさらに登ったトンネルを過ぎれば、飛鳥まで長い下り坂を気持ちよく下った。

そしてブログをするためマクドに入る。
ここで、あるお兄さんから声をかけてもらった。
なんと、その方もバイクで日本一周中であるという玉城さん。
沖縄出身で、2週間でここまで北上してきたという。
しかも、玉城さんも登山が趣味で、100名山を旅の所々で登っていっているという。
自分以外にも旅の途中で登山している方がいて驚いた。
この日も大台ヶ原山へと登って来たそうで、そう、自分が今朝諦めたばかりの山である。
そんな山の話で盛り上がり、結局は閉店の12時まで玉城さんと話し込んでしまった。
またしてもブログが手に着かずであるが、本当に楽しく時間を忘れて楽しい時間であったのだ♪

そして別れ際、自転車のピカチュウを見て、えぇ!!っといったかんじなのだが、
旅前に自分のブログを見てくれていたそうで、すごく驚いてもらえた。
ブログをやっていて良かったと思えるときであるかも♪

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玉城さんは近くのネットカフェへ、自分はマクドの裏手に広がる運動公園でテントを張って寝ることにした。


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[2013/05/06 11:58] | 和歌山
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ひと区切り
風ささき
高野山とは、そういうところだったんだね。
お遍路もそうだけど、このサトシくんのブログも、
読者は、みんなの日本一周と思っているかも。
お遍路もそうだけど、日本一周も、そう簡単に出来るものではないしね。
GWに帰省、数日の旅がせいぜいだし。
思いは、無事に旅を終えて欲しいと願うばかりが、
みんなのサトシくんの旅かもしれないね。
この旅、2度目のふるさととニアミス、寄らないと
ころが、サトシくんらしよね。
明日も、いい旅を。

はやく記事が読みたい
みっく
お疲れ様です。カメラ嫌いの木田さんがたまにカメラ目線だったり、なかなかキャラが素敵で、さとしさんといいコンビだと思いながら読んでます。お遍路編楽しみにしています。

おつかれさま
甲斐
お疲れさまです。これから沖縄までだね♪

みなさんコメントありがとうございます!!
サトシ
これで本当にお遍路が終わりました。
またお遍路をしたいかと聞かれれば、大変すぎて正直したくないです。^^;
しかし、とっても思い出に残るお遍路でした。
このような文化が日本にあったのだと気づかされた、歴史あるお接待に遍路道、札所、
そして、いつか世界遺産になってほしいです。

日本一周の旅はまだまだ鹿児島まで。^^;
この日本一周の旅も多くの方のおかげでやってこれているので、みんなの旅ですね。
とりあえず、お遍路の旅の記事は遅れながらも書き上げていくつもりです。

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旅782日目 5月4日(土曜日) [下書き]
天候 :晴れ
現在地:和歌山県伊都郡かつらぎ町


旅782日目 「高野山」

関ヶ原の戦いで敗れたのち、徳川軍から逃れた真田幸村に昌幸が静かに隠れ住んでいた善名称院、別名”真田庵(さなだあん)というお寺がある。
まさかこんなところであの真田家が隠棲しているとは思えないような、本当に小さなお寺であった。
きっと、ここで悔しさ噛みしめて生活をしていたのだろう。
そんなことを思いながら見ていた。

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また近くではゴールデンウィークの祭りで真田祭りがやっている。

おいしそうな匂いに誘われてやってきたが、真田部隊の鎧に身をまとった方々が実際に火縄銃などを打ってくれたりと、ここではおもしろいものが見れた。
真田家のお膝元、長野県の上田でもその歴史を満喫したが、ここでもまた、そして真田家がますます好きになるばかりである♪
そんなものだから、おみやげに真田家のミニ幟を購入し、そんな幟をなびかせて高野山へと山道を登り始めた。

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そんな高野山への道のり、聞いてはいたが本当に辛かった。

疲れては足を止めて休憩を繰り返すが、しかし休んでも振り払えない疲労が徐々につもりだすと、いくら休憩しようとも最後の方は本当にへとへと。
途中、東京スカイツリーと同じ標高634mの札があったが、山深い生い茂る木々に全く展望はなかった。
結局、標高にして800mまで登らされている。
20kmに至り、長々と登らされては結果、なんと、5時間ほどかけてようやく高野山に到着・・・。
ゴールデンウィークとあって高野山へと登る車の多さにも参らされた。
車がとぎれたときには大きくS字を描くようにして勾配を緩くするも、すぐに車が列をなしてやってくれば、路肩を邪魔にならないように肩身を狭くして急勾配を登らなければならなかったのだ。
そのようなものだから体力だけでなく、精神的にも気疲れしてしまった。

