ただいま~♪
直島を知ったのは本当に最近のこと。

新潟の佐渡島に渡って以降、すっかり島旅の魅力にハマってからはこの旅でいろんな島に渡っていった。
そうして調べていくうちに見つけたのがこの直島であり、アートの島と聞いて必ず立ち寄ろうと楽しみにしていたんだ♪

DSC08618.jpg直島で出会った”南瓜”

瀬戸内に浮かぶ直島は一周する道路もなければ一日で回れてしまう小さな島で、
しかしその評判を聞きつけて海外からも人々が訪れるほど、島をあげてのアートの世界があった。

旅809日目 「アートの心」

宇野港で起床。
立派なフェリーターミナルがあるわけではないが、岡山と香川を結ぶ瀬戸大橋の開通以前までは、高松(香川)への四国玄関口といえばここだったそうで、いくつもの会社のフェリー乗船口が港に並んでいる。

昨夜はそうしたフェリー乗り場が並ぶ一角にある広場にテントを張ったのだが、
船は眠ることも知らずに夜中も動いていたようで、鳴り響くトラックのアイドリング音の中での睡眠となってしまった。
しかし、むしろこうした音がそばに人がいてくれている安心感があり、
しんと静まり返った場所で、怪しい人が来てしまったらと思う不安の中より、こうした場所のほうが自分には安心してキャンプが出来ている。
そして目覚めはよく、しっかり眠れたほうであった。

DSC08520.jpg昨夜は宇野港隣に広がる広場でキャンプ

直島へと渡るフェリーのりばは目と鼻の先。

乗ろうと決めていた8時20分のフェリーに間に合わなくも無いが、それではせわしない乗船となってしまいそうなので1時間後の次便に乗って直島へ渡ることにした。
そうして余った時間はこちら宇野港を見て回る。
これから向かう直島はもともとアートの島として有名な島なのだが、今年はそんな直島を含めた瀬戸内海に浮かぶ12の島々と、この宇野港を含む2つの港を舞台に世界中のアート作品が集結した”瀬戸内国際芸術祭”が行われていて、ひときわ盛り上がっている♪
3シーズンに分かれて行われる会期のちょうど今は春の部と夏の部の間の休部中であり、残念ながら屋内展示物は見ることができないそうだが、芸術祭舞台の一つであるこちら宇野港にもオブジェなどが並んでいた。
アートとは関係ないのだが、”ののちゃんの家”は早すぎる時間にまだ閉まっているのが残念であったかな・・・。^^;

DSC08521.jpg JR宇野駅

DSC08532.jpgこの宇野港にも、瀬戸内国際芸術祭の作品が並ぶ♪

DSC08527.jpg瀬戸内国際芸術祭の広告

9時20分のフェリーに乗り込めば、その多くが観光客と思われ欧米の外国人の姿もよく見かける。
そういえば、お遍路で知り合ったカナダのダラさんも直島を楽しみにして日本に来たと言っていた。
海外で大きく紹介されてあるアートの島であるのだろう。

自転車は乳母車と同じく300円。
初めは安いと思ったのだが、大人乗船券280円を考えると高く感じた。
小さな島に向かうにしては立派なフェリーは車や観光バスでいっぱいにして宇野港を出航する。
セブン-イレブンの搬入トラックも一緒に乗り込むから、島にコンビニはあるらしい。
孤島に向かう気分であった自分にはうれしい仲間♪
ATMや食料など、もしもの時に頼りになるコンビニがあると知っただけでも嬉しい♪

そして直島へはわずか20分の航海で到着した。
それもそのはず、直島は宇野港からわずか数キロ沖合に浮かぶ島で、港からではたくさん浮かぶ島々にどれが直島か分からなかったが、降り立った直島からは本土にさらには宇野港の造船所が確認出来るほど近ければ、航海もあっという間の物足り無ささえ感じるものであった。

DSC08544.jpg小さな直島に向かうにしては立派な四国汽船。
  島までわずかな船旅であったので、デッキで瀬戸内の風を感じていた♪


DSC08559.jpg直島の玄関口 宮ノ浦港に到着♪

「なにか?!」
と言わんばかりに堂々とした赤カボチャ、もうその姿に笑ってしまうばかりである。

直島の玄関口である宮浦港ではさっそく迎えてくれた”赤カボチャ”が人々の目を丸くさせてくれた。
芝生の広場にさりげなく、そしてシュールな姿であるところにアートに感じ、そんな遊びごころ満載の出迎えは島への期待が盛り上がるばかり♪
島に不釣り合いなほど、ガラス張りがモダンなフェリーターミナルだが、
横に目を向けると素朴な漁村の港がある。
観光地図を受け取り、さっそく島を走り出した。

