ただいま~♪
旅684日目 「日本のある庭」

海から強い風が吹いては、揺さぶられるテントに夜中何度か起こされることがあった。

7時に起床したのだが、2人してこの寒さにへと出るに出れない凍える世界に、
結局は道の駅の職員がやってくるギリギリまでテントにこもってしまっている・・・。
四国って意外と寒いのかも・・・、南国のイメージとほど遠いここ最近のひどい朝の冷え込みに我々2人驚き合っているほどだ。

今朝も気温2℃とかなり冷え込んだ朝を迎え、朝からコーヒーを何度も作ってはガバガバ飲んでいた。

126@DSC00891.jpgかなり凍える朝を迎えています・・・。(^^;)

126@DSC00384.jpg撤収後、開いた道の駅で朝食

体をガチガチにさせながらテントを片づけ、
8時半から物産館が開けばそちらに移動し、持ち合わせのもので簡単な朝食。

昨夜の寒さは耐マイナス18℃のダウンシュラフに潜る自分でも寒かったと感じていたのだから、貧弱な耐0℃のシュラフで寝た木田さんはきっと死ぬ思いでシュラフにくるまっていたのだろう、彼はあまりの寒さにテント内でコンロの火をつけて暖まりながら、なんと一晩でカセットボンベまるまる1本使い切ってしまったそうだ。(^^;)

ここで一度、木田さんとは別れることになった。
自分はこの先の安芸の町を観光しようと思っている。
安芸はあの三菱財閥を築きあげた岩崎弥太郎氏出身の町だそうで、そんな岩崎氏の生家に資料館といろいろと見所があるようだから、それを知ってからはずっと楽しみにしていたところであったのだ。
この安芸で三菱財閥についてしっかり理解しようと意気込んでいる。
また木田さんは明日の高知市内で行われる日曜市に向けて自転車を飛ばすそうで、
日曜市、その名の通り高知市街地で毎週行われる大きな市場だそうだ。
それを楽しみにしている木田さんは先に高知の街へと向かい、
そんな高知でまたの再会を約束し、ここで一時的に別れる。
「じゃあ、また!」、そんな感じで木田さんと手を振り、見送られる形で自分は一足先に9時を回る頃に道の駅を後とした。

ちなみに安芸と書いて”あき”と読むらしい。
意外と知られていないことだと思うのだが、もうすぐ始まるプロ野球のキャンプで宮崎や沖縄が多い中、この高知県安芸市が阪神タイガースのキャンプ地(今年から2軍のみ)であった。
見上げる高架線路を走る土佐くろしお鉄道には、たまにタイガース列車も走り、
プロ野球チームが存在しない四国は、やはり阪神ファンが多いのだろうか。
ちなみにちなみに自分はオリックスである。(^^;)
とにかく楽しみにしている安芸市街地へは1時間ほど歩いてやってきた。

126@DSC00894.jpg安芸市街地

ここに来て思い出したのだが、それまでの道で寅さん地蔵があったことをすっかり忘れて通過。
道の駅を出発して数キロほどのとこがそうで、”男はつらいよ”のロケ地として決まったものの、主演の寅さんが亡くなって未完となってしまったことから、寅さん地蔵が造られていたようだが・・・。
なにより、メールでも是非と勧められていたというのに、くやしい。(> <)/

気を取り直して安芸の観光が始まった。
ヤマダ電機にTSUTAYA、ダイソーなど思いのほか賑やかな安芸市街地は、久々に街にやって来たと思ったほどであった。
徳島市街地を最後に1ヶ月ぶりの街らしい街ではないだろうか、
そんな久々の街並みは、その場にいるだけで嬉しさがあるほどである♪
業務スーパーを見つけ、ちょっと覗けばかなりの安さであり、
早めに昼食の調達をしておくことに。
しかし、ずらりと並べられたお菓子についつい目がいってしまい、開き直って今日の昼食はお菓子でいいかなと♪、つい安いお菓子を買いあさってしまった。(^^;)
ちなみに買ったのは自分の大好きなリッツのチーズサンドである♪

