ただいま~♪
鳥のさえずりが響きわたる朝6時のキャンプ場。

さて、本来なら撤収を終え至仏山へと歩き初めている頃だろうか。
ところが今朝は寝坊してしまい、このとき出発どころか目が覚めたばかりであった!
これでは遅すぎた!

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なにより至仏山の登山の前にここから15kmほど、
時間にして実に4時間も登山口まで歩かなければならない。
もう、このときばかりは広大な尾瀬の広さに嫌気が刺したほどだった。
7時に早々眠りにつき、夜中に書き始めた日記に仮眠のつもりで寝てしまえばそのまま朝まで目をあけることもなく寝てしまったという、期末テストの一夜漬けでよくやってしまうケース、過ぎ去った時間を嘆いても仕方がないが、
そんな昨夜を反省しながら撤収にあたっていた。

山小屋から離れた森の中、キャンプする人も自分以外にもう一組夫婦の方のひそひそ声が聞こえてくるぐらいで、静かなキャンプ場であったこともある。
それにしても大きく予定を狂わせてしまったと、後悔していた朝だった・・・

旅479日目 「また花咲くころに・・・」

こうして長く旅をするものの道の駅や公園でキャンプする事が多いためか、意外と思われるかもしれないが尾瀬に来てからキャンプらしい朝を向かえている気がする。

しかし、問題は冒頭でも言ったように寝坊だった。

急ごうにも結露でびしょびしょのフライシートが乾くまではどうすることもできず、
コトコト沸き上がるラーメンを待つにしろ長く感じてしまった。
さらには連日の歩き詰めに足裏にはまめができてしまったようで、
トイレに向かうにせよ痛みをこらえ、まともに足裏をついて歩けない状態だ・・・
ここでもう一泊してしまおうかとも考えたが、800円と高いキャンプ代に残すところあとわずかとなった食料の不安がそうはさせず、結局は日程を変えるものかと、
半乾きのテントを片づけ、山小屋へキャンプサイトのプレートを返還、
そんな至仏山登山口である山ノ鼻へと慌ただしく出発したのが7時半のことだった。
因みに至仏山は朝の9時までに入山するよう注意書きがある・・・
遅くなってしまったが、それでもまだ至仏山を諦めた訳ではなかった。
山のふもとまで尾瀬ヶ原の盆地だ、
登山口までコースタイム4時間のところを3時間ぐらいで歩き、
寝坊してしまった遅れを取り戻せたらと急いでいたのだ。

しかし、それはすぐに断念してしまった・・・
山頂には雲が掛かり、今日一日何度も見上げてしまう空で天気は今一つ。
見上げるたびにため息がでるほどで、これでは山頂からの展望も期待できないだろう、わざわざつらい思いをしてまでと、登る気力も吸い取られる曇り空だった。
そしてもう一つ、やはりテントからパソコンまで50リットルザックいっぱいに詰め込んだ背中のザックはずっしりと肩に食い込み、数キロごとに荷物を置いて肩を休めないと苦しかったからだ。
さらに追い打ちをかける足裏のまめの痛み。
体が「もう今日はいいじゃんかー」と言っているかのようにだるさをおぼえ、
この調子でさらにはこの先待ち受ける至仏山に登る気力も体力も自信がなく、
情けない話だが、意気込んで歩き出した1時間後には尾瀬沼の休憩所でぐったり、
そうしてしまってからはすっかり急ぐ気持ちも無くなってしまった。
そんな尾瀬沼休憩所では小屋を吹き抜けていく風が気持ちよく、
また美しい尾瀬沼を眺め、その居心地の良さになかなか腰が持ち上がらなければ、
今日の至仏山登頂を諦めた瞬間でもあった・・・

尾瀬沼の休憩所でひと休み・・・
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標高1400mの高山地帯に7月の暑さはなく、
木々の生い茂る日陰に入ればひんやりとした空気が肌を震わすほど。

川があれば魚がいないか覗き込み、ベンチがあれば座って休憩する。
開き直ってのんびり行くことにきめてからは、ゆっくりこの尾瀬の自然を楽しむことにした。

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今日の登頂は諦めたが、前方にそびえる山が次に登る至仏山だ。
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広大な尾瀬ヶ原をのんびり歩くこと4時間・・・
いやそれ以上かけて至仏山登山口である山ノ鼻に到着したころはお昼を大きく回る。

さて、今日の至仏山登頂は諦め明日への持ち越しになるのだが、
「晴れるといいな♪」っとドキドキしながら目にした掲示板にはもう幻滅した!
なぜかというと、明日の天気が雨とあったからだ!!
さらには、今夜には雷注意報をともなう雨とあるではないか!!
明日も登頂できないとなると、登山はあさってへ・・・
そして高いキャンプ代がかさんでいく。
それはまだいいとして問題は食料にあった。
ザックには即席ラーメン2食分を残すのみで、こんなの今夜には食べ尽くしててしまうだろう。
悩みに悩み抜いて決断したのはザックを再び背負い山道へ向かうことだった。
その先は自転車を置いてある鳩待峠である。

木道で整備された山道を歩くこと1時間・・・
観光客で賑わう鳩待峠に到着したのは2時過ぎのことだった。
久々に対面した自転車の無事を確認し、そして荷物のパッキング。
恥ずかしながら会津駒ヶ岳は登ったが、至仏山はまだであること、
そして再び来ることをお世話になった鳩待山荘の神埼さんに伝えお礼を言った。
食堂で寝させてもらい、さらにはこの数日間、山小屋の倉庫に置かせてもらえたからこそこうして自転車も荷物も無事であったのだろう。
ありがとうございました!

