ただいま~♪
この日も順調に寺を巡って行き、十番札所までやってくることができた。

3日目にして早くも十番札所までやって来たなんて、これでは八十八ヶ所もあっという間に思えてしまうかもしれないが、
序盤の十番札所までが比較的寄り添ってくれているだけである。

地図を見る限りこの先山深い道へと遍路道は延びてゆき、
いよいよお遍路は修羅場へと入ってゆくのだろうか・・・。

271227DSC00697.jpg

そもそも、このちょっと恥ずかしい白衣の装いは険しい道中にお遍路さんがいつ何処で死んでしまってもいいようにと死装束を装ったのが始まりらしい。^^;

空海が歩いた千年前にはスーパーやコンビニなんて便利なものはもちろんなかったことだろう、そんなスーパーでパンケーキを口にしながら疲れたとため息をもらしている場合じゃないが、それでもやっぱり大変な1日であった・・・。

旅654日目 「赤い案内人」

山門で寝れることに嬉しくてそうしたが、
鼻先はつんとし、夜中はテントより寒かったのではないだろうか・・・。

昨夜は5時には早くも寝袋にくるまっていたため、遅れるばかりであるブログのひとつでも投稿しようと夜中に一度は起きあがるも、なんせそんな寒さに集中力がはかどらず・・・。
ぐたぐた何度もアラームを遅らせてはずっと寝袋に横になってしまってしまい朝を迎えてしまったのだから、うつうつとした起床であった。

夜中に少し食事をして起きていたいた以外は、実に12時間は寝てしまったんじゃないだろうか。^^;
疲れてしまうほど寝たはずなのだが、それでもまだまだ眠れてしまいそうで、
しかし、さすがにいつ牛島さんがやってくるかわからなかったし、またいつ住職さんがこの頭の上の鐘を突きにくるかも分からなかったため7時には撤収を開始した。

11227DSC09385.jpg安楽寺の山門で寝たのだが、寒かった・・・。(> <)/

宿坊に泊まっていた牛島さんが来てくれ手からは、今朝もちょっとばかり話をする。

牛島さんはこの日でお遍路をいったん切り上げれば、高知の観光を楽しんでから石川県へと帰るため、今日もちょっとばかり一緒に回れたらと思っていたがそうはいかないようだ。
寒さに思うように進まない撤収にもうしばらく時間がかかりそうであったので、
待たせては悪いと牛島さんには先に行ってもらうことにした。
牛島さんも区切り区切りで地道に八十八ヶ所すべてを巡るそうなので、
そんな結願を目指すもの同士、旅の成功を祈って別れた。

さぁ、この日はどこまで行けることだろうか。
歩き旅になってから、いまいち感覚がつかめないままであるが、
とにかく行ける札所まで巡っていければと思う。
遅れること1時間、8時にようやく自分も安楽寺を出発した。

251227DSC00693.jpg

どこかボランティアの方が貼られていったのだろうか、わからないが、
この日もそんな至る所に張られた”赤い道しるべ”を追ってゆく。

へんろみち保存協力会が発行する、歩いてお遍路するならこれ!って感じで勧められて購入したお遍路地図なのだが、これがとにかく見にくく、
そんな地図を見て進むより、この赤い道しるべに従った方がわかりやすくあった。

遍路道とその僅かな周辺のみを切り取ったものが1枚のページにいくつも連ねるため、
図が細かく分断されて、それぞれ方角がバラバラな上に周辺の情報がわかりにくく、地図をいろんな方向に傾けてはととにかくイライラするほど見にくいものであったのだ。
皮肉なことだが無料で受け取ったパンフレットの地図の方がまだ役に立ち、
そんなせっかく購入した公式地図はザックの中へとしまっている。

またはじめはコツコツ音をたててついていた杖だが、
カメラを構えれば片手をふさぐ金剛杖が昨日はちょっと邪魔であった。
弘法大師が宿る杖に対して邪魔物扱いするのは失礼だが、
アスファルトが続く平地では特に必要とせず、逆に握りしめる手が疲れるだけであって、そんな杖は考えた末にザックの横側に縦に突き刺して持ち歩くことにした。
ちなみにこの大師様が宿る金剛杖を持つことで同行二人を意味し、
共に巡礼をしていることとなっているので、大切にしなければならない。

51227DSC09403.jpg道に至る所に貼られた赤い道しるべが次の札所へと案内してくれていった。
   地図よりこちらを頼りに進んだほうがわかりやすいかんじだ。^^;


31227DSC00650.jpg七番札所までは田園風景の間をたどる遍路道が続いた

151227DSC00670.jpg池も凍ってしまっている。^^;