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ここまで時間がかかるのは意外であった。(> <)/

先ほどまで汗だくにして登ってきたが、標高が高いだけに肌寒く、到着してすぐにウィンドブレーカーを取り出し羽織り、そして残された少ない時間の中急いで高野山のメインのお寺である金剛峯寺へと参拝、本当に大きな本堂であった。
ゴールデンウィークとあってたくさんの観光客はもちろんのこと、また海外の外国人さんもおおく見られたのはさすがは世界遺産だと思う。
コンビニに郵便局、小学校から高野山大学まで、
そもそも、高野山なんて山上にお寺がぽつんとあるだけと思っていたからこの町の姿にはびっくり。
町が山上にある意外なものであった。

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到着したときにはすでに4時半、そして5時には閉まる納経受付へと急いで朱印を頂いた。
これとは別にもう一つ、奥の院へは間に合わず、また明日の朝に向かうことにして、
日没が迫る中、テントが張れそうな場所を求めて町を行ったり来たりを繰り返す。
ちょっと行けば町は終わり再び山の峠道となり、なかなかいい場所が見あたらないまま、町を往復。
小さなコンビニ程度のスーパーで買い物、しかしびっくりするほど高い。
値下げなんてする気もない定価価格であったため、ドーナツぐらいしか買えなかった。
そして世界遺産を意識したような、どこもきれいにされた町並み、
迂闊にテントを張れる場所が見つからなかった。

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そんななかなか見あたらない野宿場であったが、路肩にある公衆トイレの裏手に構えることにした。
そちらなら、こっそりテントを張れると思ったからだが、正直いまいちの場所。
気温もどんどん下がり、テントを張ろうとしたとき、ここで車からおじさんに声をかけてもらえた。
今夜はどうするのと聞かれたものだから、ここでのキャンプを怒られるんじゃないかとドキッとしながら伝える。
しかしおじさんの口から出てきた言葉は、家に誘ってくれる予想外ものであった。
町をうろうろする自分を見かけて、気にかけてくださったそうだ。
そのため、今夜は山口さん夫妻宅にお世話になってしまっている。

ちなみに、この地域、山上だけに朝晩は氷点下まで冷え込む寒い地域だそうだ。
そのためリビングでは5月の関西だというのに未だにストーブが2つもつけられている。
暖かな部屋で温かな食事、そしてお風呂に入らせてもらい、布団で眠らせて頂いた。
3階立ての大きな家で、空き部屋の一室をそのまま使わせてもらっている。
本当にありがとうございます♪

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[2013/05/06 09:05] | 和歌山
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過去の記事投稿完了!  旅686日目 「いいと思う人、思わない人」

リアルタイム 5月3日(金曜日) [下書き]
天候 :晴れ
現在地:和歌山県伊都郡かつらぎ町


「招きネコ」

徳島港を11時発の南海フェリーに乗って四国を出た。

ゴールデンウィークとあって、フェリー乗り場は車の長蛇でいっぱいとなり、次の便にまわされる車も・・・。
次の6便となると1時半発で、和歌山到着が4時近くと1日がつぶれてしまう。
次は我が身ではないかと魔の宣告に恐れていたが、自転車の自分は難なく、他の車には申し訳ないが誘導に従ってするすると渋滞をかいくぐり船の中へと入れさせもらっている♪
ちなみにフェリー代は自転車を含めて2600円であった。

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自転車の自分は最後の最後に乗せられたため、客室に上がったときにはすでにどこもいっぱいだ。
座敷フロアもいっぱいで、居場所のない自分は仕方なしに船内をうろちょろ・・・。
長くいた四国の地を眺めていたが、それもすぐに冷たい風に耐えられなくなる。
結局、和歌山港へ到着するまでの2時間は、甲板に出たり船内を歩き回っていたりと、常に立ちっぱなしで疲れてしまった・・・。
きっと、これから奈良や京都、大阪へと観光に行くのだろう、客室内では常に子供たちのはしゃぐ声で賑わい、そんな微笑ましい光景をじいさんのように眺めていた。

