ただいま~♪
こうして歩いて旅している自分に不思議な気分、
いろんなことを考えながら歩く旅は、めまぐるしく景色の移り変わる自転車と違って考える時間を与えてくれるようだ。

1DSC09293.jpg

さっそく四国のおもてなしの心にも触れた。

挨拶をすれば、ねぎらいの言葉とともに深々とお辞儀をしてくれるおばあさんまでいる。
それも、こんな自分になんかだ・・・。
宗教には無頓着で仏教のなにも知らない自分が日本一周のついでにお遍路をしているなんてガッカリされないよう、しっかりと想いを込めて回って行きたいと思う。

とはいっても一人の人間として遍路を楽しみたいとも思っている。
そんな想いとともに初めの一歩を踏みだした。

千二百年前の高僧、弘法大師の足跡をたどる旅へと・・・。

旅653日目 「おもてなしの心」

ゲストハウスといえど、部屋はテントの中と変わりないぐらいに寒かった。
しかし布団はやはり気持ちがいい♪
名残惜しい布団に別れを告げ8時過ぎにオーナーに見送られてゲストハウスを出発。
これまで、旅立つたくさんのお遍路さんの背中を見送って来たのだろう、
お遍路について聞きたいことは山ほどあるが、残念ながらもう時間だ。
最後に簡単にだが、般若心経の読み方などを教えてもらった。

やはり背中のザックがずっしりと重くのしかかる。
それだけでない、ちょっと体が重いと感じるのも、昨夜は夜中まで話していたこともあり、どうやらこの疲労感はそんな寝不足気味からきているようであった・・・。
いくらお遍路の文化か根付いた町とはいえ、
やはり白衣姿を行き交う車に見られるのはちょっとばかり恥ずかしい。
横断歩道を渡るときなんて信号待ちをする車の真ん前を下を向いて歩くばかりである。^^;

遍路道はガードレールや電柱にはお遍路さん用の赤い道しるべシールが貼られているため地図を広げるまでもないようだ。
ザックに振り回されつつも二番札所の極楽寺まで1kmほどの距離に15分ばかりで到着することができた。

2DSC09297.jpg二番札所 極楽寺

5DSC09307.jpg装備はこんな感じ、重い・・・。^^;

3DSC09305.jpg極楽寺本堂

さっそく本堂で納め札にロウソク、線香を3本をあげる。
この3本は過去、現在、未来を意味するという、そして般若心経を唱えた。

これを本堂よりちょっと小さな大師堂でもロウソクから再び同じことを繰り返すというのだから正直、ちょっと煩わしく感じている・・・。
と、罰当たりなことを言ってしまうが、それが正直な感想であるのだ。^^;
しかしお遍路をしておいて適当な参拝は出来ないので、この寺2度目の般若心経は高速で唱えた。
そんな一連の立ち振る舞い、朝の掃除をする人前であったため、なにか間違ったことをしてしまっていないだろうかと、ちょっとドキドキしての参拝であったんだ・・・。^^;

境内にはこの先巡ることとなるお遍路八十八ヶ所すべてのお寺がかかれ、
先の長い巡礼の入り口に過ぎない二番札所に立っていることがよくわかる。
四国の隅々どころか、内陸まで足を踏み込むお寺も多く見られ、
歩いてめぐる自分には途方もない世界を歩くような感覚にたたされた・・・。^^;

八十八ヶ所の多さに今更ながら、ちょっと大変なことに手を出してしまったかな。

4DSC09306.jpgお遍路の札所の位置がそれぞれ書かれた地図。
   ずいぶんと散らばっているな~ ^^;


境内を出るとき、石川県から来ている牛島さんと再会。

再会というのも、実は同じゲストハウスに泊まり昨夜は共にしていたのだ。
牛島さんは区切り打ち(何度かに分けて回っていく)のため、この旅で八十八ヶ所すべてを回らないそうだが、自分と同じく歩いて札所を巡っていくためペースは同じ。
ということで、一緒に回っていくこととなった。
やはり2人でいると楽しく、お遍路姿の恥ずかしさも忘れるほどであった。
30代半ばの年で柔道整復師の資格を目指して専門学校で勉強中で、
学校の冬休みを利用して、前々から興味を持っていたお遍路へとやってきたという。
柔道整復師、聞けば聞くほど奥の深い仕事に、
普通の整体師とは違った、またそんな柔道に特化した医療もあるんだなと、
道中話しながら自分の知らない世界の話しに興味深く聞き入ってばかり。
ずいぶんと遠回りをしたというが、車の整備士などいろんな仕事を経て自分のやりたいことを見つけた牛島さんは希望に満ちあふれている気がする。

早速、四国のおもてなしの心にふれることができた。

タバコ屋へ線香のライターを求めて入ると、そんなつもりはなかったのだが、
お接待でどうぞ、と店員のおばさんからライターをそのまま頂いてしまったのだ。
ここで初めてのお接待をしてもらえば、途中で入った商店でもチョコのおまけ。
またお遍路道には至る所で休憩ができるようにと用意されたイスやテーブルが並び、
なかにはお茶に充電までどうぞと至れり尽くせりのお接待ではないか・・・!!

