ただいま~♪
40年間学校で教師を担っていた。
しかし戦争の話は生徒たちに一度もせず、予科練出身だということも隠していた。
当時は子供たちに話すものとしては慎むものとされ、
学校でも話さない、体験者も話さない。
それが戦争を知らない今の若者たちになってしまったのだと・・・
おじいさんはそれを心配していた。

このブログで、おじいさんが伝えたかった話の一部でも分かってもらえたらと思う。

旅379日目 「予科練」

話は青空広がる今朝にさかのぼる。

AM7:50起床、昨晩の残りで簡単な朝ご飯。
テントを撤収し、その後は青空の下、
記念館が開館する9時まで黙々とベンチでブログに意気込む時間が続いた。
しかし照りつける日差しが画面を見にくく、そんな画面を釘居るように見つめての作業は思うようにいかないものだったが・・・

予科練平和記念公園にて
resize0951.jpg

周りが賑やかになる前に撤収!!
resize0952.jpg

ブログをするんだけど、よく見えない・・・
resize0953.jpg

そのモダンな外観から特攻隊の資料館というよりは、美術館に入るようなそんな気分のもと、AM9:00になれば開館と同時に予科練平和記念館に足を踏み入れた。

分かっていても衝撃をうけてしまう・・
長崎でもそうだが、自分はこのような戦争の記念館ではひどく沈んでしまうようだ。
修学旅行でなければ友人も家族もいないなか、ひとりじっくり見ていたこともある。
当時の机、ハンモック、遺品の数々にを手に触れ、
足は宙に浮いたような、ぐっと心は当時へと引き込まれたような気分、
決して広いとは言えない館内ではあったが、そのひとつひとつの重みにゆっくりと目を通していけば3時間もいってしまうこととなった。
それでも遺書とも言える彼らの純粋な家族への思いを綴った日記など読み切れないものばかりに心残りがある。

そんな予科練のことを簡単に説明すると、
予科練とは海軍飛行予科練習生の略称で、その入学には体力だけでなく学問の難関試験を突破し、海軍兵学校に次ぐエリート校といわれた。
家族のため、日本のためにと多くの若者が憧れの空を目指して訓練に励んでいた。
しかし特攻隊にはそんな多くの予科練の生徒が選ばれていく。
まさかそんな形で空を飛ぶとは思ってもいなかっただろう。
当初、特攻隊へは志願を募る形で編成されたというが、
緊迫した戦況で彼らにそんな選択の余地は無かったと言える。 
志願しなければならない状況でそんな思いは、遺書の中にその心をかいま見ることができた。
もし自分がそこにいれば、自分もいっていたことだろう・・・

館内にはそんな大空を夢見て入隊し、
そのごの特攻に至るまでの苦悩の日々が紹介されてある。

そして最後に出会ったのが、冒頭にも書いたスタッフのおじいさんとの出会いだ。
83歳になるおじいさんは元予科練14期生として訓練を受けたひとりであった。
13期生が特攻最後の部隊となったのだから、
そう、14期生のおじいさんはぎりぎり免れたといえる。 
それに対しては、だから先輩に生かされ、またそんな先輩たちの遺言を伝えなきゃという使命を背負い続けて生きていた。

40年間学校で教師を担っていたが、当時は子供たちに話すものとしては慎むものとされ、戦争の話を生徒たちに一度もせず、自分が予科練出身だということも隠していたそうだ。
それが戦争を知らない今の若者たちになってしまったのだと、
おじいさんはそれを心配していた。

お年寄りが話す戦争話に、また始まったとかうんざりせず、耳を傾けてほしい。
またそういった犠牲が礎になって今の時代があるといわれ、
そん特攻で散っていった先輩を犬死と思わないで欲しいと、
なおじさんの話を聞いてれば心をジーンと震わすものがあった。

時の経過が、自分の中でまた別の世界の物事へといざなっていたかもしれない。
彼らの素顔が今の自分たちと全く変わらないことに驚き、それがショックだった。
自分が丸刈りをすればそのように、逆に当時の彼らが髪を伸ばし染めたりでもしたら渋谷にでもよくいる若者だ。
自分自身、何も知らなかったんだと痛切に感じた。

外に出てきたときには、青空にほっと胸をなで下ろし、
なにか過去の時代から天国に帰ってきたような気分、
決して広くはないものの、中は一度じゃ受け止めきれないたくさんの記録に詰まった、  
そんな予科練平和記念館だった・・・ 

resize0956.jpg

resize0954.jpg

戦後67年を迎えた今、当時を語れる人はもう数少ないのだろう・・・

天候:晴れ
体調:良好

キャンプ地:予科練平和記念公園

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[2012/06/11 16:07] | 茨城
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時代
風ささき
自分では、生まれる時代は選べない。
それが宿命と呼ばれるものなのか。
今、こうしてブログにコメントを書き込めるのも。
自由に自分の時間を使える時代だから。
当たり前に過ぎ行く時間の重み、ごくごく普通の
一日の有難さを再認識しないといけない時代が
今なんだろうね。
まさに今を生かされているんだろうね。
明日もいい旅を。

タイムスリップ
ぱんら
荻原浩という作家の [僕たちの戦争]は 現代の
サーファーが予科練の生徒とタイムスリップするお話。ドラマにもなったらしい。。。

時代や状況が激しく違っても、日本人の男の子っていう根本は一緒。何か通じるものがあるのかもね。

お年寄りの話にちゃんと付き合ってメッセージを受け取ったサトシくん、えらいぞ!




