ただいま~♪
今日はとにかく歩かなければならなかった。

「尾瀬国立公園」の地図」広げれば、
まさに国立公園の端から端まで歩くことが分かる。

いつもの自転車の旅からバックパッカーに、そして荷物を絞りに絞って選んだ最低必需品の品々が背中の50リットルザックになんとか収まっている。
こうして重い荷物を背負って長距離を歩くのはもちろん初めての経験であるため不安でいっぱいだ。

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そんな今日1日の行程をざっとまとめると、
初めに山道を約3kmほど下り山ノ鼻ロッジへ、そこから上田代、中田代、下田代と尾瀬ヶ原の湿原約8kmを横断し、さらに林道を約9km歩く。
さらにさらに! 最後は会津駒ヶ岳の入り口である檜枝岐村まで車道を13kmも歩かなければならなかった。
10kgはゆうに越えているだろう、テントにシュラフ、自炊用品や一眼レフカメラなど無理やり押し込みパンパンに膨れ上がったザックを背負っての山道を含めた計30kmにも及ぶ大変な一日だが、
こうするのも自転車となれば日光側から大回りしたうえ峠を繰り返し、とても一日じゃたどり着けない道のりだからだ。
数日間の予定ではあるが、この旅はじめての山旅がはじまった。

旅475日目 「山旅」

最終確認のつもりでザックの荷物の整理をしていれば、
その傍らでは朝の5時だというのに、登山口の鳩待峠は人々でにぎわっている。
話は今朝に戻り、自分の頭も目が覚めれば昨夜書き残した日記から始まった。
たまにイスからずり落ちそうになったが、それでもぐっすり眠れた夜だった。
やはり軒下の安心感はテントの中よりも断然快適だ、明日の朝はなんとしてもお礼を言わないと・・・
天井を見つめながらそんなことを考えていたら眠りに落ちたようだ。
ところが今朝になり掃除にやってきたのはここを解放してくれたおじさんでも、また昨夜ビールを持ってきてくれたおじさんでもなく、自分にテントを張ったらいかんと注意してきたおじさんであった・・・
それでもお互い思うことは同じで、気まずさからの打開をはかるべくして始まった会話からすっかり心打ち解けあい、この先のこと、そして山の話などいろいろ楽しい話ができた。
気持ちよく撤収にあたる。
尾瀬のみなさん、ありがとうございました♪

今朝の鳩待峠は霧が・・・!!
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今朝の天気は今一つ。

空にはすきま無く張りつめた雲、そして午後から雨の予報であった。
その雨が明日も続くようであり、念には念を、
再び山小屋の倉庫の脇へ置かせてもらえることとなった自転車にはしっかりカバーを掛けクリップで留め、
そしてAM7:25、ザックひとつに歩き出した。

さて、冒頭にも書いたがそんな目指す檜枝岐村までの道のりは長い。

鳥のさえずりを聞きながら1時間ほど山道を下り、
たどり着いた山ノ鼻ではキャンプ場の自炊場を借りてラーメンを作って、
ここでまだであった朝食をすました。

水も冷たい新たなものに汲み直してから尾瀬ヶ原へと再び歩き出した。

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ザックの横ポケットに入れておいたボトルがしゃがみ込んで撮影した時などに気づかぬうちに落としたようで、水がなければ今日1日歩けないではないか・・・!、
っと焦りながら必死に探し道を引き返すハプニングもあったが、無事にボトルも拾い、そしてコースタイム通り2時間ほど歩き見晴十字路へと来る。
ここから御池へと、進路を大きく北に変えるところだ。
広大な湿原を眺めながら15分ほど休憩し、のどを潤してから出発した。

この先は湿原、林道、そして再び湿原の繰り返しとなる。
燧ヶ岳のふもとを延びる燧裏林道からは尾瀬といえどもひと気はなく、
空をも隠すちょっと不気味な雰囲気に包まれたブナの森に、またこれまでのものと比べ古く朽ちた木道には何度も足を取られそうになってしまった。
熊と遭遇したら終わりだなと、熊鈴を未だに買えていないことを後悔しながら、
またこれまで快調であった足もさすがにこの頃から疲れが出だし、足裏の痛みもひどくなるばかりだ。

