ただいま~♪
ショックだ・・・。

メールでお勧めと頂いたのにもかかわらず、昨日は素通りしてしまっていた。
それは国土地理院にも正式に認定された、わずか標高6,1mの”弁天山”である。
遍路道からさほど離れていなければ、また気になっていた所でもあったのだが、
次の札所ばかりに気を取られていたのもあるだろう、昨日はすっかり忘れ通りすぎてしまっていた。
そんな弁天山、自然にできたものとしては日本一低い山であるそうだ。
そのため、ちょっとした観光地として紹介されてもいるところである。

引き返すとなると10kmほどは戻ることとなるだろうか、そんな10kmほどとはいえ、
徒歩となった今では往復にすると1日掛かりの途方もない距離に思え、
迷うまでもなく、この日も先へ進むこととした。
これまでの自転車なら多少しんどくとも寄り道気分できっと戻る気になっていたと思う悔しさを残して・・・。

そんなことを昨夜になってようやく見返した地図に気づかされた。
お遍路を終えたときはまたこの徳島へと一周して戻ってくることになるから、
自転車旅に戻ってそのときに立ち寄ることにしようかと思う。

ただ、そのときにまた忘れてなければいいのだが・・・。

旅665日目 「みかんな日」

6時に起床。
綺麗な朝日を見たから、今日もいい天気となりそうだ。
しばらくはテントのなかでネットなどして過ごした。

昨夜は道路脇のスペースにテントを張ってしまったため、行き交う車や電車に背を向けて撤収である。
きっと、彼は何をしているのだろうと不思議な目で見られていたに違いない。
水場のないこの日はウエットティッシュで顔を拭い、簡単な菓子パンで朝食を済ました。

17@DSC01377.jpg昨夜は道路わきのスペースでキャンプ・・・。^^;

17@DSC01382.jpgそばを走り去る電車

撤収もほぼ終えたころ・・・、
見覚えのある軽トラがやってきたと思えば、昨夜のおじさんであった。

お遍路さんなんてそこら中にいることだろう、それなのにこうしてよくしてもらって嬉しいばかり♪
今朝も心配してこちらまでわざわざ尋ねてくれたのだ。
この先の話を少しばかりしてから、そして出発した。

と、その前にちょっと戻る形で昨日打ち終えたばかりの立江寺へ・・・。
この日は朝からおなかの調子がいまいちで境内のトイレを借りている。
大げさに聞こえるかもしれないが、トイレにたどり着くまでは死ぬかと思ったほどだ。

次の鶴林寺から再び厄介である。
国道を大きくそれ、県道28号線を内陸へと入っていった。

17@DSC01390.jpg県道28号線

17@DSC01391.jpgいい天気~♪

17@DSC01386.jpg一袋100円と安くて手が出そうになったが、
   背負うと思うとちょっと多すぎるのでパスかな・・・。^^;


17@DSC01393.jpg

17@DSC01403.jpg

日本って山ばかり。
それに魅せられるときもあれば、うんざりするときもある。
なんて思いながら次の鶴林寺へと山間部へ入っていく遍路道を歩いていった。

玉置浩二の田園なんか、今まさに抜けるような青い空に山と田んぼの風景が広がるもんだからぴったりなかんじであった♪
車もほとんどこないし、ひと気も少ないところであったのでウォークマンを取り出して音楽を聴きながら歩いている♪

お昼過ぎにようやくローソンが現れたので、ここで昼食。
今朝出てきた市街地からまるっきり何もない田舎道が続いただけにローソンがオアシスのように田園風景に浮く光景に映る。
ザックには頂き物のパンなどがまだまだあるのだが、どうしてもガッツリしたものが口にしたくなり贅沢にも焼き肉弁当を購入してしまった。
日向でぽかぽか、頂いたみかんとともに駐車場で日向ぼっこしながら食べれば”ん~幸せ♪”と声を上げてしまうほど最高に気持ちがよかった♪