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そして懐かしの和歌山に到着。

これまでずっと四国にいたためだろう、大きな大陸に降り立った感覚があった。
車の詰め込みで込み合っていたため出発は20分遅れであったが、船は1時ちょうどの定刻通りに到着し、こちら和歌山港側も、これから徳島港へと折り返すフェリーに乗り込む車で長蛇ができていた。
さて、去年のクリスマス前に四国に渡って以来の久々となる和歌山♪
和歌山に戻ってきたことを実感したくて、とりあえず県庁に和歌山駅へと向かう。
”JR和歌山駅”の札を見て、ようやく納得できた。

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吉野家の牛丼で昼食をすまし、そして高野山へと走り出した。

ここからは、奈良、京都としばらく内陸の旅となるだろう。
奈良、京都の観光が外せないのはそうだし、なにより地元大阪の地を踏まないようにしようと思ったからだ。
大阪へは、やはり日本一周を終えてから帰ってきたい思いがある。

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さっそく、高野山へと向かう前ではあるが、ひとつ寄り道したいところが。

それは和歌山電鐵の貴志駅で、実はここ、関西ではちょっと有名なところなのだ。
確か、赤字路線で配線危機にある中、関西の夕方のローカル番組でたびたび取り上げられては一躍有名となった駅で、ずっと前から気になっていたのだ。

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なんと、ここの駅長さんはネコ♪

この日も、寝るのが仕事と言わんばかりに、ふてぶてしい姿を見せていた。
ある程度は予想していたが、ゴールデンウィークとあって予想以上のすごい人!!
みんな、この駅長のたまを見たくてやってきているのだ、まさに招きネコとはこのことだろう。
そんな”たま”の写真を撮るのにすら行列に並び、ボランティアスタッフの方までいる。
しかし、こうもずっと写真を撮られていてはたまも疲れるかも。^^;

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ネコの駅長と言えば、福島の会津鉄道で訪れた”ばす”の駅長も思いで深いが、
こちらは小さなカフェにおみやげグッツも売られ、屋根にはネコ耳の突いた小さいながらもかわいらしい駅舎である♪
駅の関係者さんと日本一周のことではなし、最後はたま電車のシールを頂いた。
たま電車に乗った子供だけに渡しているというシールだから、レアかも♪
ここをすぐに出発しなかったのも、この後に”たま電車”がやって来るとのこと。
これは見なくては!!
と、そんなわけで高野山行きも忘れて長居をしてしまっている・・・。^^;
たま電車にはいっさい広告もなく、本棚まで備え付けられた、凝った内装の車内。
そんなたま電車は観光客でいっぱいにして、走っていた。

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今夜はかつらぎ町にある道の駅”紀の川万葉の里”でキャンプ。

明日はもちろん高野山へと登っていくつもりだ。
そこで朱印帳の最後のページに御朱印を頂き、正式に四国お遍路が終わる。
しかし、この高野山への道のり、この日もいろんな方々から聞いているのだが、
かなりしんどい道のりであるらしい・・・。

きっと明日は大変な1日になるだろう・・・。(^^;)


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[2013/05/03 23:12] | 和歌山
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今頃は・・・
tama
坂道を上っている事でしょう。
無事四国脱出 おめでと。
目指せ奥ノ院。

たま駅長とはさすがだね。

猫の手も借りたい
風ささき
招き猫であり、集客に力を発揮しているんだろうね。
寒いGWだよね、体調管理でペダルをこいでくだ
さい。
帰省し尾道の千光寺に行ったけど、ご朱印の文字
を見たよ、サトシくんもここを訪れるのかと思ったよ

これからは、暑さとの戦いに梅雨入りもあるね。
快適な日は続かない、あたりまえなんだけどね。
受け入れて前に進む。
明日もいい旅を。

ニタマ
石月
写っている猫はたま駅長でなく、ニタマ駅長代行です。

駅舎は和歌山特産の部材でできている

みなさんコメントありがとうございます!!
サトシ
クリスマスに入り、そしてゴールデンウィークにようやく脱出、実に4ヵ月の長かった四国でした・・・。^^;
こうして長くかけてまわった四国ですが、正直妥協してしまった場所も多いです。
徒歩にまたお遍路中心の旅となってしまい複雑ですが、また何かの形でやってこれたらと思っていますよ。
たま駅長、どうやらこの日仕事をしていたのはニタマ駅長代行だそうです。^^;
まさか、代行なんかがいたとは予想外です・・・。
ニタマさん、ありがとうございました。^^;


