ただいま~♪
室戸市街地にほど近い、室津の港町を通った。
室津の街は遠洋漁業で栄えたそうだ。

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遠洋漁業とはその名の通り、一度海に出たら1年ほどの長い期間をかけて世界中の海を渡り歩き漁をし続けるそうである。
実は自分の父も、若き頃はそんな遠洋漁業の一員であった。

苦しい家計を助けるべく進学を諦め、そんな遠洋漁業へと遠くの海までマグロを追い求めて世界中を駆け回っていたそうで、しかし外国を巡る中で身につけた英語を活かし、遅くしてアメリカの大学に行けば、今では貿易商社で世界中を飛び回って仕事をしているのだから、思いも寄らぬ方向へと人生何がきっかけになるのかわからないものだと思う。

父もここから世界の海へと駆けだしていったであろう、尊敬と誇りを胸に、そんな室津漁港を眺めていた。

旅680日目 「父の背中」

今朝は予報通りの雨。
真新しい朝を迎えたような、雨上がりの晴れ間を覗かせる昼前に出発した。

朝方は雨でしばらくゆっくりしていたため、ちょっと遅い出発。
雨が昼過ぎまで続くようならもう1泊も考えたが、お昼の3時からこの部屋は公文教室として夜まで使われるので、こうして昼前には雨が上がって出発することができてよかった。
亡き祖父母の、そして自分の父の実家であり、さらには我が家のように思いでのある場所である。
また、いつの日かやってきたいと思う。

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鍵は預かってくれる近所の柳川さん宅のポストに投函。

本当はお礼を言って渡したかったのだが、
お昼からおじさんの父のお葬儀が始まると言うことで、
柳川さんも気にしていたのだが、忙しい時に重なってしまったようだ。
すみませんでした、そしてありがとうございました。

今日も自転車の木田さんと共にゆく。
徒歩の自分に足幅をあわせてもらって申し訳ないのだが、
今からの出発だと、たいして進むことはできないだろう、
すぐそこまで来た津照寺に金剛頂寺と打っていくのだが、金剛頂寺が少しばかり山の上と、やっかいな場所にあるそうだ。
そのため、直線距離にしてしまえば全然進めていないのだが、
なら自分もそこまでいいやと言ってくれる木田さんである。
自転車であれば、その気になればあっという間に高知市内まで行けるはずなのに、
そんな気遣いで、こうして自転車の彼との徒歩の自分との旅が繋がっている。
無理して笑うこともなければ心から笑いあう、本当に気の合う楽しい仲間であった♪

122@DSC00568.jpg二十五番札所 津照寺(しんしょうじ)

室戸市街地にほど近い二十五番札所の津照寺は室津漁港の真ん前にあった。
室津漁港は冒頭にも書いたとおりだ。
本堂からは室津港に太平洋を望む高台に、そんな長旅へと出て行く船たちを見守る津照寺は海難除けの舵取り地蔵として信仰が厚いそうで、竜宮城のような華やかな門をくぐった。
きっと自分の父の背中も見守ってくれたのであろう。
本堂は長い階段を上がった太平洋を見下ろすまでの高台に位置していたため、ザックは山門の下に置いて正解だった。
そんな高台の境内は気持ちの良い風が流れていた。

この寺ではちょっと緊張してお経を読み上げた。
というのも、大師堂の真横が朱印を押してもらう納経所であるから、住職さんの真ん前でお経を唱えることとなったからだ・・・。
果たして間違ってはいないだろうかと、プロの前での経読はやはりドキドキであった。(^^;)

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122@DSC00573.jpg津照寺 本堂

室戸市街地を出る前に、サンシャイン室戸という大きなスーパーで昼食。

迷ったあげく、ここでは贅沢にもチキンカツ弁当を手にしてしまった。
節約してシュークリームを口にする木田さんの隣で食べるのは申し訳ないと思ったが、久々に口にするカツはいつまでも口中に残るほど最高においしい♪
また、このスーパーを最後にしばらく店がないそうなので、夕飯のラーメンのほかに明日の朝食のパンも購入してから室戸市街地を出た。

そうこうしているうちに、ずいぶんと時間が経過してしまった。
今朝の出発が遅かったこともあるだろう、次の金剛頂寺へと急いだ。

122@DSC00577.jpgこの先に店は無いとのことで、サンシャイン室戸で買い物

122@DSC00579.jpg贅沢にもチキンカツ弁当に♪

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金剛頂寺がその名の通り山の上にあり、これには本当にへばった。

登っても登っても見えてこない山門に、思いのほか時間をかけて登る。
ここでも山の麓にあった畑に荷物をおかせてもらい、納経帳のみを手に登ったのは正解であった。
こんな長い登り道、ザックを背負ってでは何度も休憩をしていたことだろう。
下で待つ木田さんには待っていてもらい、自分一人急いで登っていく。
そんな道中、嬉しいことに2度にも車の方から誘っていただいた。
お遍路をして、もう何度目のことだろうか、
もちろん、今回も自分の力で歩く目標を説明して断ったが、
なによりそんな気遣いが嬉しくあり、自分の足取りを軽くしてくれた。

122@DSC00598.jpg二十六番札所 金剛頂寺

金剛頂寺の参拝を済ませ、再び海岸線の国道55号線に戻り、
数キロ先のキャンプを考えている道の駅へ再び木田さんと歩いていった。
そのときの夕焼けに近づく海の景色がとってもきれいであった。
ザザーッ!!と岩に砕け散る荒い波音が高知らしいなと思う。
金剛頂寺で思いの外時間を取らされたのと、今朝の出発が遅くなってしまったこともあり地図ではほとんど進めていないのだが、4時過ぎに到着した道の駅「キラメッセ室戸」で足を止めた。
恥ずかしながら我々2人、ずいぶんとゆっくりとしたペースである。
前をゆく諒生君はすでに70km先の高知市に入ったとの一報に、苦笑い・・・。
日和佐で別れた時には、またどこかでという話であったのだが、これではいつまで経っても追いつけるどころか、その距離が広がるばかりかもしれない。^^;