さっそく安芸の観光を始めたいところなのだが、現れた案内板に表示された岩崎弥太郎氏の生家までは4,5kmとのこと!!
考えてみれば生家なのだから、駅前など利便性を考えた場所なんかにあるわけもなく、しかし安芸での見所と言えばここで外すことはできないところであり、
向かう気持ちに変わりないのだが、思いのほか歩くことがわかってしまいがっかりである・・・。
遍路道から大きくそれる方向だけになおさら。
これまでの自転車旅ならなんてことないのになと思ったことからレンタルサイクルを思いつき、とりあえず安芸観光情報センターを訪ねることにした。
せめて200円ぐらい、それより高ければ諦めよう、それどころかレンタル自転車があるのだろうか!?、
そんな不安とともに訪ねたのだが、返ってきた言葉は思いもしないものであった!
なんと無料で自転車を貸し出してくれるというじゃないか♪
もう嬉しいばかりであった♪

126@DSC00392.jpgレンタルサイクルを借りて安芸を観光♪

そんな情報センターに岩崎弥太郎氏の生涯が紹介されたパネルがならび、
ここで三菱財閥が築き上げられる課程をゆっくりと勉強していくことにした。
しかし、詳しく書かれたパネルを丁寧に読み進めていくも複雑な移り変わりに、また次々に登場してくる似たような名前の兄弟、そして坂本竜馬など日本を代表する方々も登場し、なかなか頭の整理がつかず理解しにくい・・・。
きっと、自分の理解力の乏しさもあると思うが、それにしても三菱財閥、とっても複雑だ。(^^;)
しかし、逆にそれだけ三菱が今に至るまでパネル数十枚程度で説明が付かないほどの歴史を歩んできということで、三菱の伝統と力強さを感じることができた。
幕末以降、混乱をきたす情勢のなかでよくもここまでのし上がってきては、
住友、三井と並ぶ日本を代表する三大財閥にまで成長した三菱、
そんな三菱の歩んできた足跡を追っていった。

126@DSC00386.jpg安芸観光情報センター内にある三菱創設者、岩崎弥太郎氏の説明

126@DSC00387.jpg三菱財閥が紹介がされたパネルがずらりと並ぶも、難しい・・・(^^;)

結局パネル説明だけでは三菱に岩崎氏のことはよくわからず仕舞いであるが、
一見は百聞にしかず、ならばと派手なピンクのレンタル自転車に乗って、岩崎弥太郎氏生家へと向かった。
さすがに恥ずかしい白衣はここで脱ぎ、またお願いすれば荷物もすべて預かっていただくことができ、カメラ片手に身軽に自転車にまたがっている♪

そんな途中、岩崎弥太郎氏の銅像があると知って立ち寄った江ノ川上公園はきれいなトイレに今夜のキャンプにもってこいであった。
大きな手を広げた岩崎弥太郎氏が堂々とした立ち振る舞いで街を見つめ、この町のシンボルとして愛されている方であることがよくわかる立派な銅像があるところだ。

126@DSC00898.jpg三菱財閥創設者の岩崎弥太郎氏の銅像

素敵な公園が見つかり今夜はここで決まりだろう、そうと決まればのんびりこの街を見ていくことにした。
そんな思いがけない収穫を手に、次へと向かう。

自転車ですいすい♪、歩いてなら1時間はかかっていたであろう岩崎氏の生家へはあっという間に到着。
生家は町から離れた畑が広がる静かな場所にあった。
家は有形登録文化財に指定され、嬉しいことに拝観は無料♪
生家はよくありそうな茅葺き屋根の質素な家だが、
それより遙かに大きな、成功した後に造られたという裏手に立つ三菱のスリーダイヤが輝く大きな蔵が印象的であった。

126@DSC00909.jpg岩崎弥太郎氏の生家 

126@DSC00906.jpg生家の裏手には、成功後に建てられた三菱のスリーダイヤ輝く大きな蔵

126@DSC00916.jpg

126@DSC00911.jpg庭先には日本列島を催した石組みが配置されている。

126@DSC00912.jpg石組みの説明

北海道に本州、そして四国に九州と確かに見えなくはなかったといったところであるが、なにより岩崎氏が少年期にこの石組みを自ら作り上げ、
「日本列島は我が庭の内にあり」と言って庭を眺めていた日本列島をかたどった石組みが庭先に残されてある。
三菱といえば、自分が真っ先に思いついたのが車に鉛筆であった。
銀行、商社、重工までと、そんな幅広い分野を手がけ、そして日本を代表する企業にまでのし上がることとなる、そんな会社の基礎を築き上げた岩崎氏の原動力がここに表れているのかもしれない。