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自由気ままな一人旅もいいが、2人旅の良さもまたある。

一緒であれば、どんな困難に苦しみだってひとり抱えず、笑い合えば流してしまえた。
きつい道のりも分かち合う仲間がいれば、俄然やる気に燃えるものがあり、
キャンプも心強いものがある。
なんていったって、旅を終える旅人が多いこの寒い時期にも負けず走り続け、
そしてキャンプする仲間がいたことが嬉しくてしかたがない。

そんな2人最後の朝はのんびりとした時間を向かえた。
最後というのはべこさんと別れる日であるからだ。

足のはやい豆腐に、重たくて仕方がない白菜を使い切るため、
今朝はこれでもかとほり込んだボリューム満点の味噌煮込みうどんを作ることにした。
しかし最近そうなのだが、今朝も気温の低さにガスがうまく気化してくれず苦戦・・・。
こちらも固まる寒さというのに、常にカセットボンベを握りしめて暖めてやる必要があったりと、朝飯ひとつにも大変な作業であった。
気化温度の低い特殊な冬用のカセットボンベを使えばいい話のだが、やはり一般のと比べ値の張るものに、またホームセンターなどのそろった店でしか置いていないため、これでなんとかやっている。
べこさんも鍋に張り付くように、同じく苦労していた。

1220DSC09097.jpg今朝の様子

1220DSC09100.jpg朝食はボリューム満点の味噌煮込みうどん♪

朝食をゆっくり、また日本一周のプレートの修理をしたりと、
気づけばとっくに9時をまわっていた。

撤収が終われば、潮岬から4日間ともに走り旅してきたべこさんともお別れである。
べこさんは大阪へ、そして自分は徳島へと四国にここから渡るからだ。
自分もべこさんと共に大阪へ入っていくのが一番であっただろうが、四国お遍路88ヶ所を回り終えた結願の報告をするのがこの和歌山の高野山であったため、ここから徳島へとフェリーで渡ることにしたのだ。

そんなべこさんとは、再びどこかであえるんじゃないかと話し合っている。
ともに目指すは南下していった鹿児島だからだ。
そんな彼の旅もまだ長く、四国を経て鹿児島まで南下したのち、再び日本海側を北上し福島へと帰る。
”またどこかで”その奇跡をこれまで何度も叶えてきたから、
今回もどこかでばったり出会いそうな気がしてならなかった。

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1220DSC09107.jpgべこさんと♪

そんな日を願って、最後は手を振って別れた。
ありがとう、そしてお気をつけて。 (>_<)/

旅647日目 「歩き旅に向けて・・・」

こうして別れをすませて、再び一人旅に戻っていった。

一人になれば途端に思い出したかのように、
イヤでも視線を集めるこの重装備で街を駆け巡る自分が、ちょっと恥ずかしい。
日本一周プレートをカバンの中へとしまいたいぐらいだ。

さぁ、自分も徳島へ!
と行きたいところだが、この街でやり残したことがある。
そう、昨日はまさかの臨時休館で入ることのなかった和歌山城だ。

また、この先始まるお遍路の旅に備え、家から郵便局留めに荷物をお願いした。
そんな荷物の届く日までこの街でのんびりするつもりでいる。
べこさんを見送ったあとはしばらく和歌山城公園を散策、
そして開城のころを見計らって和歌山城へと上がっていった。

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今朝の青空は城も浮かび上がるような際だつ白さに見せてくれた。
天守閣からの展望に期待を胸に400円を支払って中へ。

早速入り口では現存する門に向かえられ高まる雰囲気であったが、
天守閣は戦時中の空襲で焼けてしまい、現在のものは鉄筋コンクリート造りの昭和33年に再建された城であるそうだ。
階段を上がればコツコツ足音の響く露骨なもである。
しかし入り口には再建当時の城の作る様子が映し出されたビデオが流されていて、
誰もが見向きもせずに通り過ぎ去っていくものだが、これがけっこうおもしろい。
それでいて城の見方も変わるものだ。
かっこつけているんだけどなんかダサい、そんな彼らは今はどうしているのだろうかと、高度成長期でがんばる彼らのたくましさをみた気がした。

写真が禁止であったのが残念だが、鎧にかぶと、刀など城主徳川家ゆかりの品々が展示されたフロアを見たのち、天守閣へ。
天守閣からは映える空に、そしてくっきりとした和歌山市外地の街並みを望んだ♪

