ただいま~♪
お遍路の文化を知りたくて始まったお遍路の旅。

そして思ったことは、お遍路は人生そのものなのかもしれない。
荒々しい太平洋、穏やかな瀬戸内海、険しい四国の霊山にのんびりとした田園、街を離れ大自然の中で生かされる自分自身を見つめ直す修行の旅であり、また人との触れ合いにの温かさに感謝し、生きている喜びを感じた。
苦しい坂を汗水流して駆け上がり、何度も止めようと思っては人々の温もりに助けられ、そんないくつもの出会いにいくつもの別れが自分を大きくしてくれた、そんな四国お遍路であった。

そんな遍路の文化を世界遺産に登録しようと、四国各地で働きかけが起こっている。
空海が修行された由緒ある霊跡で、今日に至るまで多くの人々の信仰によって、その法灯が守り続けられている八十八ヶ所の寺院に遍路道だけでなく、遙か江戸時代から続くというお遍路さんへのお接待の風習と共に今日まで育んできたお遍路の文化そのものに、人々の心の良さを教えてくれるようであった、そんな出会いに感動した。
果てしない時を越えて続くお遍路にお接待の文化、なんだか昔の人々と深い胸の奥でつながっているような、そこに世界文化遺産の価値があるんじゃないかなと思う。
そんな素敵な文化、優しい心が、自分をここまで連れてきてくれたのだ。
この日、お遍路の結願を弘法大師に報告することができた。
こうしてお遍路で心が洗われ身も心も生まれ変わるお遍路の旅であったから、
もっとみんながお遍路を歩けば、日本はもっといい国になるんじゃないだろうか。
長かったお遍路であったが成し遂げて本当に良かった、そんな思いが涙となってあふれ出そうになった。

旅783日目 「みんなのお遍路」

標高800mの高い地域であるだけに思いのほか冷え込んでいる。

こうして山口さん宅の暖かな布団の中でゆっくりと休むことができて本当に幸せだ。
昨夜は乾杯したビールで酔ってしまったこともあり、今朝はそんな全く手に着かなかったブログを早起きしてするつもりで携帯のアラームは5時にセット。
しかし、気持ちのいい布団にこんな日ぐらいはとついつい気が緩んでしまい、
結局は7時まで布団に横になってしまっている・・・。 ^^;
ブログはできていないが、久々の布団にのびのびと眠れて気持ちがよかった♪
昨夜はおじさんに声をかけてもらわなければ、きっと体を震わす寒い中でのキャンプとなっていたことだろう。
この先の迷うルートなどを話しながら、朝から豪華な朝食。
のんびりとした時間を過ごさせてもらっている。
ちなみに、ルートで迷っているのも八剣山に大台ヶ原山を登山するかどうかしだいであり、山口さんからもいろんな意見を頂いた。
ともに日本100名山の気になる山で、八剣山は近畿・中国地方の最高峯である。
しかし、これがまたずいぶんと紀伊半島の内陸へと入っていくことになり、大変な道のりであるのだ。
これではいつまでたっても旅が終わりそうにないので登山は諦め、奈良へと急ぐことにした。
しかし、いつか100名山を制覇したいと思っている。
それがいつかはわからないが、八剣山に大台ヶ原山へはまたやってきたいと思うことを伝えると、おじさんには、また旅が終わってからでもこの家に訪ねにおいでと言ってもらえた。
特に高野山の紅葉は見事だそうだ。
そんな約束をし、おじさんに背中を見送られるなか出発したのは8時のことだ。
本当にありがとうございました。

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早速、昨日は無念の時間切れで向かえなかった奥の院へとやってきた。

意外と知られていないことなのだが、四国遍路の最後はここ和歌山の高野山に眠る弘法大使(空海)にお遍路の結願を報告し、そして納経帳に最後の朱印を書いてもらう。
これでようやくお遍路の旅が終わったのだ・・・。

”お疲れさまでした”そんな言葉を添えて住職さんから朱印を受け取ったときには、
八十八ヶ所目の寺を回り終えたときの喜びが再びこみ上げてくるばかりだった。
そしてこのお遍路、自分だけのお遍路ではない。
これまで様々な方にお世話になっては助けられてきたお接待のおかげでここまでやって来れたのだ。
だからこれは自分だけの旅じゃない、そんなみんなの旅でもあった。
これらのお接待の文化、お接待そのものが功徳とであると考えられている以外に、
「回れない私の分まで宜しくお参り下さい」という代参を託す意味合いがあるという。
だから、そんな彼らの代表として回ってきているのだ。
そんな人々の思いを連れてここまでやってきた気がした巡礼も、無事に終わらせることができて本当に嬉しく思う。
思いを込めて最後のお経を読めば、自分に、そしてみんなのお遍路がおわった。