DSC08571.jpgモダンな宮浦フェリーのりば(海の駅「なおしま」)

DSC08581.jpg宮浦港ではさっそく”赤カボチャ”が迎えてくれた♪

ちなみにフェリーの短い乗船時間が示すとおり、ずいぶんと本州寄りの岡山に抱かれるように浮かぶ島である。
それなのに島の住所はそれまでの岡山県でなく”香川県の直島”であるのだから、
岡山の人にとっては納得のいかない線引きであることだろう・・・。(^^;

そんなお遍路以来の香川県に戻ってきたことを実感させられるものがあった。
お遍路があったのだ!
といっても道ばたに地蔵が並ぶといったミニお遍路だが、そのすべてに四国遍路の札所それぞれの名前がつけられてある。
数時間の山道を苦労して登って札をついた60番札所の横峯寺がいとも簡単に道路脇にぽつんと置かれてあると、横峯寺はそんなものじゃないぞ!!と、納得いかなければ文句を言いたくなってしまうが、この小さな島に88カ所の札所が固まるようにあちらこちらで並ぶものだから仕方がないだろう。

気になるものであったが、この島ではアートを感じるためにやってきたのでそのようなミニお遍路はさておき、ヨーロッパを感じさせる”地中海美術館”に向かうことにした。

DSC08588.jpgピカチュウがいました♪

DSC08591.jpg

DSC08592.jpg道端に置かれた”ミニお遍路”
   あの苦労して山を登った60番札所の横峰寺とある・・・^^;


DSC08595.jpg島を半周ほど伸びる県道256号線

15分ほど走り”地中海美術館”到着、
・・・かと思ってやって来たら、よく見れば”地中美術館”であった。

その名のとおり景観を配慮して建物のほとんどが地中に埋まっているらしい、
しかしそんなことより、その値段に飛び上がってしまった!
なんと2000円もするではないか!!(> <)/
これには凹んだ。美術館に負けないぐらいに”地中”奥深くまで凹んでしまった。

さすがにこれには後ずさりして、気を取り直して次へと向かう。
しかし、そんな次の李禹煥美術館も予感通り入館料は1000円であった・・・。
ちなみに、この二つが島のメイン的な施設であれば、みな当たり前のように入っていくそんな背中を、ひとり悲しくなりながら見送っている・・・。(> <)/

DSC08599.jpg入館料が驚くことに2000円もする地中美術館!!(> <)/

DSC08604.jpgこちらもなんと、1000円もする李禹煥美術館・・・。

さらにはベネッセハウスミュージアムも1000円!!
同じくして表でひっくり返った。

世界的に有名な方の外国人アーティストの作品がそろうというから、考えたら当たり前かもしれないが、港の赤カボチャのハイテンションから一転、気分はガタ落ち・・・
もしかして、ケチな心でいると島の芸術を全く楽しめないのでは?!
せっかくやってきた直島だというのに不安な思いで先ほどの赤カボチャのような野外展示物を探すことにして、頭のアンテナをたてて探した。

そんな自分を慰めてくれるかのように、再びカボチャが登場。
なぜかカボチャである・・・。
なにも意図しなければその不自然な光景に唖然とさせられてしまうところに芸術の良さを感じ、その大きさといい愛着のある可愛さがあるのだ。
誰もいないことを確認すれば、思わず抱きついてしまった。(^^;
そしてアートを肌で感じていた♪

DSC08607.jpg海岸に点在するアートの数々♪

DSC08608.jpgこんどは黄色いカボチャが・・・。(^^;

DSC08619.jpg直島はきれいな海でした♪

DSC08621.jpg

この島から生まれた”おやじの海”という演歌がその昔に日本中で大ヒットしたらしい。
ボタンを押せばそんな記念碑から流れてくる音楽に耳を傾け、アートの島になる前の姿を見たような気がする。

サイクリングを楽しむ地元の方とはなしても、やはりどこも高いそうである。
そこで覚悟を決めて”家プロジェクト”になけなしのお金をはたくことにした。
”家プロジェクト”とは、島に元々あった6つの古民家を改修し、有名なアーティストの手で家の内部そのものを使ってアートが表現されたものである。
一つづつ見ていくなら400円だというが、6つ見て回れる共通鑑賞チケットなら1000円というから、ずいぶんとお得に感じる一方、まぁ向こうの思うつぼなのだ・・・。(^^;
せっかく直島にやってきているので、島を楽しむためにも大奮発をした。

