ただいま~♪
今朝は、あいにくの小雨が降りしきる。

東屋の下でテントを張っているが、はみ出したテントはびしょびしょであった。
理由は東屋の下の固定ベンチが邪魔で真ん中に張れなかったため・・・。
ただ、軒下の自転車が無事であったからよかった。
昨夜はカバーを被せていなかったし、そうしたミスをこれまで度々犯してはサイドバック内に入れてある着替えのすべてをビショビショにしてしまっていたからだ。

520@DSC06310.jpg昨夜は暗くてわからなかったが、
   どうやら中学校前の真ん前の公園でキャンプしてしまったようで・・・、


520@DSC06312.jpg撤収中に公園をまたいでいく多くの学生・・・。(> <)/

どうやら公園の目の前が中学校で、撤収中には通学のピークをむかえた多くの学生がそばを通っていった。
興味の無いように通り抜けていく男子、それはそれで気まずいが、一方で女子生徒からは何人かに応援されては嬉しいようで、しかしそれはそれで恥ずかしい・・・。
ただ、そうした言葉は最近自分の中で影を落とす日本一周の旅に誇りを持つことができた。
生徒会委員だろう、登校時間ぎりぎりにやってくる生徒に向かって青い旗、黄色い旗、そして赤い旗を振って時刻を知らせている。
みな、無事に授業に間に合っただろうか・・・、
学校のチャイムが聞こえてきた8時半、再び静かな地へと戻った公園を出発。

霧雨の中の出発であったが、すぐに止んでくれた。

旅798日目 「過去の自分」

小雨は止んでくれたが、相変わらず空には雲が覆い尽くしている。

今日は待ちに待った神戸の街へと降りてゆくのだが、その前に六甲山へと寄り道して登っていくか、この天気には大いに迷ってしまった。
長崎に函館とならんで日本三大夜景のひとつで有名なところだが、昼間の景色もいいと聞く。
しかし、この天気では景色もなにも無いのではないだろうか・・・。
そんな不安のもと、また標高932mとちょっとの寄り道じゃすまないほど、かなり登らされるだけに慎重だ。
さっそく立ち寄ったコンビニで旅の話をしたおじさんは以前に北海道の方に住んでいた方で、そんな北の大地の話で盛り上がった。そして最後には餞別まで・・・。
もちろん断るも、最後は言われるがまま受け取ってしまった。

520@DSC06316.jpg出発してから県道15線を南下、
   箕谷で国道428号線へと移り六甲を目指すことに


520@DSC06319.jpg阪神高速”北神戸線”

520@DSC06322.jpgタヌキ注意の看板なんてよく見かけるが、これはちょっと面白いかも♪

始めにちょっとした登りを越えれば、後は予期せぬ長い下りとなった。

気持ちいいわけがない・・・。(> <)/
結局六甲山へと登ることに決めた今、これから長い登りが待ち受けているだけに、
この下りは反動が目に見えていたのでぜんぜん面白くなければ、むしろ悲しく下っていった・・・。

520@DSC06323.jpgこれから登るというのに、道はどんどん下って行ってしまう・・・。(> <)/

結局、気分とともにどん底まで落とされたのち、
案の定、そこからキツい峠道が始まり、休憩しては時間をかけて登っていく。

そのような足取りに半日掛かりの六甲山の予感がしてきたので、再びコンビニへと立ち寄ることにした。
そうしてお昼のパンなどを買い込んで準備万端にしてからアタックすることにしたが、
その後は意外と快調に登り進めることができている。
六甲山への登り口はいろいろあるが、この小部峠からの西側ルートにして正解だったのかもしれない。
序盤こそひっくり返りそうになるほどきつい坂道であったが、全体的には数パーセントの勾配と思える緩やかな登りがダラダラと続き、この重装備であってもそれほど苦とは感じなかったほどだ。
ただよっぽど自転車の性能がいいのか、それともその方がすごいのか、
競輪選手を思わせる姿のサイクリングにきたロードレーサーの方にはことごとく風のようにあっさり抜かれていった。
たとえ自分がこの荷物無しでもそこまで走れる自信は無いってほど速かったから、ちょっとムキになって登っていってしまっている。

520@DSC06326.jpg小部峠を登ったところで県道16号線を進み六甲を目指すことに

520@DSC06333.jpg道のりは比較的緩やか、
   もちろん苦しいがそれほどのものでなかったのは嬉しい誤算だ♪


不安は相変わらずの天気で、景色があるのか不安である。
正直、あまり乗り気でなかったのだが、徐々に青空が顔を出し期待とともにやる気も湧いてきている。

順調に標高を上げ、そして12時過ぎに山頂へとやってきたが不安は的中してしまった。
快晴ならすばらしい景色が広がっていたはずの六甲山の保護センターがある展望台にやってきたのだが、あたりはガスがかかっていれば、全然その景色は無かったのだ・・・。
景色がなければこれと言った見所もなく、また六甲山を紹介した自然保護センターはダメ押しともいえる、あいにくの月曜日休館日であった。