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旅648日目、旅649日目

家からの荷物の件もあり、いつ徳島へ渡るか悩んだのち、
明日に明後日と雨が続く天気に、同じくこの和歌山市街地に停滞。

そんな2日間はブログに荷物の整理、
これから始まる四国でのお遍路の準備などにあたっていた。
いちばんの気がかりは歩いてお遍路を回る数ヶ月間もの長い間、どこに自転車をおいて置くかだった。
とりあえずは1番札所に相談してみることにしている。
うまくいくだろうか、断られたら自転車でお遍路をせざる終えないかもしれない。

この先始まる歩きお遍路では旅のスタイルも大きく変わることだろう。
そう思って、家から送ってもらった荷物の中に一眼レフを入れてもらった。
デカいボディにちょっと重たい奴だが、写りは文句なし♪
歩き旅だからこそ、これからはバシバシ写真を撮っていけるんじゃないかと思って、
愛用していたものを送ってもらったのだ。
写真が大好きなだけに楽しみでいる♪

雨の21日はネットカフェで寝泊まり、次の日は再び公園でテントを張って寝ることに。
思わぬ、この和歌山市街地に停滞をしてしまった。

1220DSC00533.jpg次の日からは雨・・・

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7月20,21,22日 おしまい。


[あとがき]
1月10日、現在は徳島県阿南市福井町です。
順調よく22番札所の平等寺まで打ち終えたのですが、
ここにきて風邪を引いてしまいました・・・。(> <)/

なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
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読んでくれてありがとうございます
クリックしてもらえるとうれしかな・・・。

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[2013/01/10 07:34] | 和歌山
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べこ
おひさ!  べこです!(^_^)   風邪、大丈夫かい!?

サトシくんの記事を見返して、四日間の出来事思い出していたよ~♪  楽しかったわ!(・∀・)

オレもサトシくんにはお世話になったし、おかげで想い出が濃いものとなったよ。 和歌山の人々との出会い、ラジオ出演とか一緒だったから呼び込めたものかもしれないなー

こちらこそありがとう!(^_^)  いま四国の愛媛に来ているから、近くなったら連絡するよ!  また会おうぜ!

では!

栄養補給
風ささき
よく寝て、よく食べる。
どちらも、おそらく寒空の下では困難かな。
インフルエンザも流行っているから、手洗い・
うがい、マスクして寝るといいよ。
せめて、温かいものでも食べれたらいいね。
お大事に、明日もいい旅を。

承認待ちコメント
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歩きお遍路!?
夢見草
お遍路うらやましい~ ><
私も時期が来たら歩きお遍路に行くつもりです!
装備は買ってあるんだけど、使われずに部屋の片隅で置物になっています。(夜逃げセットみたいw)

インフルエンザなど流行していますが、風邪には気を付けて、無理せず頑張ってください。
私は先々週に熱が38.5度まで上がってしまった(^^)

べこ さんへ
サトシ
お久しぶり~♪

やはり、正月の桂浜計画は失敗だったんだね。^^;
自分もトボトボ歩いているので、その辺でバッタリと出会えそうだよね。

その時を楽しみにしているよ。
お気をつけて♪ (>_<)/

風ささき さんへ
サトシ
あれはインフルエンザだったのかな・・・。
そのご、1週間以上も長引く風邪をこじらせてしまいました。^^;
この旅2度目の風邪です。
2年近くも旅して2度の風邪なら、元気にやっていっている方なのかな。
今では元通り、元気に旅してますよ♪

ありがとうございます、明日もいい旅してきます♪

夢見草 さんへ
サトシ
おぉ、夢見草さんもインフルエンザですか・・・。
こちらもなかなか治らず、長いこと苦しんでましたよ。(> <)/

夢見草さんもお遍路計画ですね。
再び自転車ですか。
お勧めは出会いの多い歩きですよ。(笑)
ひと足先に八十八ヵ所巡ってきます~♪

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平坦に戻った道のりに流れる景色を横目、
みかんの町、有田を過ぎてからというもの、立ち止まることなく進んだ。
しかし、ゆいいつ足を思わず止めた場所があった。

そこに慣れ親しんだ”大阪”の2文字があったからだ。

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残すところ100kmをきった大阪は、観光もせずひたすら走り続ければ1日で我が家にたどり着けてしまえるんだなと、2年近く離れた我が家のことを思ってしまった。
散歩を嫌がり歳を食ったという愛犬に会いたいし、自分の部屋へと帰りたい。