17@DSC01404.jpgオアシス♪

17@DSC01406.jpg県道16号線を内陸方向へ

17@DSC01415.jpgお接待のみかん♪ 一つ頂くことにした♪

平坦とはいえ長い道のりに今日もしんどいが、なによりもう一つの戦いも相変わらずである。

そう、おなかの調子がいまいちなままであった。
なぜだろう、なにか悪いものでも食べたのだろうか!?
小松島市から勝浦町へと内陸へと進むにつれ、見渡す限り辺りは山に田んぼだけが広がる田園地帯に、心の中でそう簡単にトイレにありつけない緊張感がさらに症状を悪化させている気がする・・・。


そんな調子で朝から歩き続け、1時ちょうどに道の駅に到着した。

地図にも記載がなく、建物自体も綺麗であったし建てられて間もない道の駅かもしれない。
四国に来てから、コンビニでさえ汲み取り式のトイレであることも珍しくなく、
この道の駅のトイレは綺麗な洋式であって嬉しかった。

17@DSC01424.jpg道の駅”ひなの里かつうら”

17@DSC01421.jpg道の駅にはお遍路小屋が。

17@DSC01427.jpgここまでたどり着くまでもみかんの無人販売がいくつかあったし、
   ここ勝浦はみかんが有名みたいだ♪


17@DSC01428.jpgよくしゃべる自動販売機♪「しわしわ?行きな~」とか阿波弁なんだろうけど、
   そのほとんどが何言っているのかよくわからなかったが・・・。^^;


ここからお遍路泣かせと言われる山場が待ち受ける。
そんな山場を考えると、朝からずっと憂鬱であった。

次の二十番札所の鶴林寺がこれまたお遍路転がしで苦しんだ焼山寺を思い浮かべてしまうような山の奥へと入っていけば、そんな鶴林寺にその次の太龍寺も共に山の上に建つお寺である。
なんせその間で一度山間部の集落まで下ろされてしまうのだから下ったと思えば再び登りになる、そんな過酷な山道に時間的にのんびりしている場合ではないのだが、未だにおなかの調子が思わしくなくあった・・・。(> <)/
もう泣きたくなってしまうのだが、ここでも再びトイレに駆け込んでしまっている始末である・・・。

なんと、道の駅にはお遍路さん用の東屋があり、布団まで用意されてあった。
どうぞ、ここで寝て下さいという意味なのだろうか!?

この日は体調の悪さからここまでにしてしまおうかとも考えたが、時計の針はまだ1時を回ったばかり・・・。
また体を動かさずじっとしていれば寒くて仕方がないため、先へ進むことにした。

17@DSC01434.jpg

しばらく登ると、みかん畑を抜けた先にも再び自分を誘うかのような良さげな遍路小屋が・・・。
ここでも再び悩み、無駄に時間だけが流れただけで結局は先へと歩き出した。

その後はどんないい東屋があっても鶴林寺まで登る!!
そう覚悟を決め、鶴林寺山のほぼ山頂に建つ寺へと黙々と登っていった。

17@DSC01444.jpgみかん畑にあった遍路小屋

17@DSC01432.jpg途中振り返って勝浦の町を見下ろす

整備された足並みあう階段に比較的歩きやすかったが、体調が思わしくないためか、やっぱりきつい・・・。(> <)/

やはりこの日は麓の道の駅までにしておけばよかったのだろうか・・・。
鶴林寺までは標高差450mと本格的な登りが続いた。
しかし、そんなめげた顔を見透かしてか、至る木にぶら下がる誰かが残した応援のメッセージが見られた。
焼山寺への山道の時と似たような物であったので、きっと書いた人は同じ方なのだろう。