次に向かったのが、こちらも有名である野良時計。
小さな時計台がなぜ観光パンフレットの表を飾るほどまでに、堂々と載せてあることに不思議に思っていたが、歴史を知れば心に落ちるものがあった。
実はこの時計台、表には表札が掲げられた一般の民家であり、見よう見まねで作り上げた時計だと言う。
まだ一般家庭に時計が普及していない明治のころ、そんな人々を思っての町の時計台であったそうだから、人柄の良さを感じる時計台であった。
札幌の時計台のようなものを思い描いていたが、一般の方が住む民家であり内部の見学はできない。
そして週に一度ネジを巻き続けてきた今でも120年の時を刻み続けてきたとのことであったのだが、特殊な技術がいる時計であるそうで数年前に主人を亡くしてからは、
時計の針は止まってしまったというから残念だ。
それでも、この時計台を見たくて多くの方がやってきている、そんなところであった。

126@DSC00920.jpg明治以降120年に渡って時を刻み続けてきた野良時計、
    時計の針は止まってしまっても、なお人々の目を集めている。
 

この野良時計を中心に、武家屋敷が広がる。
  
とても趣のある小道を通り抜け、
その中の一般公開で自由見学ができる野村家を覗いた。
幕末の建造であるというが、きれいに残されてある。
なかなか立派なつくりの家だ。

126@DSC00945.jpg

126@DSC00936.jpg

126@DSC00923.jpg

126@DSC00924.jpg武家屋敷のひとつ「野村家」を見学♪

126@DSC00927.jpg

126@DSC00398.jpg

126@DSC00939.jpg

126@DSC00942.jpg石垣にお堀のみが残る安芸城跡 

その後はお堀に石垣のみが残る安芸城跡をさらりと見て回り、また表まで来たものの中には入らなかった歴史民族資料館など思いの外早く、こうして観光自体は2時には回り終えてしまった。
自転車で見て回れたのもあっという間に回ることができた嬉しい誤算で、
ならばと残された時間で市街地の方へ。
借りている自転車にはもう少しばかりつきあってもらい、買い物へと街を走り回っていた。
ダイソーで購入したものはコップ、荷物を減らす意味でも自転車に置いてきたのだが、やはりコップがないと不便だった。
100円ショップにヤマダ電機、またTSUTAYAで雑誌の立ち読みをしていれば、あっという間に時間は流れていった。

そして目星をつけていた公園へと戻り、夕飯を自炊しながらしばらくのんびりしていた後、日没に岩崎弥太郎氏の銅像そばでテントを広げて寝ることに。

126@DSC00952.jpg

木田さんは明日の日曜市へと、無事に高知へと入ったそうだ。
しかし、その後になってこちらにも嬉しいメールがはいってきた♪
まさかの日曜市へと迎えそうであるのだ♪


1月26日 おしまい。



天候:晴れ
体調:良好

キャンプ地:安芸市街地 公園 (高知県安芸市)


[あとがき]

なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
yaku@docomo.ne.jp


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読んでくれてありがとうございます♪
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[2013/04/27 21:38] | 高知
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馴染みのある名
風ささき
広島でも安芸と言えば・・・だよね。
温暖の感じがするけど、1番寒い季節だからね。
わが故郷も三菱と〇人(〇ジン)の企業で潤って
きたけど、縮小で寂しいものに。
三原です、サトシくんが来るのは夏かな?
明日もいい旅を。


風ささき さんへ
サトシ
広島にも”安芸”という地名があるようですねー!
三原へは、5月の終わりには入っていればと思ってますよ♪
そのあたりは尾道に、またしまなみ海道をまたぐ島々に立ち寄ることを楽しみにしているところです♪

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2013/04/28(Sun) 01:06 |   |  #[ 編集]
馴染みのある名
広島でも安芸と言えば・・・だよね。
温暖の感じがするけど、1番寒い季節だからね。
わが故郷も三菱と〇人(〇ジン)の企業で潤って
きたけど、縮小で寂しいものに。
三原です、サトシくんが来るのは夏かな?
明日もいい旅を。
2013/04/29(Mon) 08:28 | URL  | 風ささき #-[ 編集]
風ささき さんへ
広島にも”安芸”という地名があるようですねー!
三原へは、5月の終わりには入っていればと思ってますよ♪
そのあたりは尾道に、またしまなみ海道をまたぐ島々に立ち寄ることを楽しみにしているところです♪
2013/05/03(Fri) 07:57 | URL  | サトシ #-[ 編集]
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