まず初めに向かった七番札所の十楽寺までは僅か数キロの距離であったため、
テキパキ歩いてすぐに到着、そこはまだ誰もいない朝の静かな境内であった。

”七”番札所なのに十楽寺、その由来は忘れてしまったがなにか書いてあった。
きれいに整えられたお香立てが一番乗りであることを教えてくれる。
幸先良く参拝が済めば次のお寺へと、そんな十楽寺を静かに後とした。

81227DSC09413.jpg七番札所 十楽寺

61227DSC00658.jpg十楽寺に並ぶ水子地蔵

その後も順調に打ち続け、午前中だけでも七番、八番、そして九番札所と着々と寺を打っていった。

大型バスでやってくるお遍路ツアーの団体さんや車で回る夫婦の方など、
それぞれのお寺でいろんな方と話す機会があった。
慣れた方は歌うようにリズムよく大声で般若心経を読み上げ、お坊さんと変わらないものであった。

111227DSC00662.jpg

101227DSC00660.jpg

121227DSC09429.jpg

181227DSC09432.jpg八番札所 熊谷寺

161227DSC09430.jpg熊谷寺には四国霊場最古という多宝塔がそびえる。

201227DSC00682.jpgネコ♪

211227DSC00683.jpg法輪寺直進♪

231227DSC09440.jpgなんか爽やか~♪

261227DSC09442.jpg九番札所 法輪寺

九番札所の法輪寺を打ち終え、昼食の為にも遍路道をそれて県道へ。
野菜畑の合間を延びたりと、どこの遍路道も車通りの少ない静かな道はいいのだが、
こうもお店が全くないというのも困っている。^^;

ファミリーというスーパーで休憩にし、ちょうどあった半額の食パンにピーナッツクリームで店の駐車場に座りこんでの昼食であった。
いくらお遍路の風習が染み着いた地とはいえ、
やはり白衣装で店内をうろちょろするのはちょっとばかり恥ずかしさがあった。
遍路するのに白衣を着なければならないと言うわけではないらしいのだが、
しかし、この遍路服を着ているとすぐにお遍路さんとわかり、地元の方にも声をかけてもらえるので、そんな良さもあったりするのだ。

281227DSC09444.jpg半額半額♪

畑仕事をするおじさんにはこの歳でお遍路をしていることをひどく誉められた。
嬉しい反面、若い方のお遍路さんが全くいないのも少しさみしいものだ。

十番札所の山門をくぐって到着を喜んでいたのだが、立石には「是より三三三段」!!
なんとそこから地獄とも言える先の長い石段が待ち受けるものだからショックが大きい。(> <)/
そんな333段も途中から数える気力もなくなり、女厄坂に男厄坂と何とかの思いで越えて切幡山中腹に立つ本堂に到着であった。

しかし長い長い道のりの先には幸せが待っているもので景色はいい♪
そして3時過ぎに無事十番札所の切幡寺を打ち終えることができた。
それにしてもしんどい寺であった・・・。

321227DSC00705.jpg

331227DSC09449.jpg十番札所 切幡寺(きりはたじ)

こうして切幡寺の参拝を終え、3日目にして十番札所まで来たなんてお遍路八十八ヶ所もあっという間に思えてしまうかもしれないが、序盤の十番札所までが比較的寄り添って立地してくれているだけで、この先から地図を見る限り大変そう・・・。

次の十一番札所の藤井寺までが10kmほどと長丁場が待ち受けていたため、
納経時間の5時を考えれば今日はここまでだろうか。
登ってきた石段をたどたどしい足取りで下り、
次の札所へ向かいつつも、テントを張れそうな場所を探し求めながら歩く。

すでに限界に近い体力にすぐにでもキャンプをしたいのだが、
先ほどまでの田舎道から遍路道は町中へと入っていくため、ぜんぜん見つからなくなってしまった。

341227DSC00706.jpg

351227DSC09451.jpg

361227DSC00708.jpg

いっこうに公園も見つからぬまま、
そんな途中にぽつんと置かれたお遍路さんに用意された東屋が。

この下でテントを張ればきっと朝露をしのぐに良さげな場所であったが、
しかし、決してここで寝て下さいと言う意味で作ったとは思えず、
水場にトイレもなければ町中の道路脇にある人目につくような場所であったからだ。

もう持ち合わせる気力すべてを使い果たしてしまったような、くたくたであったが、せっかくの善意を踏みいじることのないよう、
少しばかり休憩をさせてもらえれば再び歩き出すことに。
それでも、いい休憩にはなった。

しかしなかなか見つからない公園に、結局は5時近くになるまで歩き続け、
最後は膝のしみるような痛みをこらえての一歩一歩。

ようやく住宅街を抜け吉野川が見えてきたところで、ここもトイレに水場もない場所であるが、ひと気のない河川敷であったためキャンプすることに。

371227DSC09455.jpgこの日はこんな変なところでキャンプに・・・。^^;

昼食で残した食パンを夕飯にし、
この日もやはり歩き疲れから夕日すら見ることなく就寝となってしまった・・・。


12月27日 おしまい。

歩行距離 およそ16km

天候:晴れ
体調:良好

キャンプ地:吉野川 河川敷(徳島県阿波市)


[あとがき]
高知市街地に滞在中!

なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
yaku@docomo.ne.jp


旅全記事リスト http://teriyaki830.blog.fc2.com/archives.html

読んでくれてありがとうございます
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[2013/02/02 09:11] | 徳島
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お遍路さん、今日はどこまで行ったやら
ぱんら
もう高知まで行ってるんだ、、、どう?本格的な歩きお遍路の感想は?かなりきっついんじゃない?
確か焼山寺ってのが山の上でシンドイって聞いたことあるけど、無事クリアしたみたいねえ。

お接待の心が染み込んでて暖かいねえ、四国は。気温は寒いけど。風邪は全快したん?寝場所の確保相変わらず大変そう。お遍路さん向けの無料の宿場なんてないのかな?昔の人はどうやって泊まってたんだろね?さあ、白装束恥ずかしい気持ち解るけど、明日も胸張ってしっかり御詣りしてきてねえ!頑張れ(^O^)/

足の重さ
風ささき
旅の過酷さを感じる体の異変、サインか。
無理しないでと言っても、限界に挑戦するんだろ
うね。
体の負担を軽減するべく、ザックをキャリーバック
のコロのような手押し車に載せれば押したり引いたり、スタイルは変わるけど、いいのでは。
自転車から、歩きにスタイルを変えたように。
ホームセンターで探してみたらいいかも。
明日もいい旅を。

承認待ちコメント
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ぱんら さんへ
サトシ
お遍路さん用の善意で用意された善根宿、このさきどんどん登場していきますよ。
こんなのが用意される四国の文化に感動するばかりです。
白衣姿も大分慣れてきましたよ♪
というより、自分が白衣姿であることを忘れてそのままスーパーに入って行ってます。(笑)
初めのころには考えられなかったこのなんで、進歩したのかなと。^^;

風ささき さんへ
サトシ
コロコロを使ってザックを引くのもいい手ですね。
しかし、お遍路意外と山の上の寺もあり悩むところです。^^;
あと、なんか旅人っぽくないのかなと・・・。(笑)
しかし、肩の痛みには毎日苦しんでいるので、そんなことを言っている場合じゃないかもしれないですね。^^;

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お遍路さん、今日はどこまで行ったやら
もう高知まで行ってるんだ、、、どう?本格的な歩きお遍路の感想は?かなりきっついんじゃない?
確か焼山寺ってのが山の上でシンドイって聞いたことあるけど、無事クリアしたみたいねえ。

お接待の心が染み込んでて暖かいねえ、四国は。気温は寒いけど。風邪は全快したん?寝場所の確保相変わらず大変そう。お遍路さん向けの無料の宿場なんてないのかな?昔の人はどうやって泊まってたんだろね?さあ、白装束恥ずかしい気持ち解るけど、明日も胸張ってしっかり御詣りしてきてねえ!頑張れ(^O^)/
2013/02/02(Sat) 12:34 | URL  | ぱんら #-[ 編集]
足の重さ
旅の過酷さを感じる体の異変、サインか。
無理しないでと言っても、限界に挑戦するんだろ
うね。
体の負担を軽減するべく、ザックをキャリーバック
のコロのような手押し車に載せれば押したり引いたり、スタイルは変わるけど、いいのでは。
自転車から、歩きにスタイルを変えたように。
ホームセンターで探してみたらいいかも。
明日もいい旅を。
2013/02/02(Sat) 17:35 | URL  | 風ささき #-[ 編集]
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このコメントは管理者の承認待ちです
2013/02/11(Mon) 16:29 |   |  #[ 編集]
ぱんら さんへ
お遍路さん用の善意で用意された善根宿、このさきどんどん登場していきますよ。
こんなのが用意される四国の文化に感動するばかりです。
白衣姿も大分慣れてきましたよ♪
というより、自分が白衣姿であることを忘れてそのままスーパーに入って行ってます。(笑)
初めのころには考えられなかったこのなんで、進歩したのかなと。^^;
2013/02/16(Sat) 00:01 | URL  | サトシ #-[ 編集]
風ささき さんへ
コロコロを使ってザックを引くのもいい手ですね。
しかし、お遍路意外と山の上の寺もあり悩むところです。^^;
あと、なんか旅人っぽくないのかなと・・・。(笑)
しかし、肩の痛みには毎日苦しんでいるので、そんなことを言っている場合じゃないかもしれないですね。^^;
2013/02/16(Sat) 00:04 | URL  | サトシ #-[ 編集]
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