道は綺麗に並べられた石畳へとその姿をかえ、
よくもここまできれいな石を探し並べていったなと感心するほどであった。
本当に風情のある道だった。
そんな中、参拝を終え下ってくる年輩のご夫婦のお遍路さんとすれ違った。
参拝がすめば麓に停める車へと行って戻ってきたところであった。
初めは何気ない挨拶であったのだが、立ち話へとなり最後には金のお接待を・・・、
さすがにお遍路さんにもらうのは遠慮したのだが、言われるがまま・・・。
お遍路にこうして若い方がやってくれて嬉しいと言うことであった。ありがとうございます。

17@DSC01451.jpg頂いてしまった選別^^;

17@DSC01456.jpg

17@DSC01467.jpg

17@DSC01454.jpg

17@DSC01470.jpg鶴林寺までの風情ある石畳の道のり

思いの外かかってしまった。
休憩を挟みながら2時間近くかけて上り詰め、ようやくお寺の山門をくぐったのが4時のことだ。
本堂はさらに長い階段を上がった先。
目を引く3重の塔など立派な境内であったがそれらに目を向けるひまもなく、日没を意識しながら手早く参拝をすまし、朱印を書いてもらった。

本堂の横には鶴林寺の名前の由来ともなる鶴の像が置かれ、朱印には鶴の印が押されてあった。
急いで下ろうとしたとき、おーいお遍路さん!と、呼び止められた住職さんからはミカン3個をお接待で頂く。
今日はなんだかミカンに縁があるようだ。(笑)
ありがとうございました♪

17@DSC01475.jpg4時にようやく二十番札所の鶴林寺に到着した。

17@DSC01481.jpg三重の塔もあり立派な境内であったが、
   この後日没に追われる下山が待っていたためゆっくり見ることはできず・・・。^^;


17@DSC01479.jpg

ここから道は下る一方であるが、しかしそれがまたきついもの。
油断すれば転倒してしまいそうになるほど、しみるような痛さが膝に走る。
連続する下り坂に足が相当に応えてしまった。

先ほどの住職さんに聞いた話によれば、山を下った先に小さな集落があるそうだ。
そこにある廃校になった小学校のグランドがる。
廃校と聞いて気が引けたがお遍路さんがよくキャンプしているという、そんな麓の集落へと急いだ。

・・・しかし下り続けて30分が経つが、いっこうに集落が見えてこない。

迫る日没に、杉の木が生い茂る山道は気味が悪いほど暗く、山道だろうがそこらでキャンプも考えてた。
しかし、集落はそう遠くないはずである。
そんな集落を目の前にこんなへんぴな所でキャンプしてしまってはと悩みつつも下りつづけた。
どのくらい下ればたどり着くのか、住職さんに聞いとくべきであったと後悔した。
また夕飯のパスタを茹でる水がほしくて決めきれずにいている。

17@DSC01482.jpg

そうしてようやく見えてきた神社。
手元の地図にも記載のない小さな神社であった。

もう少し下れば目的とする廃校のある集落に出ると思われるが、テントの設営がやっかいとなる日没前にテントの中へ逃げ込みたかったため、今夜はこの神社の境内でキャンプさせてもらうことにした。

しかし、ひとつ問題が・・・。
近くに民家一つ無いところに蛇口からとはいえ水道が怪しく、もしかしたらそばの小川の水をそのまま引いてきているだけかもしれない。
不安であったが、パスタを湯がくだけならたぶん大丈夫だろう。

さらにお腹を壊してしまわないか心配でもあるが・・・。

17@DSC01499.jpg

生い茂る木々に月明かりもほとんど届かぬこの地はすぐに真っ暗となった。

テントの周りをウロウロしてはあちこちで草木の揺れる音がするし、
タヌキと思われる小動物とわかっていても場所が場所だけにちょっとびっくりしてしまう夜であった・・・。


1月7日 おしまい。

移動距離 およそ13km

天候:晴れ
体調:良好

キャンプ地:徳島県勝浦町倉野


[あとがき]
3月12日、現在は愛媛県大洲市街地。
四国遍路八十八ヵ所のようやく半分にあたる四十四番札所へ向かうところです!

なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
yaku@docomo.ne.jp


旅全記事リスト http://teriyaki830.blog.fc2.com/archives.html

読んでくれてありがとうございます
クリックしてもらえるとうれしかな・・・。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
スポンサーサイト

[2013/03/12 23:17] | 徳島
トラックバック:(0) |

やっぱりマースはいいね
風ささき
ユーチューブもいいね。
体調が良好になってるね、お腹以外は良好って
ことだね。
昔のお遍路さんは、水道・電気もないけど、飲める
小川がそこらじゅうにあったんだろうね。
歩きのみでのお遍路は、原点の姿そのもの。
四国の風景に溶け込んでいるよ。
みかんと同じ色のテントで眠る。
実際、痛みに耐え歩く姿は、多くの人の心を打つ
もの。
さあ、元気を出して、前へ進もうだね。
明日もいい旅を。

管理人のみ閲覧できます
-


管理人のみ閲覧できます
-


管理人のみ閲覧できます
-



tama
昨日は黄砂か雨かわからないガスっぽい天気でしたね・・・まずは黙々歩くポイントですね。遊びは松山平野に入ってから(笑)

みなさんコメントありがとうございます!!
サトシ
ゆんげさん、おすすめのメールありがとうございます。
ちょうど、大洲のマクドでメールを確認したので間に合ってますよ♪
天候にまた松山へとはやる気持ちもあって冨士山の展望台には結局行けませんでしたが、そういった情報は嬉しいです♪
そうそう、最近はまた黄砂が飛来してくる季節のようで。(^^;)
花粉症も今なのかな・・・!?って感じで自分は全然大丈夫です♪
そしてこの日の体調が”良好”になってますね・・・、
風ささきさん、ミスです。(^^;)
なんか、体調のいい日ばかりで、当たり前のように書いてしまったようです、あはは~

コメント:を閉じる▲
コメント:
この記事へのコメント:
やっぱりマースはいいね
ユーチューブもいいね。
体調が良好になってるね、お腹以外は良好って
ことだね。
昔のお遍路さんは、水道・電気もないけど、飲める
小川がそこらじゅうにあったんだろうね。
歩きのみでのお遍路は、原点の姿そのもの。
四国の風景に溶け込んでいるよ。
みかんと同じ色のテントで眠る。
実際、痛みに耐え歩く姿は、多くの人の心を打つ
もの。
さあ、元気を出して、前へ進もうだね。
明日もいい旅を。
2013/03/13(Wed) 03:14 | URL  | 風ささき #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013/03/13(Wed) 11:21 |   |  #[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013/03/13(Wed) 11:27 |   |  #[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013/03/13(Wed) 11:49 |   |  #[ 編集]
昨日は黄砂か雨かわからないガスっぽい天気でしたね・・・まずは黙々歩くポイントですね。遊びは松山平野に入ってから(笑)
2013/03/14(Thu) 00:09 | URL  | tama #YO0SOS4.[ 編集]
みなさんコメントありがとうございます!!
ゆんげさん、おすすめのメールありがとうございます。
ちょうど、大洲のマクドでメールを確認したので間に合ってますよ♪
天候にまた松山へとはやる気持ちもあって冨士山の展望台には結局行けませんでしたが、そういった情報は嬉しいです♪
そうそう、最近はまた黄砂が飛来してくる季節のようで。(^^;)
花粉症も今なのかな・・・!?って感じで自分は全然大丈夫です♪
そしてこの日の体調が”良好”になってますね・・・、
風ささきさん、ミスです。(^^;)
なんか、体調のいい日ばかりで、当たり前のように書いてしまったようです、あはは~
2013/04/02(Tue) 22:09 | URL  | サトシ #-[ 編集]
コメント:を投稿
URL:

パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック:
この記事のトラックバック URL
この記事へのトラックバック: