ただいま~♪
さすがにつらい朝を迎えた。

昨夜はテント内への電源確保に成功したこともあり、ここぞとばかりに夜中の3時過ぎまでテントの中でパソコンにかじりついてしまったからだ。(> <)/
これは絶対にしんどい日になるなと覚悟するほど、ひどい寝不足の朝だった・・・。

123@DSC00637.jpg道の駅なのに遅い8時に起床・・・。^^;

そのようなものだから朝方の6時半のアラームにも気づかず、
我々のテントが張ってある施設の裏方までやってきた、道の駅の職員さんと思われる車の音で飛び上がるという、我ながら呆れる8時起床である。

同じくのんびりしていた木田さんに遅れながらも急いで撤収を開始、
トイレを掃除するおばさんの傍らで昨夜の自炊の洗い物を済ませば、
ようやく2人して出発することが出来たのは道の駅の営業が始まった9時のことであったから、なんだかみっともない姿を本当にすみませんでした・・・。^^;

木田さんと共に腰を低くしての出発であった。

旅681日目 「それは風に耐える町の姿」

次の二十七番札所が30km先と、歩くにしては遠い。
この日ではたどり着けそうにはないだろう。

ならばどこまで行くか、キャンプが出来そうな場所を考え地図とにらめっこするのだが、なんせ寝不足が響く足取りに思うようにはかどらない1日、
木田さんと悩んだ末に20kmほど歩いた田野市街地をとりあえず目指すことにする。
そこならちょっとした街にスーパー、そして道の駅もあるようだった。

123@DSC00638.jpg国道55号線、この日も木田さんとともに歩いている。

お店が見当たらないため、朝食はわずかに残るロールパンを道端で食べた。

木田さんはというと朝はほとんど口にしないタイプだそうで、タバコにコーヒーがガソリンだと言い張るこの日も缶コーヒー1本だけと、プリウスもびっくりの低燃費性能である。^^;

123@DSC00641.jpg東の川

123@DSC00640.jpg

歩き出して間もなく、吉良川という小さな町がある。

国道からはずれ、ちょっとした小道に佇む小さな町なのだが、
重要伝統的建造物保存地区である吉良川の集落は”水切り瓦”といわれる瓦がとても印象的であった。
民家や蔵の壁には何段にも屋根が重なったかのように、幾重ものひさしが見られる。
壁面に直接雨がかかるのを防ぎ白壁を守るのに一役買っているそうで、
この吉良川集落だけでなく、今日1日歩いている中で、そういった屋根の家々を数多く見られた。
なんだか、お城のようでかっこいいと思う。
高知県の突き出た室戸ならではの、幾度となくやってくる台風、また潮風による塩害のひどい町ならではの工夫がこのような家造りにしたそうだ。

それぞれの町の姿があるんだなと、
土佐の厳しい気候風土に対応した建築様式が美しい町並みを生み出した、
そんな吉良川の町並みをゆっくり見上げながら通り抜けた。

123@DSC00647.jpg重要伝統的建造物保存地区である吉良川の町並み

123@DSC00650.jpg幾重にも重なったように見える屋根が、家全体に重厚な雰囲気を出していた。

123@DSC00653.jpg

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123@DSC00661.jpg

ずっと海を望みながら国道55号線、通称土佐浜街道を進む。

雲行きが怪しくなってきたが、スマホを見る限りでは雨の心配はないようである。
しかし、日中も日が差すこともなく肌寒い日であった。
いくつか小さな漁村集落を通り抜けていった以外は、特に何もないといった道を進む。
田野の町で打ち合うことを約束し、先に自転車を走らせていった木田さんと別れてからは海を眺めることが多かった。
羽根町のヤマザキストアーで菓子パンに牛乳の昼食にし、
羽根岬でもまたのんびりと海を眺めながら休憩。

羽根岬を過ぎた先で室戸市を抜けて奈半利町へと入っていった。

123@DSC00679.jpg

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123@DSC00681.jpg

123@DSC00683.jpg高知に入ってよく見かけるようになったキャッチコピーなのだが、
    ローマの休日に坂本龍馬を掛け合わせたようだ・・・。。^^;


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123@DSC00689.jpg

123@DSC00690.jpgトンビかな・・・?

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123@DSC00702.jpg羽根岬

123@DSC00694.jpg羽根岬PAでお疲れで休憩中のサトシ(木田さんが撮影)

123@DSC00692.jpg

123@DSC00712.jpg

123@DSC00710.jpg漁港に干されていた小魚。

123@DSC00711.jpg

そして奈半利・田野市街地へと入っていったのは4時になる頃であった。

自転車で前を行く木田さんはさぞかしヒマしているだろうと思いきや、
パチンコ店の休憩室でテレビを見ながらのんびりしていたみたいだ。
パチンコ店にそんな休憩室があったとは・・・。

面積自体は四国一小さな町らしいが、久々に街を目にした喜びがあったほど、田野市街地は賑やかな姿を見せていた。

123@DSC00730.jpg田野市街地

123@DSC00738.jpg道の駅「田野駅屋」

道の駅は田野市街地のど真ん中、いちばん賑やかなところであった。

それもそのはず、ようやく鉄道のある街で、ここから高知まで続く土佐くろしお鉄道が始まり、道の駅は田野駅と並ぶ形であった。
そして木田さんの駅巡りの旅が再び始まることだろう。(^^;)
寒い中ずっと歩いてきたため、道の駅の物産館に入ったときはホッとする暖かさである。
道の駅のすぐ目の前には大型のスーパーに、隣にはスリーエフという高知に入ってから見かけるようになったコンビニまである便利なところだ♪
そんな道の駅でのキャンプも悪くなかったのだが、木田さんとともに近くにあるお遍路さんの善根宿へと向かうことにした。
そちらは1泊1000円もするが、お風呂に洗濯もさせてもらえるとのことで、銭湯にコインランドリー代も考えると悪くはないだろう、そうしようと思った理由だ。

ちなみにそんな道の駅ではおばあさんに呼び止められて、少し話をしていた。
最後に頂いたお接待のお金がちょっとのものじゃない高額なものに、さすがにためらい首を振ったが、それでもと言うおばあさんのご厚意に甘えて頂いてしまっている。
そんな自分を仏のように、御利益を授かればと最後は自分の腕を握っていった。
そのことを木田さんに伝え、頂いたお金は2人で分け合った。

嬉しい反面、そんなお金を握りしめて善根宿にいってもいいのかなと、
おばあさんのことを考えるとちょっと気が引けただろうか・・・。


白菜に鶏肉など、スーパーで夕飯の鍋の食材の買い物。
善根宿はごく普通の一般住宅といった感じで、住宅街の大きな家にひとり住むおばさんに迎えられた。

以前はこの町の議会委員もしていたという、とても元気なおばさんで、
ひとりで住むには大きすぎる家の部屋を、こうしてお遍路さんに貸し出しているそうだ。
きれいにされた一室を案内してくれただけでなく、テレビを見ながらリビングでおばさんと話をしながらお茶をしたりと、それはまるで、親戚の家に上がりこんだかのような温かな持て成しである。
台所をお借りして夕飯の鍋を作り、また久々のテレビを見ながらのんびりとすることができた。

温かな布団に潜って眠りにつけば、本当に幸せであった。

123@DSC00750.jpgキレイにされた部屋を貸してくれるという♪

123@DSC00314.jpg夕飯は白菜まるまる1個入った鍋♪

123@DSC00316.jpg日常に戻ったかのような、幸せなひと時♪


1月23日 おしまい。


移動距離 およそ20km

天候:晴れのち曇り
体調:良好

キャンプ地:田野町 善根宿 (高知県安芸郡田野町)


[あとがき]
4月21日、現在は香川県さぬき市街地です。
ようやく八十六番札所にたどり着き、残す札所も2つとなりました!
長かったお遍路も、明後日には終える予定です♪ヘ(≧▽≦ヘ)

なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
yaku@docomo.ne.jp


旅全記事リスト http://teriyaki830.blog.fc2.com/archives.html

読んでくれてありがとうございます♪
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[2013/04/21 20:01] | 高知
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ありがたい存在
風ささき
お布施、お遍路さんに自分を置き換える、その
お礼なんだろうね。
多くの人の気持ちと一緒に旅をする。
人に感謝、生きてることに感謝。
歩き旅の醍醐味、見逃すものが視界に入ってく
る。
そんな毎日もかけがえのないもの。
明日もいい旅を。
徳島の灯も見えてきたんだね、よく歩いたよ。

こんにちは
寿「「「「
こんにちは
毎回の更新楽しみにしています。
サトシさんとmaxさん・ベースケさんのブログは毎日更新の確認をしています 笑
写真が綺麗ですね。
何度見ても飽きません。
今度、時間があれば1日目から再度熟読したいと思います。
自分自身で出来ない分、空想してしまいます。
どうぞご自愛を


寿「「「「

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ありがたい存在
お布施、お遍路さんに自分を置き換える、その
お礼なんだろうね。
多くの人の気持ちと一緒に旅をする。
人に感謝、生きてることに感謝。
歩き旅の醍醐味、見逃すものが視界に入ってく
る。
そんな毎日もかけがえのないもの。
明日もいい旅を。
徳島の灯も見えてきたんだね、よく歩いたよ。
2013/04/22(Mon) 11:12 | URL  | 風ささき #-[ 編集]
こんにちは
こんにちは
毎回の更新楽しみにしています。
サトシさんとmaxさん・ベースケさんのブログは毎日更新の確認をしています 笑
写真が綺麗ですね。
何度見ても飽きません。
今度、時間があれば1日目から再度熟読したいと思います。
自分自身で出来ない分、空想してしまいます。
どうぞご自愛を


寿「「「「
2013/04/22(Mon) 13:31 | URL  | 寿「「「「 #rwIjROa.[ 編集]
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