こうして尾瀬を後にすることになったが、決して至仏山を諦めた訳ではない。
日光白根山に男体山を先に登頂してくるつもりだ。
数週間後にまた戻ってくることにすれば、
ちょうど尾瀬が花のシーズンであるニッコウキスゲで湿原が黄色く染まった時期、
また花の咲くころを楽しみにし、長かった尾瀬を後とすることにした・・・

鳩待山荘の神埼さんと。
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久々にまたがる自転車の感覚が嬉しかった♪

行きは3時間かけて一生懸命登った鳩待峠も下りは悲しくなるほどあっという間の20分で下り終え、見えてくるは懐かしの戸倉温泉街だ。
つい先ほどまで温泉に入りたい思いでいっぱいであったが、気持ちよく快走し風を切って走り抜けた今ではどうでもよくなってしまい、
雨の心配もあってスーパーのある片品村までそのまま下ることにした。

「401」という変わった名前をしたスーパーで買い物。
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今夜の夕食に鶏肉♪ 
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ちなみにこの先向かう日光白根山の方向へは日光まで全く店がないというから、
残金1600円すべてを駆使して買い込み、そして次の日光白根山の登山に控え、
悩みに悩んでの買い物であった。
選ぶといっても、棚はすかすかの寂しい店内に満足に買い物はできなかったのだが、しかし形が悪いという理由でまとめて売られていたキュウリ10本150円の値段には手にし思わず興奮、マヨネーズをつけてかじれば野菜不足にもちょうどいいだろう。
残金わずか58円になってしまった会計時にはひやひやしながら見守っていた。

尾瀬大橋を渡っている最中、川岸に公園をすぐに見つけることができたのだが、
しかし、そこにたどりつくまでに行き止まりや坂道やらで、
なかなか一筋縄でたどり着くことができずに少し苦戦、
公園は新しくできたようで、トイレも新築のような香りに期待するコンセント♪
しかしありそうでない電源ソケット、残念ながら電源は確保ならずガッカリした・・・

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先ほど購入した鶏肉を焼いて夕飯にし、そしてブログもほどほど横になった。


7月5日 おしまい。


走行時間 1:09[h]
走行距離 22.4[km]
平均速度 19.2[km/h]
最高速度 49.0[km/h]

天候:曇り
体調:良好

キャンプ地:片品村 公園 (群馬県利根郡片品村)


[あとがき]
群馬県前橋に来ました♪
この先、至仏山を登れば、登山の場所を北アルプスへ移すつもりです!

なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
yaku@docomo.ne.jp

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[2012/07/21 11:54] | 群馬
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もう1本かあ
風ささき
来月は北アルプスの人だね、登山ラッシュなんだろうね、締めは秋の富士。
ゲリラ豪雨に注意して登ってくださいな。
昨日・今日は、涼しくて楽だよね。
明日もいい旅を。


通りすがりの元旅人
[背中のザックはずっしりと肩に食い込み]
で、もしやと思ったのですがザックを肩で背負っていませんか?
登山用のザックは腰で背負うんですよ!!
もしも、肩で背負っていたのであれば荷物の重量問題はかなり改善されると思いますんで試してみてください。



NoLimit
登山お疲れ様でした~ 実は僕も高校時代は山岳部だったのでよく登山にでかけていました^^ 北アルプスに行った際には是非槍ヶ岳へ行ってみてくださいね(一部上級向けらしいですが) それと↑の方も行っているように登山の荷物は腰のバックルをしっかりとしめて腰に重量がかかるようにするのがポイントですよ^^ 

愛知県に来た際には尾瀬の話を聞きたいと思いますがいつ頃愛知には来られますか?

おつかれ
ぱんら
尾瀬ヶ原って広いんだねえ。でもとっても爽やかそうで素敵なとこみたい。


ぱんら
つづき

コメントもっと長く書いたのに一行めしか送れなかった。なんでやろ?
だからちょっとだけ続きね。

質問!尾瀬の遊歩道っていうのか、あの木の小道ってどれぐらいの幅なん?すごく狭く見えるんやけど、落っこちたりしないん?右側通行なんかな?