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ゴールデンウィークとあって、多くの観光客で賑わいを見せる中、白衣に身をまとうお遍路さんも続々とやって来ては最後の参拝をしにきている。
お遍路を始める人は年間数十万人と多いが、ここにやってくるお遍路さんは八十八カ所を回り終えた方のみ、みんながみんな最後の結願までに至るわけではないから、誇りを胸に嬉しそうな顔をしている方ばかりの気がする。
自分もまたそうだろう。
長い参道には豊臣家の墓も見られ、奥の院は本当に大きな寺院であった。
結願した喜びを噛みしめながらのんびり境内を散歩したり、また女性の僧侶さんの講演を聴いていたりすれば、ここには思いのほか長くいてしまっている。

朝から次々に車が登ってきては、明らかに駐車場が足りない様子の車で道はごった返していた。
そんな中でもお構いなしの自転車の自分は得した気分である♪
参拝も済ませたところで高野山を下りていくことにした。

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昨日一生懸命に登ってきた道のりを下るものおもしろくないと思い、下山のルートは橋本市街地へと下ってゆく国道371号線を選ぶことにした。

違った景色にまた気分も一転、またこちらの方が、この先進んでいくことになる奈良寄りであったこともある。
しかし、これが大失敗!!(> <)/
カーブの連続する狭い道のりであるうえ、至る所で凸凹したアスファルトにスピードが全く出せず、そんな跳ね上がる車体のたびに荷台の荷物がズレては、タイヤに引っかかってしまう前に直さなければならなかったのだ。
なにより、下界までは快適な下りのみが続くかと思いきや、降ろされてから再び峠を登らされてしまうという苦しい道のりとなる。
それでもすぐに下りに転じるだろうと思っていたが、結構登らされた。(> <)/
そのようなものだから昨日登ってきたルートにしとけば良かったと、この日も汗をかいきながら後悔して登ってしまっている。
そんな道のりに思いのほか時間をかけて、そして橋本市街地まで降りてこれたのは昼過ぎであった。

オークワというスーパーで昼食。
関西ではなじみ深いスーパーなので、地元といった感じがして嬉かった。
ちなみに昼食は88円セールのアイスに菓子パン、高野山から駆け降りてきた下界はとても暑く、そんなものですましてしまった。

55@DSC03519.jpg久々に見かけたオークワ♪ 地元だ~♪

55@DSC03518.jpgキレイなお姉さんがいました♪

国道24号線をしばらく走ると和歌山に別れを告げた。
そう、いよいよ奈良県へと入ったのだ。

五条市で370号線に移り、奈良市街地、飛鳥へと向かっていった。

この日は飛鳥の観光を考えていて黙々とペダルをこぐも、小刻みに続く起伏の道のりが立ちはばかる。
そのようなものだから、なかなかはかペースがはかどらなかった。
そのため飛鳥の観光は明日へと回し、この日はそんな飛鳥へたどり着くだけで精一杯となってしまっている。

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途中立ち寄った道の駅「吉野路大淀センター」、
この道の駅が良さそうであれば、その先の飛鳥への道のりは明日に回してここでキャンプを考えていたが、駐車場ばかりでいまいちであった。
また、ゴールデンウィークの賑わいをみせ、自分の居場所がないこともある。
奈良のマスコット、せんと君の写真を撮って出発した。
ちなみに、このせんと君の中の人?を自分は知っていたりする。(北海道でであいました(笑))

あと5kmほどと迫る飛鳥までいっきに向かうことにした。

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道の駅からさらに登ったトンネルを過ぎれば、飛鳥まで長い下り坂を気持ちよく下った。

