ただいま~♪
次の札所からいよいよ、お遍路の舞台は高知県となるのだが、
そんな最御崎寺(ほつみさきじ)が遠い遠い!!

なんせ太平洋にV字型に突き出す室戸岬の先端に位置するものだから、
そんな最御崎寺まで実に気の遠くなる80kmだ・・・。
それだけでなく、この区間は目立った街がなければ集落も少なく、ひたすら山と海に挟まれた何もない海岸線を皆黙々と歩くという。
そのようなものだからこの区間、お遍路泣かせとして特に歩き遍路さんのあいだでは歩いて数日を要するだけに恐れられているところであったりするそうだ。
そんな話を初めて耳にしたときは、過酷な道のりに途中で干からびてしまいそうな思いに掻き立てられ、気が気じゃないままついにこの時が来てしまった・・・。
しかし、自分にとってそんな目指す室戸岬はちょっと楽しみにしている地でもある。
父の実家が室戸であり、小学生の頃には家族で祖父母に会いによく遊びに行っていたことがあるだけに思い入れのある場所であるのだ。
それも遠い記憶の彼方、それからして祖父母は亡くなってしまった今では、そこにおじとおばの姿はないのだが、日本一周の旅人として、またお遍路さんとなって再びやってこれることが嬉しくて仕方がない、そんな特別な地に感じている。
不安と期待の入り交じった室戸岬への道のりをゆっくり歩いていくこととなった。

旅674日目 「ふたり、ときどきひとり旅」

6時半に2人して起床。

空は気温2℃と凍える寒さそのままに、室内も相当までに冷え込んだ。
ちなみに室内にあった石油ストーブをつけてもらっていいと住職さんから言ってもらっているのだが、なんせ初めて触れる石油ストーブに、いまいちよく分からなかった。
手順を間違っているのかもしれないが、カチカチとどうあがこうとも明らかに不完全燃焼を起こしているようで、ただ部屋にガス臭さばかりが漂うばかりで、
慌てて窓を開け、さらに部屋を寒くしてしまうばかりであった。
情けない話だが付け方が分からなかった我々2人はストーブを前に涙をのみ、寒い夜を過ごすこととなったのだ・・・。(^^;)

朝食は昨夜の鍋の残りを再び火にかけ直して温めなおした。
何度も温めなおしたうどんはぼろぼろとしていた。
もったいないので、すするように食べる。
フル充電されたノートパソコンにスマホをしまい、てきぱき準備し、最後に部屋を掃除をして宿を出た。
忘れず住職さん宅のポストに宿の鍵を投函し、そして7時半に出発であった。

116@DSC00059.jpgお世話になった打越寺の善根宿

この日も国道55号線を進む。

室戸岬を経て高知市内まで続くこの先長い付き合いとなる道なのだが、
のどかな道というより、特に何もないつまらない道といった印象だった。
たまにつぶれて幽霊屋敷となったドライブインが目に付くぐらいであろうか。
昨夜は木田さんと話し込んだ後からブログを徹夜で3時過ぎまで向かっていたため、
実質3時間ばかりの睡眠に今朝はちょっと寝不足気味・・・。
今朝も気温2℃と張りつめた寒さであるが、眠い。
しかし、重たいテントは木田さんの自転車に載せてもらって少しはラクだった。

ちょっとした寒葉峠を越えてそれまでの美波町に別れを告げれば”夢と緑と黒潮のまち牟岐へようこそ”と看板に迎えられた。
そんな牟岐と書いて”むぎ”と読むらしい。

116@DSC09959.jpg国道55号線をひたすら歩いた・・・

116@DSC09958.jpgこの日も木田さんと共に♪

116@DSC09963.jpgいい天気だけど、気温2℃と結構さむいです・・・。^^;

116@DSC09980.jpgお接待の木、キンカンはそのまま食べられるのかよくわからなかった・・・。

116@DSC09979.jpg牟岐川の水がキレイ~♪

116@DSC09976.jpg寒葉峠を越えて牟岐市街地へ・・・。

牟岐市街地で昼食。
駅前のスーパーで買い物をし、店内の入り口で食べた。

木田さんは日本一周の旅以外にもJRの駅をそれぞれ回り、そして駅名のかかれた看板を写真に納めることを目標にしていて、自分も一緒に牟岐駅へと立ち寄った。
旅は自由、それゆえ旅にはそれぞれの趣味が現れるのだろう、
木田さんのように駅舎すべてを回る気にはならないが、
のどかな景色に、切ない映画に似合った趣ある駅舎とプラットホームは自分も好きになった。

116@DSC00064.jpg牟岐駅。

116@DSC00066.jpgのどか~♪

116@DSC00073.jpg自分の重たいザックは自転車に積ませてもらい、
  自分は木田さんの軽いザック(自分の半分以下)を背負って歩くことに♪


116@DSC00075.jpgその後はひたすら海を見下ろしながらの道のり♪

116@DSC00083.jpg八坂八浜

116@DSC00077.jpgちょっとトンネルが連続・・・。^^;