なにより半年後に帰ると言い残して旅出た2年前から、
ずっと待たせてしまっている家族がそこにいる。

嬉しい一方、複雑な思いであるのも、旅を終えるまで家には帰らないと決めた自分の中でのこだわりに、ちょっとばかり後悔した自分がいたからだ・・・。

べこさんと共にする旅もこの日までとなった。
いつも以上に楽しいかった、笑い合った日々をありがとうと言いたい。
さぁ、今日もいろんな街を走り抜けた。
それぞれの街の歴史に目を丸くした、そんな日であった・・・。

旅646日目 「鼻をくすぐる町」

決めたわけでもなく、2人ともに目を覚ましたのは7時になろうかというころ。
今朝も肌を突き刺す寒さは、わずか4℃であった。

朝露で水気を含んだテントを裏表と丁寧に乾かしながら朝食の自炊、
持ち合わせのもので、べこさんと味噌煮込みうどんを作って食べた。
味噌やお酒など、あれやこれやと適当なものにしてはおいしくできたんじゃないだろうか。
そんな面白おかしく朝から騒がしい自分たちに、
なんと隣の家のおばさんが温かいゆで卵にコーヒーを持ってきてくれたのだ。
朝の寒空の下、そんな温かさに2人して感動してしまうばかりであった。

1219DSC08915.jpg昨夜は玉置さんが管理する駐車場でキャンプ

1219DSC08918.jpg今朝の自炊は住宅街の駐車場とあって近くに水場がなかったため、
   お酒などをいれてなんとかやりくり・・・。^^;


1219DSC08920.jpgそんな適当に作った味噌煮込みうどんにしては上出来な味に♪

1219DSC08922.jpg撤収も終えて、出発!

自炊の後片付けも終わり、乾かしていたテントもしまって8時半に出発。

出発前には再び玉置さん夫妻が仕事前だというのに来てくれ、
応援と共に今日のお昼にとお弁当まで頂いてしまった。
本当にお世話になりました、ありがとうございました。

時折降る小雨に寒い風のなか、襟もとをきつく締めて出発。
べこさんと共に国道42号線を進み和歌山市街地をめざした。

1219DSC08927.jpgここから前方の山を越えるしんどい峠道に・・・。^^;

1219DSC08936.jpg峠の中腹で休憩・・・。

1219DSC08943.jpgまだまだ続く峠道、さらには雹まで降ってきてしまうのだ。(> <)/

1219DSC08945.jpg ”殿!!”
 
今日も峠が待ち受け、厳しい道のり。(> <)/

たまに降ってくる小雨も峠では雹へと変わり、耳が凍りそうなくらいに寒い中の走行にしては息を切らし、寒いのかどうなのかよく分からない感覚であった。

峠を2つ越え、下った先は湯浅町。
実はこの湯浅町、醤油の発祥の町として”醤油のふるさと”と言われている。
町からすぐいった興国寺の僧侶が鎌倉時代に中国から味噌の製法を学び、
その味噌樽の底に溜まった、本来は捨てる液を元に醤油の製法が始まったという。
また、この湯浅町の水が醤油に適したものであったことも、
その後の醤油の町としての繁栄を支えてゆくものだったそうだ。

そんな醤油の町に寄り道することにした。

1219DSC08977.jpgそこは醤油の蔵が立ち並ぶすてきな町並み

1219DSC08989.jpgこの湯浅町、醤油のふるさととして知られた町であった

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重厚ある趣の建物が軒を連ねた北町通りは、
   国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されているところ。


国道をそれると、そこは低い二階建ての町家に醤油蔵がきれいに並んだ、
時代を伺わせる世界へと2人迷い込んだ。

そんな湯浅の町もふつうの日本の風景だったのだろうけど、今では特別。
国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定された、
”醤油のふるさと”としてちょっとした観光地となっている。
そんな歴史ある醤油蔵などが並ぶ北町通りの一角に、
創業170年の歴史をもつ老舗醤油屋の「角長」がある。
100軒近くもの醤油屋が軒をつらねていたものの、現在ではこの角長を含めて町に残るのは数件のみ、大手がそのシェアを握る中でもこうして作り続けていけるのも、
こだわりのある醤油が支持されてのことだろう、
資料館となった蔵では、長年使われていた仕込み樽など、
醤油と職人の汗がしみこんだ角長自慢の歴史を見て回った。

熱を通すものが一般的な中、ここでは火入れをしない”生”の醤油を自慢げに語る角長の店のおばあちゃんに、いつもは財布のひもが固いべこさんもお店自慢の高価な醤油を買って、自炊で使う時を楽しみにしているようであった。
町を歩けば路地にまで流れてくる、不思議と癖になる醤油のおいしい香り。
どこのメーカーにしろ醤油なんてどれも同じだろうと、そんな思いはとんだ誤解で、
醤油の意外な奥の深さに驚くばかり。
醤油ひとつに思いを込める町があったからだ。