噂には聞いていたが、そんな地元の方々のもてなしの風習に感動するばかりである。

16DSC09343.jpg お遍路の道のりにはこうしたお接待の看板をよく見かけた。

17DSC09346.jpg この日は牛島さんとのお遍路、少し心強かった。

1226DSC09320.jpg岡宮神宮では樹齢700年の見上げる大クスの木

15DSC09342.jpgここ鳴門と言えば鳴門金時だろうか、安い♪

18DSC09350.jpg牛島さんにうどんをご馳走になってしまいました♪

金泉寺に大日寺、地蔵寺と順調に打って(お遍路で言うお参り)いった。

三番札所の金泉寺では話に夢中になっていてしまったせいか、有名な黄金井戸を覗き忘れてしまった。
覗いて顔が映らなければ3年以内に死ぬと伝わる井戸だが、
まぁ、覗いて映らなかっても困る。^^;

四番札所の大日寺は少し山を上がったところにあるためしんどかったが、
2人して話しながら行けば、気づけばお寺に到着ということが多く疲れも忘れることができたようだ。

7DSC09316.jpg三番札所の金泉寺ではお遍路ツアー団体さんも。

11DSC09329.jpg四番札所の大日寺が山を登らされて疲れた・・・。^^;

12DSC09338.jpg五番札所の地蔵寺

9DSC09325.jpg地蔵寺奥の院の五百羅漢
数多く並ぶ羅漢の中に必ず縁のある故人の顔があるという


13DSC00631.jpg御朱印はこんな感じ♪

21DSC09365.jpg六番札所の安楽寺

初日でここまでやってこれるとは思いもしなかった六番札所の安楽寺には5時の納経時間が迫る中での到着。
この日、最後のお参りを2人並んで済ました。

牛島さんはこの寺に用意された宿坊に泊まるという。
その値段を聞けば食事付とあってちょっとお高め・・・。 ^^;
自分は近くの公園でテントを張ろうかと思ったのだが、寺の山門が善意でお遍路さんに開放しているというので喜んでそちらにすることにした♪

2人が横になればいっぱいになる小さな屋根裏部屋みたいなところに、
ちょっと埃っぽさが気になったが、風は防げそうである。
今夜はここで寝泊まりすることにして牛島さんと別れた。
火気厳禁のために夕飯のパスタは寺の駐車場までゆく。
そんなもんだから、ちょっと震える夕食であった。^^;

今日1日だけでも体はへとへと。
途中からは軽装の牛島さんについて行くのに精一杯な日であった。
歩き疲れたこの日は、まだ明るい5時にはシュラフに潜ることに。
シュラフに潜り込んだとき、服と体には爺臭いほどお線香の香りが染み込んでしまっていることに初めて気がついた・・・。^^;

22DSC09374.jpg今夜の寝床はお寺の山門♪

23DSC09384.jpg ちょっと埃っぽいかな・・・。^^;


12月26日 おしまい。

歩行距離 およそ16.3km

天候:晴れ
体調:良好

キャンプ地:六番札所の安楽寺 山門(徳島県板野郡上板町)


[あとがき]
1月30日、高知市街地に到着♪
高知、見どころが多そうで長くなりそうなのだ。(笑)

なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
yaku@docomo.ne.jp


旅全記事リスト http://teriyaki830.blog.fc2.com/archives.html

読んでくれてありがとうございます
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[2013/01/30 22:10] | 徳島
トラックバック:(0) |

歩み
風ささき
自分の道、四国の道、お遍路の道。
生きることが修行、重い足取りも修行。
自分自身へプレシャーの連続、体を痛めつけ
ながらも、楽しんでいるよね。
実行中の計画、修正しながら、一歩一歩確実に。
焦りという字は、サトシくんの辞書にはない?
いつかは、出発地点に戻れるしね。
明日もいい旅を。


注意されても
他人事対応 笑 何様だろう

承認待ちコメント
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風ささき さんへ
サトシ
さすがにこの長旅に、家に帰りたくて仕方がないですよ。^^;
気分の浮き沈みが激しくなってきた気もします。
へこむ日はとことんへこんで、かと思いきや次の日の晴天の青空に気持ち良く旅している自分がいたりします。
早く帰りたいけど、ここまでやって来たなら、最後まで旅を後悔のないまでにやり遂げたいし、悩むところですね。^^;
とりあえずはまだ、前に進む元気がある限りこのままの旅でありたいです。

注意されても さんへ
サトシ
前日のコメント欄の電源の拝借についてですね。
何様ってつもりはないけど、自分なりの答えを出したつもりでした。
しかし、犯罪と言えばそうなので自覚はしてます。

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