牟岐をすぎてから、再び海岸線の道となる。
国道から見下ろした大砂海岸がとってもきれいでルンルンと♪
また、重たい自分のザックを木田さんの自転車に積ませてもらい、自分は木田さんのザックを背負って歩いた。
自分のザックに比べれば半分以下の重たさに、もう飛び跳ねるように軽い♪

短いながらもトンネルが連続。
併走するJR牟岐線の駅舎が現れるたびに木田さんは自転車で駆け出し写真を撮りに行く。
一緒でも、それぞれの旅をしていた。

旧道はあじさいロードとあるが、この1月では枝のみで何もないだろう、
特に観光するところがなければ、またしてもお寺であるが、”鯖大師寺”という名前に惹かれて立ち寄ったお寺では、文字通り鯖(サバ)が拝まれていた。
普段何気なく口にする鯖だが、ここでは偉大なる鯖様ってかんじだろうか、
いろんなお寺があるんだなと思いながら、鯖に手を合わせた。
木田さんは当たり前のように鯖瀬駅へと向かっていった。

116@DSC00090.jpgサバを拝む鯖大師寺

116@DSC00087.jpgサバ・・・。^^;

116@DSC00099.jpgキレイな砂浜が光る大砂海岸~

116@DSC00101.jpg

途中、喫茶店のママさんにみかんのお接待をいただいた、ありがとうございます♪
海も遠のくちょっとした峠を越えて海陽町へと入り、この日の善根宿へ。
NPO法人が運営する善根宿で、こちらもお遍路さんに無料で部屋を提供してくれるところである。
老夫婦の方に、犬が出迎えてくれた。
特にそのような看板が立てられている訳でもないため、我々もほかのお遍路さんから耳にしていないとそのまま通過してしまいそうな善根宿である。
こうしてこの日も屋根の下、ここ1週間テントを広げることなく善意の方々のおかげでゆっくり眠らせてもらっている。
こうしてお遍路さんに宿を無料で提供してくれている方々には感謝するばかりであった。

表に出ていたNPOの名前は”みんなちがって、みんないい”と、金子みすずの詩の最後に出てくる言葉であった。
長門市(山口県)の金子みすず記念館を訪ねて印象的だった詩だからよく覚えている。

116@DSC09995.jpgお遍路さんに無料で宿を提供するNPOの”みんなちがって、みんないい”
   今夜も屋根の下で眠れるなんて幸せだ♪


116@DSC00106.jpg思わずピースの木田さん♪

116@DSC00105.jpg宿の表にいたわんこ♪

荷物をおいたら、街まで買い物。
といっても本当に小さな街で、のどかな駅前にちょろっとあるぐらいだ。

ビルドという倉庫のようなスーパーで今夜の鍋の食材を買い込む。
この日も鍋、ちょうど冷凍の肉団子が安かったからだ♪
業務用の大袋の肉団子にコーラの2リットルなど、この日も合わせて買い物をした。

116@DSC00003.jpg冷凍の肉団子が安かったので、山盛りに♪

116@DSC00001.jpg最高においしいです♪(>_<)/

そして、この宿にも石油ストーブがあるのだが、やっぱり付け方が分からず・・・(> <)/



1月16日 おしまい。

移動歩数 測定ミス・・・(> <)/
移動距離 22km

天候:晴れ
体調:良好

キャンプ地:海陽町 善根宿 (徳島県海部郡海陽町)


[あとがき]
4月2日現在、六十番札所の横峯寺にアタック(登山)しているところです!(> <)/

なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
yaku@docomo.ne.jp


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読んでくれてありがとうございます♪
クリックしてもらえるとうれしかな・・・。

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[2013/04/02 16:41] | 徳島
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分からなければ
風ささき
知らないのならば、聞くのが1番。
ストーブ、どうやって点けるんですか?で
解決し暖たまれるんだから。
道を尋ねるのと同じだよ。
お父さんの出身地、お墓参りで寄ったんだよね?
報告しないとね、ルーツの旅にもなったんだね。
明日もいい旅を。

風ささき さんへ
サトシ
石油ストーブって、めんどくさくて難しいですよね。^^;
しかし、今でも使われる家庭が多いのは、電気ファンヒーターやエアコンよりもいいところがあるんでしょうか、なんか不思議です。
ちなみに、まぁ、善意で泊まらさせてもらっているし、石油代もバカにならないなということで、つかなくてもいいかなと布団に包まって寝ていました。^^;


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この記事へのコメント:
分からなければ
知らないのならば、聞くのが1番。
ストーブ、どうやって点けるんですか?で
解決し暖たまれるんだから。
道を尋ねるのと同じだよ。
お父さんの出身地、お墓参りで寄ったんだよね?
報告しないとね、ルーツの旅にもなったんだね。
明日もいい旅を。
2013/04/02(Tue) 20:26 | URL  | 風ささき #-[ 編集]
風ささき さんへ
石油ストーブって、めんどくさくて難しいですよね。^^;
しかし、今でも使われる家庭が多いのは、電気ファンヒーターやエアコンよりもいいところがあるんでしょうか、なんか不思議です。
ちなみに、まぁ、善意で泊まらさせてもらっているし、石油代もバカにならないなということで、つかなくてもいいかなと布団に包まって寝ていました。^^;
2013/04/06(Sat) 22:31 | URL  | サトシ #-[ 編集]
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