ここから長く、そしてつらい山道が続く・・・

休憩・・・
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それだけに視界の開けた湿原へとくりでるたびに、ホッとするひとときであった。
ベンチの置かれた休憩所に腰を下ろし、最後の行動食であるビスケットを口にする。
遠くには雪を被った越後の山々が見え感動した。

日本にも、まして本州にこんな景色があるんだな~
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御池は尾瀬の北側の入り口だ。

歩き続けた燧裏林道は3時間にも及び、足の痛みにこらえながらの到着であった。
見覚えのある”あかべこ”に、
そしてバスにかかれた”会津”の文字に、福島に来たことを喜んだ。
立派なロッジを目に、今日はここまでにしようかとも迷ったが、
食料が底をつきかけていたのを思いだし、渋々村へと歩き出すしかなかった。

そんな最後の13kmの道のりを前にして、さらには時計の針は4時になろかという頃、
それでも”無料”の文字に誘われロッジに併設された尾瀬ブナの森ミュージアムを覗くのは自分らしいのだろう。
しかしこの先檜枝岐村までまだまだ歩かなければならなかったこともあり、
落ち着いてゆっくり見ることができなかったのが残念だ。
ちなみに無料のわりにはしっかりとした資料館で、
尾瀬の魅力にその貴重さ、楽しみ方などいっぱいに紹介されている場所であり、
尾瀬への興味をよりいっそう深める機会となった♪

尾瀬の北の入り口、御池ロッジ
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檜枝岐村への道のりはまだまだ続く!!
そして心配していた雨もぱらぱらと降り初めてしまった・・・ (> <)

ここから国道352号線を下って檜枝岐村まで3時間も歩くことになるとは・・・!

舗装された道路にさらには下りとあって何とかなるだろうと見込んでいたが、
足裏に加え、今度は下りにブレーキをかける足膝が痛みだし疲れもピークに。
何度かガードレールに腰を下ろしてしまうほどであった。
またずっしり肩に食い込むザックの重みにも、肩が悲鳴を上げ、
なかなか進まぬ足に、また相変わらず降りしきる雨もつらいばかりである・・・

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そんな心折れる道のりにひと声、声援を贈ってくれたのがモーカケの滝だった。

平安時代の装束である腰にまとった裳(も)をかけた様子に似ていることでその名がついた滝は、遠く離れたデッキからの見物ではあったが、白く細長い織物のような美しさが本当にあった。
じつはこれまでの燧裏林道で2つほど、疲れから数キロの寄り道も苦痛となり、
もういいだろうと、こうしてスルーして来てしまった滝がある。

どんなに疲れていようとも、
やはり見ておくべきところは見ておかないとと思いで来た甲斐はあったものだ。

ちょっと遠いけど、モーカケの滝
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もう歩いた距離は30kmになるだろう、
今日だけでずいぶんと靴底をすり減らし、最後はくたくたPM6:40に檜枝岐村に到着する。

予想以上にかかってしまった道のりに、その後の予定が狂ってしまった!
ご褒美においしいものでもと考えていたのだが、
聞けば村唯一のスーパーであるJAストアーは6時で営業を終えてしまっていた。
そして商店、さらには温泉も諦めることとなり、自販機のジュース1本すらも飲めぬ状況・・・
それもこれもこれまた営業を終えた郵便局のATMでお金を引き出すことができず、
財布の中は昨日から依然としてカラのままであるからだ。

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20分も歩けば端から端までたどり着く山間に細長く延びた小さな村で、
この村の収入源はなんだろうか、
日本百名山の会津駒ヶ岳への登山口である村の肩書きだけでどうにか保っている、そんな村に感じた。

そして降りしきる雨、そして今夜はどこで寝ることにしようか・・・
また明日も雨の予報に途方に暮れながら集落を歩き回り、そして行き着いたのが村役場の前に立つ観光案内所であった。
公衆トイレがそばにあり、雨風が防げる軒下、そしてなにより大きな声ではいえないのだが電源の確保が決め手である。
他から見れば、こんなところで寝なくてもと思われるのだろうが、実はそんな理由があった。ゴメンナサイです(> <)/

残り1つとなるラーメンにアルファ米(水でふやかすだけで食べられる高価な非常食)のお茶漬けを食べる。
明日の朝はここをすぐに撤退できるようするためテントは設営せず、
そしてアラームを4時半にセットした携帯を枕元に置けば、日記を書き終わった10時、そのまま軒下でシュラフにくるまって寝ることにした。