DSC08642.jpg家アートプロジェクトの一つ”はいしゃ”(もともとは歯医者の診療所)
   このような古民家をそのまま使った6つの家々を回っていった。


薄暗い部屋の中に池があり、そこに浮かび上がるデジタル数字、内部にきれいな滝が描かれてある蔵、落ち着いて用も足せないオープンなトイレ、絵の具を振り回したようなぐっちゃぐっちゃの部屋や、なぜか巨大な自由の女神が天井を突き抜けてたってあったりする。
度肝を抜かれることもあれば、そこで考えることもあった。

個人宅を改造して造られたものだから、一つ一つはあっという間。
それぞれの場所も静かな住宅街の中にひっそり隠れているため、案内板の無い迷路のような裏路地を渡された地図を頼りに走り回って巡っていく移動に煩わしさを思ったのだが、それでも行く先々の通り抜けていく裏路地では、それぞれの家庭の庭先にしろアートの島を意識した作品が並ぶ。
そんな個人のセンスが輝く町並みに、それはそれで見ていて楽しかった。

DSC08630.jpg密集する民家をかき分けて次の家プロジェクトへ

DSC08633.jpg空き缶で作られたアート♪

DSC08638.jpg

DSC08697.jpg

DSC08708.jpg一般の家々でもアートが♪
   この島のシンボルであるカボチャがかわいいと思った♪


普通の床に向かって「アートなんで踏まないようにお願いします」なんて難しいことをいうところもあれば、あっけにとられる物もあった。
しかし、そうしたアートの魅力にはまる自分がいた。
最初はどうかなと思っていたが、最後はなんか満足♪

その中でも特に自分が気に入ったのが、世界的にも有名だというジェームズ・タレル氏による”南寺”。
宙に浮いたような気分になってしまうほど真っ暗な部屋に手探りで案内されたと思ったら10分ほど待つように言われる。
しばらくはなにも見えないまま・・・、スタッフの説明を聞いて良さが湧いてきたのだ。
すべてを言ってしまうと、実際に来たときの良さが台無しになってしまうためここまでとしておくが、そんな体で感じるアートなど、おもしろい物もたくさん!!
ぜひ、アートを感じに島へ来てほしいところである♪

DSC08676.jpgなかなか良かったと思う家プロジェクトの”南寺”

DSC08699.jpgこの島猫がたくさんいました♪

DSC08648.jpg(^▽^)/

DSC08685.jpg(> <)/

DSC08652.jpgヾ(≧▽≦)ノ

こうして家プロジェクトの鑑賞をおえて、夕方に直島を離れることにした。
メインの美術館をパスしてしまっため、直島を存分に楽しめたかは疑問であるが、家プロジェクトはよかったと思う。
唯一不満があるとすると室内はすべて写真が禁止であったことかな・・・。
(外国人はバシャバシャ撮っていたけど・・・)

長く置き去りにしていた自転車に戻ってこれば、ミネラルウォーターが置かれてあった。
未開栓だから差し入れってことかな、ありがとうございます♪

DSC08725.jpg再びフェリーで岡山の宇野港へと戻る

きれいな海岸が広がるこの島でキャンプをしたかったのだが、
以前お遍路で一緒した諒生君に聞いたよると、キャンプに目を光らす島であるそうで、テントを張らずにベンチで横になっていても夜中に叩き起こされて注意されたそうだ!!
そうなっては大変と、この島を出ることにする。

また本来ならば、ここ直島から小豆島へと船で島を渡っていこうと考えていたのだが、その場合お隣の豊島でフェリー会社を乗り換える必要があり、けっこうめんどくさいことに。
そのため仕方なしに今朝の宇野港へともどり、再び出直しとなった。(^^;
小豆島へは明日にまた向かうことにしようと思う。

岡山の宇野港へと戻り、日没までマクドで過ごしていた。
その後、昨夜と同じ場所でテントを張って寝ることにしている。

DSC08737.jpg昨夜と同じく、宇野港そばでキャンプです


5月31日 おしまい。

走行時間 1:38[h]
走行距離 13.9[km]
平均速度  8.6[km/h]
最高速度 28.0[km/h]