板垣哲夫
>足は宙に浮いたような、ぐっと心は当時へと引き込まれたような気分、

いいですねぇ。ありきたりではなく、自分の言葉で表現していて。
勝手に気に入りました(笑)。

自分と当時の若者も変わらないというくだりもいいですね。

つとに文章が上達していると感じます。
特に客観的な文。理系だからなのか、わかりやすい解説に自分の感想を織り交ぜていくところはちょっと唸らされますね。

サトシさんが感じたことが伝わってくるかのようです。
結局、文章って、上手い下手というより、伝わるか伝わらないかということの方が大事だと個人的には思います。
技術的にいくら優れていても、伝わらなければ意味ないと思うし。
反対にどんな拙いものでも心を打つものはありますし。
まあ、極論ですけど。


こういった戦争に関する資料館はいくつか訪れたことはありますが、サトシさんみたいにここまで自分の気持ちを明快に表現することはわたしにはできませんでした。
なんですかね、感じることがありすぎて冷静に心の動きや感情を見れないのかもしれないし。はたまたあまり感じることがなかったからなのかもしれないし。自分でも謎です。

まあ、サトシさんの場合は、ちゃんと見たい、感じたいという強い気持ちで臨んだからなのかもしれませんが。ちゃんと向き合っているからなのかと。
気弱なわたしは、その覚悟かなかったのかも、と今ふと思いました。
そう考えると意気込みって大事なのかなと思ったりします。





サトシ  皆さんコメントありがとうございます♪
サトシ
風ささき さんへ

この時代でよかったっと本当にありがたく思いますよね・・・
彼らの時代に生まれて生きていたらと思うと、ぞっとします。(> <)
今の自分たちに出来ることといえば、当時の話を風化させないことなのかなと、その大切さにも気づかされたような思いです。


ぱんら さんへ

「僕たちの戦争」という、予科練のドラマがあったんですか!、現代の子とタイムスリップというのが、今の自分たちと変わらない普通の子供たちだったと言いたかったのかもしれないですね・・・


板垣哲夫さんへ

過去に修学旅行などでこういった戦争の記念館には入っていても、ここまで思うことはなかったかなと。やはり人と一緒だとどうしてもカッコつけてしまい、強がってしたのかなと思います・・・

自分の感じたことがそのまま伝わればいいなと思って書いていたので、そう言ってくれると嬉しいばかりですよ、ありがとうございます!

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この記事へのコメント:
時代
自分では、生まれる時代は選べない。
それが宿命と呼ばれるものなのか。
今、こうしてブログにコメントを書き込めるのも。
自由に自分の時間を使える時代だから。
当たり前に過ぎ行く時間の重み、ごくごく普通の
一日の有難さを再認識しないといけない時代が
今なんだろうね。
まさに今を生かされているんだろうね。
明日もいい旅を。
2012/06/12(Tue) 18:23 | URL  | 風ささき #AqmfRd.w[ 編集]
タイムスリップ
荻原浩という作家の [僕たちの戦争]は 現代の
サーファーが予科練の生徒とタイムスリップするお話。ドラマにもなったらしい。。。

時代や状況が激しく違っても、日本人の男の子っていう根本は一緒。何か通じるものがあるのかもね。

お年寄りの話にちゃんと付き合ってメッセージを受け取ったサトシくん、えらいぞ!

2012/06/13(Wed) 00:58 | URL  | ぱんら #-[ 編集]
>足は宙に浮いたような、ぐっと心は当時へと引き込まれたような気分、

いいですねぇ。ありきたりではなく、自分の言葉で表現していて。
勝手に気に入りました(笑)。

自分と当時の若者も変わらないというくだりもいいですね。

つとに文章が上達していると感じます。
特に客観的な文。理系だからなのか、わかりやすい解説に自分の感想を織り交ぜていくところはちょっと唸らされますね。

サトシさんが感じたことが伝わってくるかのようです。
結局、文章って、上手い下手というより、伝わるか伝わらないかということの方が大事だと個人的には思います。
技術的にいくら優れていても、伝わらなければ意味ないと思うし。
反対にどんな拙いものでも心を打つものはありますし。
まあ、極論ですけど。


こういった戦争に関する資料館はいくつか訪れたことはありますが、サトシさんみたいにここまで自分の気持ちを明快に表現することはわたしにはできませんでした。
なんですかね、感じることがありすぎて冷静に心の動きや感情を見れないのかもしれないし。はたまたあまり感じることがなかったからなのかもしれないし。自分でも謎です。

まあ、サトシさんの場合は、ちゃんと見たい、感じたいという強い気持ちで臨んだからなのかもしれませんが。ちゃんと向き合っているからなのかと。
気弱なわたしは、その覚悟かなかったのかも、と今ふと思いました。
そう考えると意気込みって大事なのかなと思ったりします。



2012/06/14(Thu) 14:00 | URL  | 板垣哲夫 #-[ 編集]
サトシ  皆さんコメントありがとうございます♪
風ささき さんへ

この時代でよかったっと本当にありがたく思いますよね・・・
彼らの時代に生まれて生きていたらと思うと、ぞっとします。(> <)
今の自分たちに出来ることといえば、当時の話を風化させないことなのかなと、その大切さにも気づかされたような思いです。


ぱんら さんへ

「僕たちの戦争」という、予科練のドラマがあったんですか!、現代の子とタイムスリップというのが、今の自分たちと変わらない普通の子供たちだったと言いたかったのかもしれないですね・・・


板垣哲夫さんへ

過去に修学旅行などでこういった戦争の記念館には入っていても、ここまで思うことはなかったかなと。やはり人と一緒だとどうしてもカッコつけてしまい、強がってしたのかなと思います・・・

自分の感じたことがそのまま伝わればいいなと思って書いていたので、そう言ってくれると嬉しいばかりですよ、ありがとうございます!
2012/06/21(Thu) 12:45 | URL  | サトシ #-[ 編集]
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