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明日も雨の予報で会津駒ヶ岳登山はあさってへ持ち越しとなりそうだ。
この小さな村でどのように過ごそうか、居場所がないだけに悩むばかりである・・・



7月1日 おしまい。


天候:曇りのち雨
体調:良好

キャンプ地:桧枝岐村観光案内所の軒下 (福島県南会津郡檜枝岐村)


[あとがき]
7月13日、栃木県宇都宮市街地に再び来ました。
明日には栃木市、そして群馬県前橋に戻る予定です。
ブログが尾瀬での圏外などで遅れを取ってしまったのでこの前橋でリアルタイムに追いついてから、先に進む予定です。

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[2012/07/13 23:02] | 福島
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ついに7月
風ささき
今年も、折り返し地点、サトシくんの旅は、折り返ししてるのかな?
木道が延々と伸びてすごいね、人力だよね、熊出没中のようだから、あちこちでニュースで、ソロだしね、登山の人が多いときに山は道連れがよさそうだね。
懐は寒い、足は痛い、いつも肩にバックを掛けて鍛えて?いても、肩も悲鳴だね、雨で心細い夜。
サトシくんの旅らしいか、都会で栄養補給して再開だね。
明日もいい旅を。


Fjirou
ひと気があるところで、鈴をチンチン鳴らして
山歩きを楽しんでいる人は他の人の事等考えていない、ハッキリ言ってうるさい。

小鳥のさえずりとか自然の音が聞こえなくなってしまうのにチンチンならしている。

私が何時も思うのは、こんな人に限って一人で
ひと気のない怖い所を歩いた事は一度もないだろうなって。

でもサトシさんには熊鈴は必要だと思います。

私はザックのポケットに入れておいて
必要かなって思った時に付ける事にしてます。

今回の尾瀬歩きで、竜宮からヨッピ橋まで
ひと気がなかったので付けて歩きました。



骨を鍛える
ぱんら
おもーいバックパック背負っての30キロ歩きって。。。サトシ君体力あるねえ。何かで読んだけど、自転車はすごくいい運動だけど自転車ばっかりだと骨が弱くなるんだって。
足の骨には地面に打ち付ける時の衝撃が必要なんだってさ。だから歩きとチャリのコンビは最強らしい。

パンパンのバックパックにピカチュウが忍び込んでたのね。なんか嬉しいな。連れて行ってもらえて。




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ついに7月
今年も、折り返し地点、サトシくんの旅は、折り返ししてるのかな?
木道が延々と伸びてすごいね、人力だよね、熊出没中のようだから、あちこちでニュースで、ソロだしね、登山の人が多いときに山は道連れがよさそうだね。
懐は寒い、足は痛い、いつも肩にバックを掛けて鍛えて?いても、肩も悲鳴だね、雨で心細い夜。
サトシくんの旅らしいか、都会で栄養補給して再開だね。
明日もいい旅を。
2012/07/13(Fri) 23:19 | URL  | 風ささき #AqmfRd.w[ 編集]
ひと気があるところで、鈴をチンチン鳴らして
山歩きを楽しんでいる人は他の人の事等考えていない、ハッキリ言ってうるさい。

小鳥のさえずりとか自然の音が聞こえなくなってしまうのにチンチンならしている。

私が何時も思うのは、こんな人に限って一人で
ひと気のない怖い所を歩いた事は一度もないだろうなって。

でもサトシさんには熊鈴は必要だと思います。

私はザックのポケットに入れておいて
必要かなって思った時に付ける事にしてます。

今回の尾瀬歩きで、竜宮からヨッピ橋まで
ひと気がなかったので付けて歩きました。

2012/07/14(Sat) 21:35 | URL  | Fjirou #IvUk1TA2[ 編集]
骨を鍛える
おもーいバックパック背負っての30キロ歩きって。。。サトシ君体力あるねえ。何かで読んだけど、自転車はすごくいい運動だけど自転車ばっかりだと骨が弱くなるんだって。
足の骨には地面に打ち付ける時の衝撃が必要なんだってさ。だから歩きとチャリのコンビは最強らしい。

パンパンのバックパックにピカチュウが忍び込んでたのね。なんか嬉しいな。連れて行ってもらえて。


2012/07/14(Sat) 23:58 | URL  | ぱんら #-[ 編集]
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