天候:晴れ
体調:良好

キャンプ地:宇野港 公園

[あとがき]
現在(7月8日)は大分県中津市。
もうすぐ別府温泉です♪

前日分へのコメントにメール、ありがとうございます♪
”SOOおばさんへ”ここ最近は雨の中の走行ばかりで辛かったですが、ようやくの梅雨明けを迎えそうですね。しかし、今度は暑さが・・・(> <)/現在は大分県で、ここまで来ると、ひと漕ひと漕ぎにゴールに近づいていっている実感がわいています!あれだけ早く終わらせたかった思いが、今はちょっと寂しさも感じる今日この頃ですよ。^^;
”風ささきさんへ”たしかに牛丼ばかりですね。^^;280円なんでコンビニ弁当よりもお得と、看板を見つけたらすぐに入ってしまっています。(笑)あと教えてもらった来月の種子島のロケット発射、今ではすごくその気になってきてますよ♪種子島にも寄り道して見ようかと思ってます!

なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
yaku@docomo.ne.jp


旅全記事リスト http://teriyaki830.blog.fc2.com/archives.html

読んでくれてありがとうございます
クリックしてもらえるとうれしかな・・・。

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[2013/07/08 09:57] | 香川(直島)
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梅雨明けて
風ささき
猛暑の中をラストラン、急に黒い雲が湧き出たら
落雷に注意だよ、外に居る確率が高いだろうし。
しまなみでも、オブジェとかあったでしょ。
背景がいいから絵になるよね。
自分でも、その値段なら入口で躊躇するだろうね。
芸術で空腹は満たされないだろうし、現実離れし
ない自分が居る。
ピカチュウに噛みつく猫の絵もアートだよ。
心が動くところは、行っとかないとね。
好奇心が旅の原動力だろうしね。
明日もいい旅を。


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憧れのかぼちゃ
ぱんら
わーー直島レポ楽しみにしてたんだよ!
ぱんら美大出身だからこういうアート大好物なの。黄色かぼちゃ、、、好きだなあ。作者の草間彌生さんってかなり強烈なアーティストだけど、凄い!
サトシくんに3000円現金書留で送るから、美術館見せてあげたかったなあ。でも十分楽しめたみたいで良かった。演歌の流れる普通の島と、現代アートが折り合いつけて共存してるのが、なんか可笑しいね。今別府なの?ぱんらの妹夫婦只今別府温泉巡り中!まあ出会う確率は無に等しいが、ピカチュウぶら下げてるチャリダーには優しくするように言っとくね。

アート
直島だ~。
アートは「お高い」「写真禁止」が多くてサトシさんの旅にはなかなか難しいですよね。

ともあれ、今しか見れないいろいろを見ながら残りあと少しの旅路、楽しんでください!

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梅雨明けて
猛暑の中をラストラン、急に黒い雲が湧き出たら
落雷に注意だよ、外に居る確率が高いだろうし。
しまなみでも、オブジェとかあったでしょ。
背景がいいから絵になるよね。
自分でも、その値段なら入口で躊躇するだろうね。
芸術で空腹は満たされないだろうし、現実離れし
ない自分が居る。
ピカチュウに噛みつく猫の絵もアートだよ。
心が動くところは、行っとかないとね。
好奇心が旅の原動力だろうしね。
明日もいい旅を。
2013/07/08(Mon) 17:19 | URL  | 風ささき #-[ 編集]
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2013/07/09(Tue) 01:31 |   |  #[ 編集]
憧れのかぼちゃ
わーー直島レポ楽しみにしてたんだよ!
ぱんら美大出身だからこういうアート大好物なの。黄色かぼちゃ、、、好きだなあ。作者の草間彌生さんってかなり強烈なアーティストだけど、凄い!
サトシくんに3000円現金書留で送るから、美術館見せてあげたかったなあ。でも十分楽しめたみたいで良かった。演歌の流れる普通の島と、現代アートが折り合いつけて共存してるのが、なんか可笑しいね。今別府なの?ぱんらの妹夫婦只今別府温泉巡り中!まあ出会う確率は無に等しいが、ピカチュウぶら下げてるチャリダーには優しくするように言っとくね。
2013/07/09(Tue) 12:26 | URL  | ぱんら #-[ 編集]
アート
直島だ~。
アートは「お高い」「写真禁止」が多くてサトシさんの旅にはなかなか難しいですよね。

ともあれ、今しか見れないいろいろを見ながら残りあと少しの旅路、楽しんでください!
2013/07/14(Sun) 06:54 | URL  | 由 #-[ 編集]
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