だからといい、すぐに下るのももったいないので、のんびりしながら気長に晴れ間を待つことに決めた。
この日は神戸へと行ければそれでよかったので、時間にはたっぷりと余裕である、
自販機のコーヒーで一息入れながら、ここでパンの昼食にした。
これまでせかせかと坂を登ってきた時間が嘘のように、今度はのんびりとした時間を過ごしていた。

520@DSC06341.jpg六甲山自然保護センターは休館日・・・。(> <)/

520@DSC06343.jpg霧が晴れるのを待ちながら、のんびり昼食。
   ・・・というより、これじゃおやつになっているかも。^^;


520@DSC06350.jpg昨日の有馬温泉と六甲をつなぐ有馬六甲ロープウェイ

520@DSC06354.jpg期待してやって来た神戸の景色だが、真っ白・・・!!(> <)/

その後、六甲ガーデンテラスへと移動して、ここでもまた晴れ間を待った。

大阪湾に浮かぶ淡路島に神戸空港、さらにその奥には関西国際空港、そして大阪の方向へ目を向ければUSJに甲子園球場、梅田の高層ビル群を望むと自慢げに手元のプレートには書かれるが、それがすべて真っ白な霧の中・・・。
正確に言えば下界は晴れているようで、我々がいる六甲山山頂付近にガスが立ちこめているようである。

ここでもまた霧が晴れるのを期待しながらおみやげ店をのぞいて時間をつぶすことにした。
特に何かを買ったわけでも食べたわけでもないが、見ているだけで楽しい♪
オシャレな神戸のおみやげに、また先ほど横目に登ってきたばかりの六甲山牧場のものが多くそろっていた。

そうしていると、デッキから女性たちの歓声が聞こえてくる!
ツアーの団体に仲つつまじいカップルなどそれなりの人々が見守る中、誰もがそう願っていただろう。
霧は我々に向かってくるように通り抜けていけば、するすると風に乗せられ流れる様子が目に見て取れ、そして徐々に下界の神戸の街が足下に広がり始めた。
みんなの願いが通じたのか、青空とともに神戸の街並みが顔を出したのだ。
待ちわびた景色に息をのむ。
いつまたガスに覆われるかわからないこの瞬間、カメラに必死になるか、それとも目に焼き付けるか選択に迷った。
わずかに残るガス越しには、太陽光を反射して輝いた街の姿がある。
六甲山に登ってきて失敗したかなと後悔していただけに、より嬉しさがあった。

大阪の方にはきっと、小さいながらも我が家が見えていることだろう、
そんな今はまだ帰る訳には行かない自分の街を懐かしく見入ってしまった。

520@DSC06400.jpg徐々に晴れだした景色!!

520@DSC06380.jpgポートアイランドに神戸空港

520@DSC06383.jpg大阪方面の景色

520@DSC06385.jpg六甲ガーデンテラス

520@DSC06392.jpg自然体感展望台”六甲枝垂れ”は300円にパス・・・。(> <)/

520@DSC06391.jpg大阪らしい観光バス(笑)次はどこへ行くのだろうか。

そうして待って待った、思いのほかここに居てしまったが、大満足で神戸市街地へと下りの道をとった。

下りは登ってきた道のりとはまた違う、神戸市街地へと直接降りてゆく表六甲ドライブウェイを選んだのだが、こちらの道ちのりはものすごい勾配!!
こちらから登っていたらまともに漕げなかっただろう、ブレーキを握りしめても止まれないほど、ものすごい勾配に足を引きずってはカーブで減速しながら慎重に下っていった。

520@DSC06406.jpg市街地に降りてゆく表六甲ドライブウェイがものすごい勾配!!

520@DSC06417.jpg

520@DSC06416.jpg途中の”鉢巻展望台からの神戸の景色”
       ここまで降りてくれば、見事に快晴♪


520@DSC06425.jpg県道95号線を下り神戸市街地へ 

そうして3時半に神戸市街地へと入ってくる。

もう、そこは見慣れた景色であった。
この神戸、自分の生まれ故郷である。
幼くしてすぐに引っ越してしまい、記憶になければ思いでもない神戸であるが、
それでも自分の故郷として、愛着のある街に感じている。

とりあえず、神戸駅を目指した。
車通りの多い道のりにバスとのにらみ合いが続く。
街では信号にもてあそばれるかのように、交差点ではことごとく引っかかった。
しかし、それさえもカメラを向けるのにちょうどいいなと前向きに思ったほどだ。
神戸に帰ってきた嬉しさがすべてを流してくれた。