そしてブログをするためマクドに入る。
ここで、あるお兄さんから声をかけてもらった。
なんと、その方もバイクで日本一周中であるという玉城さん。
沖縄出身で、2週間でここまで北上してきたという。
しかも、玉城さんも登山が趣味で、100名山を旅の所々で登っていっているという。
自分以外にも旅の途中で登山している方がいて驚いた。
この日も大台ヶ原山へと登って来たそうで、そう、自分が今朝諦めたばかりの山である。
そんな山の話で盛り上がり、結局は閉店の12時まで玉城さんと話し込んでしまった。
またしてもブログが手に着かずであるが、本当に楽しく時間を忘れて楽しい時間であったのだ♪

そして別れ際、自転車のピカチュウを見て、えぇ!!っといったかんじなのだが、
旅前に自分のブログを見てくれていたそうで、すごく驚いてもらえた。
ブログをやっていて良かったと思えるときであるかも♪

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玉城さんは近くのネットカフェへ、自分はマクドの裏手に広がる運動公園でテントを張って寝ることにした。


なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
yaku@docomo.ne.jp


旅全記事リスト http://teriyaki830.blog.fc2.com/archives.html

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[2013/05/06 11:58] | 和歌山
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ひと区切り
風ささき
高野山とは、そういうところだったんだね。
お遍路もそうだけど、このサトシくんのブログも、
読者は、みんなの日本一周と思っているかも。
お遍路もそうだけど、日本一周も、そう簡単に出来るものではないしね。
GWに帰省、数日の旅がせいぜいだし。
思いは、無事に旅を終えて欲しいと願うばかりが、
みんなのサトシくんの旅かもしれないね。
この旅、2度目のふるさととニアミス、寄らないと
ころが、サトシくんらしよね。
明日も、いい旅を。

はやく記事が読みたい
みっく
お疲れ様です。カメラ嫌いの木田さんがたまにカメラ目線だったり、なかなかキャラが素敵で、さとしさんといいコンビだと思いながら読んでます。お遍路編楽しみにしています。

おつかれさま
甲斐
お疲れさまです。これから沖縄までだね♪

みなさんコメントありがとうございます!!
サトシ
これで本当にお遍路が終わりました。
またお遍路をしたいかと聞かれれば、大変すぎて正直したくないです。^^;
しかし、とっても思い出に残るお遍路でした。
このような文化が日本にあったのだと気づかされた、歴史あるお接待に遍路道、札所、
そして、いつか世界遺産になってほしいです。

日本一周の旅はまだまだ鹿児島まで。^^;
この日本一周の旅も多くの方のおかげでやってこれているので、みんなの旅ですね。
とりあえず、お遍路の旅の記事は遅れながらも書き上げていくつもりです。

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ひと区切り
高野山とは、そういうところだったんだね。
お遍路もそうだけど、このサトシくんのブログも、
読者は、みんなの日本一周と思っているかも。
お遍路もそうだけど、日本一周も、そう簡単に出来るものではないしね。
GWに帰省、数日の旅がせいぜいだし。
思いは、無事に旅を終えて欲しいと願うばかりが、
みんなのサトシくんの旅かもしれないね。
この旅、2度目のふるさととニアミス、寄らないと
ころが、サトシくんらしよね。
明日も、いい旅を。
2013/05/06(Mon) 21:48 | URL  | 風ささき #-[ 編集]
はやく記事が読みたい
お疲れ様です。カメラ嫌いの木田さんがたまにカメラ目線だったり、なかなかキャラが素敵で、さとしさんといいコンビだと思いながら読んでます。お遍路編楽しみにしています。
2013/05/08(Wed) 00:31 | URL  | みっく #-[ 編集]
おつかれさま
お疲れさまです。これから沖縄までだね♪
2013/05/08(Wed) 21:51 | URL  | 甲斐 #-[ 編集]
みなさんコメントありがとうございます!!
これで本当にお遍路が終わりました。
またお遍路をしたいかと聞かれれば、大変すぎて正直したくないです。^^;
しかし、とっても思い出に残るお遍路でした。
このような文化が日本にあったのだと気づかされた、歴史あるお接待に遍路道、札所、
そして、いつか世界遺産になってほしいです。

日本一周の旅はまだまだ鹿児島まで。^^;
この日本一周の旅も多くの方のおかげでやってこれているので、みんなの旅ですね。
とりあえず、お遍路の旅の記事は遅れながらも書き上げていくつもりです。
2013/05/11(Sat) 19:03 | URL  | サトシ #-[ 編集]
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2014/01/24(Fri) 22:15 |   |  #[ 編集]
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