北アルプス、本格的になってきたね。気いつけて楽しんで来て下さい。

コメントありがとうございます!
サトシ
風ささき さんへ

人でいっぱいのアルプスが予想されるけど、単独の自分には安心できる山旅になるんじゃないかと、プラスに考えていますよ♪
富士山にも登れるよう、ちょっと急がないと・・・
中央、南アルプスまで足を伸ばすのは難しいのかもしうれないです。


通りすがりの元旅人 さんへ

腰で背負う、ハッとさせられる言葉でした!
それはウエストベルトをきつく締めるということでしょうか!?
これまでベルトをきつく締めるどころか、はずして登山していたこともあるので、とても勉強になりました!
これだけでも疲労感はぜんぜん違ってくるんでしょうね、ありがとうございます!


NoLimit さんへ

槍ヶ岳、楽しみにしている山のひとつなので絶対に向かいますよ!あの尖がりは大好きです♪
NoLimitさんは山岳部ですか~
ものすごく鍛え上げられているんでしょうね。
この夏はアルプスの山々を登り、再び海岸線に戻って愛知県に到着は秋以降かと。
もう、気長にしていてください~


ぱんら さんへ

この湿原地帯を横断するのに4時間もかかるので、本当に広いです!
開放感は最高に抜群ですよ♪
話に夢中になり肩幅ほどの木道から足を踏み外す方もいました。けっこう危ないんですよね・・・
自分も景色に見とれてふらふらしていたので危なかったかと思います。(> <)
右側通行で、ほとんどの木道が複線化されていましたよ。

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この記事へのコメント:
もう1本かあ
来月は北アルプスの人だね、登山ラッシュなんだろうね、締めは秋の富士。
ゲリラ豪雨に注意して登ってくださいな。
昨日・今日は、涼しくて楽だよね。
明日もいい旅を。
2012/07/21(Sat) 14:30 | URL  | 風ささき #AqmfRd.w[ 編集]
[背中のザックはずっしりと肩に食い込み]
で、もしやと思ったのですがザックを肩で背負っていませんか?
登山用のザックは腰で背負うんですよ!!
もしも、肩で背負っていたのであれば荷物の重量問題はかなり改善されると思いますんで試してみてください。
2012/07/21(Sat) 19:19 | URL  | 通りすがりの元旅人 #-[ 編集]
登山お疲れ様でした~ 実は僕も高校時代は山岳部だったのでよく登山にでかけていました^^ 北アルプスに行った際には是非槍ヶ岳へ行ってみてくださいね(一部上級向けらしいですが) それと↑の方も行っているように登山の荷物は腰のバックルをしっかりとしめて腰に重量がかかるようにするのがポイントですよ^^ 

愛知県に来た際には尾瀬の話を聞きたいと思いますがいつ頃愛知には来られますか?
2012/07/22(Sun) 21:42 | URL  | NoLimit #-[ 編集]
おつかれ
尾瀬ヶ原って広いんだねえ。でもとっても爽やかそうで素敵なとこみたい。
2012/07/24(Tue) 13:59 | URL  | ぱんら #-[ 編集]
つづき

コメントもっと長く書いたのに一行めしか送れなかった。なんでやろ?
だからちょっとだけ続きね。

質問!尾瀬の遊歩道っていうのか、あの木の小道ってどれぐらいの幅なん?すごく狭く見えるんやけど、落っこちたりしないん?右側通行なんかな?

北アルプス、本格的になってきたね。気いつけて楽しんで来て下さい。
2012/07/24(Tue) 14:07 | URL  | ぱんら #-[ 編集]
コメントありがとうございます!
風ささき さんへ

人でいっぱいのアルプスが予想されるけど、単独の自分には安心できる山旅になるんじゃないかと、プラスに考えていますよ♪
富士山にも登れるよう、ちょっと急がないと・・・
中央、南アルプスまで足を伸ばすのは難しいのかもしうれないです。


通りすがりの元旅人 さんへ

腰で背負う、ハッとさせられる言葉でした!
それはウエストベルトをきつく締めるということでしょうか!?
これまでベルトをきつく締めるどころか、はずして登山していたこともあるので、とても勉強になりました!
これだけでも疲労感はぜんぜん違ってくるんでしょうね、ありがとうございます!


NoLimit さんへ

槍ヶ岳、楽しみにしている山のひとつなので絶対に向かいますよ!あの尖がりは大好きです♪
NoLimitさんは山岳部ですか~
ものすごく鍛え上げられているんでしょうね。
この夏はアルプスの山々を登り、再び海岸線に戻って愛知県に到着は秋以降かと。
もう、気長にしていてください~


ぱんら さんへ

この湿原地帯を横断するのに4時間もかかるので、本当に広いです!
開放感は最高に抜群ですよ♪
話に夢中になり肩幅ほどの木道から足を踏み外す方もいました。けっこう危ないんですよね・・・
自分も景色に見とれてふらふらしていたので危なかったかと思います。(> <)
右側通行で、ほとんどの木道が複線化されていましたよ。
2012/07/28(Sat) 09:53 | URL  | サトシ #-[ 編集]
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