ここまでよだれが溢れてくるとは思ってもいなかったことだが、
まだ香りが鼻をくすぐるなか、そんな醤油のふるさとを後とした。

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鼻をくすぐる香りの次は甘い香り、醤油の次はみかんだった。

有田みかんで有名な有田市に入り、右にも左にも、甘い香りに包まれそうなほど、
あたり一帯には、あちらこちらでみかん畑。
見上げれば、山裾から急な上の斜面にまで続いた所狭しと並ぶみかんの木に驚いた。
路肩にみかんが転がっているほどである。

そんな有田みかんを福島の家族へ送るべこさんに一つ頂いたのだが、うん!うまい♪
確かにそこらのみかんとは違う、すごく甘くておいしいものだ♪
おいしいみかんは本当に美味しいんだなと、
先ほどの醤油の町と同じく、みかんに思いをかける有田の町を見た。

市街地のスーパーにあったベンチを借りて昼食に。
今朝頂いたお弁当をほどくと、思わずニンマリ♪
久々に口にするトンカツに舌をならせて食べたのだ♪
玉置さん、最高においしいお弁当ありがとうございました。

1219DSC08999.jpgこのあたり一帯はどの山の斜面にもみかん畑!

1219DSC09015.jpg同じ有田みかんの中でも、いろんな値段があって迷うばかりだ。

1219DSC09012.jpg家族に送るみかんを選ぶべこさん

1219DSC09027.jpg空からみかんが降ってきそうなくらいに、見上げてもみかん畑♪

1219DSC09018.jpgお弁当はなんとトンカツ♪(>_<)/
 
午後から天候も回復し、差し込む日差しに温かくして走る。

平坦に戻った道のりに景色を流しながら、
みかんの町、有田を過ぎてからというもの、立ち止まることなく進んだ。
しかし、ゆいいつ足を思わず止めた場所があった。

そこに我が地元”大阪”の文字があったからだ。

1219DSC09041.jpgついに道路標識には大阪の文字が!!

残すところ100kmをきった大阪は、観光もせずひたすら走り続ければ1日で我が家にたどり着けてしまえるんだなと、2年近く離れた我が家のことを思ってしまった。
歳を食ったという愛犬に会いたいし、自分の部屋へと帰りたい。
なにより半年後に帰ると言い残してからずっと待たせている家族がそこにいる。

嬉しい一方、複雑な思いであるのも、旅を終えるまで家には帰らないと決めた自分の中でのこだわりに、ちょっとばかり後悔した自分がいたからだ・・・。
奈良、京都の方へと大阪を迂回するルートと悩んだが、 
和歌山からフェリーで四国の徳島にわたるつもりで今はいる。
だから、大阪へと入ってゆくべこさんとはもうすぐお別れであった。

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紀伊半島をぐるりと回って長いこと一緒してきた、
静岡県浜松市から始まった国道42号線も、いよいよ終わりに近づく。

向かい合って並ぶコーナン(ホームセンター)にジョーシン(家電量販チェーン店)なんか、もう地元大阪でよく見る顔合わせじゃないか、
それだけでホント嬉しくなるばかりだった♪

それまでの田舎も県立医科大付属病院をすぎれば徐々に街並みへと変わり、
気づけば片側3車線となった大通りに車とにらみ合いながら、べこさんと2人、
和歌山市街地へと入っていった。

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1219DSC09049.jpg堂々とした趣のある和歌山県庁

まずはじめは県庁所在地に来たということで和歌山県庁舎へ。

行き交う人にキョトンとした目で見られる中での記念写真もべこさんと一緒なら気にならず。(笑)
県庁は歴史的価値をにおわす格調高い堂々とした趣が好きになった♪

次に向かった先は県庁からすぐそこ、
もちろん和歌山城なのだが、なんてこった・・・。

べこさんと二人、期待して向かうも年末大掃除中とのことで、まさかの臨時休館日!!
そんな日にやってきてしまった我々はなんてついていないんだと、
シャッターの降りた受付前で立ち尽くしてしまった・・・。(> <)/