520@DSC06449.jpg王子動物園前

520@DSC06457.jpg県道30号線 新神戸駅付近

520@DSC06461.jpg 1988年の完成当時は関西一の高層建造物であったという、
              新神戸オリエンタルシティ(新神戸駅前)


520@DSC06465.jpg

520@DSC06467.jpg

520@DSC06472.jpg三宮駅前の様子

520@DSC06475.jpg三宮駅前(神戸国際会館前)

520@DSC06480.jpgかなり立派な神戸市役所!!(ちなみに兵庫県庁の方が地味・・・)

520@DSC06488.jpg神戸旧居留地

520@DSC06518.jpgそして神戸駅へ・・・

そして神戸駅に4時40分に到着。

大阪までの運賃390円が近さを感じた。
しばらくの間、標高の高い街や内陸部を旅していたためか、自転車を降り立った時には久々に地に足がついたような気分であった。

奈良に京都、そしてこの神戸の街もまた何度も来てはそのほとんどを知っている地であるが、旅人となった目線で、またこのブログで自分の故郷を知ってもらえたらと思い巡っていこうと思う。
本格的な観光は明日として、この日はメリケンパークへと散策気分でやってきた。
これを見ると神戸に帰ってきた思いになるポートタワーがあるところだ。

520@DSC06509.jpg神戸のシンボルともいえる神戸ポートタワーに海洋博物館(ジェットコースターとよく間違われる奴)

思い返せば2年前、旅に出ると決めて買ったばかりの自転車にフル装備を詰め込み、
少し特集なギアに変速の切り替えもわからずやって来たのはこのメリケンパークであった。
今思えば可笑しな自信に溢れていた気がするが、初めての重装備にふらふらにして何とかここまでやってきて、1ヵ月後に始まる旅に心躍らせては、必ず達成させてやるという思いに燃えていた自分がいたのだ。

そんな決意を胸にここにやって来た過去の自分を思い返せば、旅する前の自分と出会えたかのように、そんな過去の自分が今の自分の背中を押してくれたのだろうか。
家が近いだけにここ最近は特に帰りたい思いにかき立てられてばかりで苦しい思いであったが、もうそれはなかった。
この旅がしたくてしたくてずっと心に秘めていた思い、これから始まる旅に心躍らしていた自分を思い出せば、不思議とやる気が湧き上がって来たのだ。

そのときに撮った写真がブログ左上のプロフィール欄の自分であり、
これから始まる旅に不安と期待を胸にした自分である。

ここからは後ろを振り向くことなく沖縄まで走り続けて行こうと思う。

520@DSC06500.jpgメリケンパーク

520@DSC06498.jpgメリケンパークから見た神戸市街地

520@DSC06548.jpgその夜は神戸市役所の隣に広がる公園でキャンプとしている。


5月20日 おしまい。


走行時間 5:12[h]
走行距離 56.6[km]
平均速度 10.8[km/h]
最高速度 36.0[km/h]

天候:晴れ
体調:良好

キャンプ地:神戸市街地 公園 


[あとがき]
コメントやお勧めの情報など、たくさんのメールありがとうございます♪
ブログに携帯のメールも楽しく読ませてもらいました♪
現在(6月4日)は岡山県総社市に到着し、これから備中松山城へと向かいます。
ちなみに、日本一標高の高い山城で苦労させられそうな予感・・・。
そして、もう暑さが大変!!(> <)/

なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
yaku@docomo.ne.jp


旅全記事リスト http://teriyaki830.blog.fc2.com/archives.html

読んでくれてありがとうございます
クリックしてもらえるとうれしかな・・・。

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[2013/06/03 22:49] | 兵庫
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あの日
風ささき
同じ場所に居た自分、時を経て同じ場所に立つ。
不思議な感じがするよね。
思い出が多いと喪失感が湧いてきたりする。
強い気持ちで乗り越えてきた道のりの感触。
五感の蓄積が経験値となり背中を押してくれる。
過去が輝いて思えてしまうけど、一番輝いて
いるのは、進行形の今この時。
霧は晴れる、天候も移り変わる。
その時がやってくるまで待つ。
自分の方に引き寄せてしまった。
待つことも大切だね。
明日もいい旅を。

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あの日
同じ場所に居た自分、時を経て同じ場所に立つ。
不思議な感じがするよね。
思い出が多いと喪失感が湧いてきたりする。
強い気持ちで乗り越えてきた道のりの感触。
五感の蓄積が経験値となり背中を押してくれる。
過去が輝いて思えてしまうけど、一番輝いて
いるのは、進行形の今この時。
霧は晴れる、天候も移り変わる。
その時がやってくるまで待つ。
自分の方に引き寄せてしまった。
待つことも大切だね。
明日もいい旅を。
2013/06/06(Thu) 01:19 | URL  | 風ささき #-[ 編集]
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