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122@DSC00625.jpg荒々しさが高知らしい海に感じた

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122@DSC00629.jpg今夜のキャンプ地、道の駅「キラメッセ室戸」

室戸は捕鯨で栄えてきた町だそうだ。
入館料200円に諦めたが、道の駅はクジラ資料館も併設していた。

物産館では高知名物”イモ天”という揚げイモを購入してみた。
簡単に言えばサツマイモの天ぷらに近いのだが、素朴ながら思った以上に甘くて、
なにより閉店間近の見切り品で買い得なものであった♪
そんなイモ天を食べている我々のもとに、親切にも道の駅の職員さんが温かなコーヒーのお接待まで♪

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道の駅が閉まるまで、だらだらして時間をつぶす。
しかし道の駅に併設されたレストランが7時半まで営業しているのだから、気をもむ長さである・・・。
ならばと、そのレストランで安いフライドポテトを注文し、木田さんとともに閉店まで居座ることにしした。
夕日がきれいに見える海岸で、室戸岬を折り返してからと言うもの、邪魔するものがない海の夕日がみれるようになって嬉しい♪
この日も窓越しの太平洋に落ちてゆく夕日を見つめながら、日没を待っていた。

海岸に位置する強風の吹き荒れた場所に苦戦しながらも2人、
なんとか店の裏手の風がしのげる場所を見つけ、テントを並べて寝ることに。

122@DSC00311.jpg夕飯はネギだくのラーメンにいも天♪

122@DSC00630.jpg吹き荒れる強風に悩まされたが、建物の裏手でなんとかなりそうである。


1月22日 おしまい。

移動歩数 23625歩
移動距離 およそ10km

天候:晴れ
体調:良好

キャンプ地:道の駅「キラメッセ室戸」 (高知県室戸市)


[あとがき]
4月19日、現在は八十三番札所を打ち終え、高松市街地へ入るところです。
高松から直島に小豆島へと渡ろうと思っていましたが、思った以上に大きな島なんで、とりあえずお遍路を終わらせ自転車旅に戻ってから向かおうかと思います。

なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
yaku@docomo.ne.jp


旅全記事リスト http://teriyaki830.blog.fc2.com/archives.html

読んでくれてありがとうございます♪
クリックしてもらえるとうれしかな・・・。

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[2013/04/19 21:55] | 高知
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こんにちは
寿「「「「
こんにちは
サトシさんの父親は医者かなぁと推測していました。間違いでしたね。
というのもサトシさんが医学の道を検討していたので。
以前、ブログで医師の道を諦めたような記載があったと思います。
サトシさんのようなソフトな医師は世の中に必要と思います。
可能なら旅が終了した際に再チャレンジしてみてはどうでしょうか?

寿「

道しるべ
風ささき
1番身近な身内それも父の生き様。
同じ道をとは思わないだろうね、出来ることなら
苦労することなく普通の生活を送って欲しいと、
息子には思ったりして。
本人が好きなこと、他人に迷惑をかけない計画
ならば応援し背中を押してくれるんだろうね。
自分に厳しく生きる、まさに父の背中を追いかける
目標になるお手本になる。
お父さんのように、力強く生きていかないとだね。
明日もしっかり地面を蹴って歩こう。

承認待ちコメント
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ルーツ
遠洋漁業→貿易商とはたくましいお父さん。
高知人ということはさらにいごっそう(頑固者)? 大酒飲み? 勝手なイメージが膨らみますが。
いよいよ四国の遍路旅もあと少しですね。
小豆島直島は、歩いて回るには広いですし確かにぜひ自転車で♪

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こんにちは
こんにちは
サトシさんの父親は医者かなぁと推測していました。間違いでしたね。
というのもサトシさんが医学の道を検討していたので。
以前、ブログで医師の道を諦めたような記載があったと思います。
サトシさんのようなソフトな医師は世の中に必要と思います。
可能なら旅が終了した際に再チャレンジしてみてはどうでしょうか?

寿「
2013/04/20(Sat) 10:26 | URL  | 寿「「「「 #rwIjROa.[ 編集]
道しるべ
1番身近な身内それも父の生き様。
同じ道をとは思わないだろうね、出来ることなら
苦労することなく普通の生活を送って欲しいと、
息子には思ったりして。
本人が好きなこと、他人に迷惑をかけない計画
ならば応援し背中を押してくれるんだろうね。
自分に厳しく生きる、まさに父の背中を追いかける
目標になるお手本になる。
お父さんのように、力強く生きていかないとだね。
明日もしっかり地面を蹴って歩こう。
2013/04/20(Sat) 18:03 | URL  | 風ささき #-[ 編集]
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このコメントは管理者の承認待ちです
2013/04/20(Sat) 21:20 |   |  #[ 編集]
ルーツ
遠洋漁業→貿易商とはたくましいお父さん。
高知人ということはさらにいごっそう(頑固者)? 大酒飲み? 勝手なイメージが膨らみますが。
いよいよ四国の遍路旅もあと少しですね。
小豆島直島は、歩いて回るには広いですし確かにぜひ自転車で♪
2013/04/21(Sun) 11:38 | URL  | 由 #g8h8hqSc[ 編集]
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2013/04/21(Sun) 15:09 |   |  #[ 編集]
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