仕方なしに城の周りをぐるっと一周し、和歌山の街並みに、
大阪の方には、阪神工業地帯の立ち並ぶ煙突に工場が見えた。
天守閣からでなくとも、小高い虎伏山の上に建つお城からの景色は納得した。
数多くのビルが空に突き出す和歌山の街並みは、
自分の中で思い描いていたものよりもずいぶんとたくましい街に感じる。
そんな和歌山、べこさんにも驚かれたのだが、大阪のすぐお隣の県にもかかわらず、
実は初めて足を踏む地であるんだ。^^;

天守閣に上がることは出来なかったが、同じ敷地内にはミニ動物園があって、
小さな敷地に無料とあってあまり期待していなかったのだが、クジャクにフラミンゴ、ポニーなど、城にそぐわないものだが、けっこう楽しめるところであった♪

1219DSC09050.jpg和歌山城城主で徳川家康の息子、徳川頼宣

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1219DSC09062.jpgこれを見たときは本当に驚いたし・・・。

1219DSC09059.jpgまさかの臨時休館で天守閣には上れず・・・。(> <)/

1219DSC09064.jpg和歌山市街地の景色

1219DSC09074.jpgフラミンゴ♪

その後は駅にほど近い、井出商店という和歌山ラーメン店で夕食に。

和歌山ラーメンといえばここらしく、店内は大盛況であった。
メニューは豚骨醤油のみで迷うまでもなく、大盛りにしてもらい800円。
そんなオニ高い夕飯に悪くはないが、味はこんなものかなって感じだろうか・・・。

べこさんもそんな様子で、ちょっとばかり残念であった。^^;

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1219DSC09080.jpg和歌山駅で情報収集

1219DSC09082.jpg和歌山駅前の様子、電源が欲しいのだが意外にもマクドがない・・・。

1219DSC09086.jpg夕食は勧められた井出商店で和歌山ラーメン♪

その後はイズミヤのフードコートで2人向かい合ってブログ。
閉店の9時までいたのち、ライトアップされた天守閣を望む公園の小高い丘にテントを並べて寝ることにした。

そして、べこさんとは明日の朝でお別れだ。
フェリーで四国の徳島にわたる自分に、べこさんは大阪へと明日から入っていく。
楽しい日々を本当にありがとう、
2人の最後の夜を過ごした。

1219DSC09087.jpgイズミヤのフードコートで二人そろってブログなのだ。^^;

1219DSC09095.jpg今夜の寝床はライトアップされた和歌山城を望みながら♪


12月19日 おしまい。


走行時間 4:49[h]
走行距離 70.5[km]
平均速度 14.6[km/h]
最高速度 54.6[km/h]

天候:くもりのち晴れ
体調:良好

キャンプ地:和歌山市街地の公園


[あとがき]
1月5日、現在は徳島市街地。
四国お遍路も17番札所の井戸寺を終え、順調に進めていってます♪

なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
yaku@docomo.ne.jp


旅全記事リスト http://teriyaki830.blog.fc2.com/archives.html

読んでくれてありがとうございます
クリックしてもらえるとうれしかな・・・。

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[2013/01/05 19:59] | 和歌山
トラックバック:(0) |

あれが大阪の碑(標識)だ、だね
風ささき
ホームシックにかかるところだけど、月日が流れ
ているから、遠い昔のことに思えてしまうね。
旅は道連れも終了、いつものペースで日常となっ
た自分だけの旅の1日に。
道は続いてる、目の前の目的の場所まで。
これからも、臭覚を刺激する匂いを感じ太陽の光
を感じ目にするはじめての風景の色彩を感じ明日の旅へ。
明日もいい旅を。


ケンゾーサン
 ”角長”の醤油は前通販で購入した事があるんですよ、美味しい醤油でした。 ただ一人で使うには量が多く、一番美味しい時期は逃してるんじゃないかと思います。 また買ってみようかな~。


風ささき さんへ
サトシ
自分て、旅する前は何していたのかなとか、
自分の部屋の様子さえ忘れかけてきた自分がいるんですよ。^^;
そんなとき、あぁ長く旅しすぎたかなとか思ったりします。

ホームシックは旅の初めに思って思って、思い疲れて忘れていたのですが、
こうして家に近くなると再び思い出しました。^^;

今日も、明日もいい旅を頑張ってきます。

ケンゾーサン さんへ
サトシ
角長の醤油を買っていたとは、やはり全国的にも名高いものなんですね~。

こだわりのあるものに、たかが醤油、されど醤油なのかなと、
醤油の味がよくわかる豆腐と食べればおいしそうですね。
自分も家族のお土産に送ればよかったかなと、今更ながら思ってます。^^;



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