ただいま~♪
ギー!ギー!
夜中に突然鳴り響きだした音に気味悪く思ったが、きっと潮の満ち引きから水位の変化でそうなったのだろう。
フェリー乗り場の浮き桟橋が波に揺れて、一晩中金切り声をあげていた。

DSC08742.jpg 昨夜もフェリー乗り場付近でキャンプ

それにしてもうるさい。(> <)/
しかし、くつろいでしまった今更テントを移動させるのもめんどくさく、昨夜は耳をふさいで眠っていた・・・。

旅810日目 「残念石」

小豆島へのフェリーは一日8往復。

8時半の便に乗れそうになかったため(8時半にようやく撤収を終えた)、次の10時5分の便に乗って小豆島へ渡ることにしてゆっくりとしている。

そんな余った時間は久しく目にしてなかったテレビを待合室で見たり、また短い時間ではあるがパソコンを開いてブログなどを書いて過ごし、そうしていれば案外あっという間に乗船時間を迎えた。
ちなみにフェリー代は大人1200円に自転車が430円の合わせて1630円と、思いのほか高くついてしまっている・・・。(^_^;

DSC08744.jpg 出航時刻までの1時間近くは待合室でテレビなどを見て過ごしていた。

DSC08755.jpg 小豆島行のフェリーに続々と乗り込む車

船内は団体の身体障害者さんの遠足と重なり、彼ら持ち前の明るさで大賑わい。
しかし、すぐに睡魔が襲ってからはフェリーの殆んどを眠ってしまっていたから気にはならなかった。
気になるのは天気で、昼過ぎから40%にまであがる降水確率である。

フェリーは途中、豊島の二つの港に立ち寄り、2時間近くの長旅を経て12時前に小豆島の玄関口”土庄港(とのしょうこう)”へと入っていった。
フェリーではそのほとんどを眠って過ごしていたため、まだ眠ったままのぽーっとする頭で自転車にまたがった。

DSC08760.jpg小豆島の土庄港に到着♪

DSC08778.jpg ある程度の街でほっと一安心した・・・。

DSC08788.jpg港にあった”二十四の瞳 平和の群像”

小豆島は”オリーブの島”とも言われるだけあって、港にもたくさんのオリーブの木が植えられてあった。

港では”二十四の瞳”の平和の群像が早速迎えてくれ、観光客が熱心にカメラを向けているから有名なものとすぐにわかったが、自分にはその二十四の瞳がよく分からなければ、特に思うことはなかった。
”二十四の瞳”は生徒12人のことをさしているらしく、戦時中に生きる子供達と教師の苦悩を描いた小豆島を舞台にする映画であるそうだ。
撮影セットの町が広がる”二十四の瞳映画村”まであるようだが、きっと入館料もそれなりにするだろうし自分はスルーするだろう。

市街地をでる前に、ギネスの文字に釣られてやってきたのは土渕海峡。
小豆島の中でも、さらに前島と呼ばれる付属の島と挟まれた間に延びるわずかな海峡が世界一狭い海峡としてギネスに認定されてあるそうだ。
漁船やレジャーボートぐらいしか通れないような狭いもので、その狭さから一見すると何でもない川なのだがギネスと付くだけでもおもしろく見えたのは事実であった。

DSC08802.jpg

DSC08803.jpgギネスブックにも認定される世界一狭い海峡”土渕海峡”

港に続き、街にもたくさんオリーブが植えられてあった。
瀬戸内の気候が地中海と似ているのだろうか、また島の郵便局も”オリーブの島郵便局”となってあったりする。

セブン-イレブンを見つけ、店先に置かれたベンチで簡単にカップラーメンでお腹を膨らませた。
街を出れば何も無いことは目に見えていたので、食料にカセットボンベなどの消耗品の残量をしっかりと確認してから、そうすれば島を時計回りに県道253号線を走り出すことに。
いよいよ小豆島の旅が始まった!

DSC08805.jpg街はオリーブでいっぱい♪

DSC08807.jpg土庄市街地

県道253、26号線と渡り次いで海岸線を走る。

たまに小さな漁村集落があるくらいで、そのほとんどが何にもない道のりであった。
ずっと先まで延びていく島影に島の大きさを感じ、この瀬戸内海の島々では淡路島に次いで大きな島であるが、島の周囲は120kmほど順調に行けば2日で回れてしまうだろう。
島を走り出した時にはすでにお昼だが、ちょうど島を半分ほどまで来た反対側に位置するもう一つのフェリー乗り場の福田港までと思っている。
とくにキャンプの当てがあるというわけでもないが、フェリー乗り場のそばにはよく公園があることが多いことからそうすることにした。

しかし、不安は天気の方で常に空を気にしながら走っている。
本格的に降り出してきてしまえばそこまでとなるわけで、よさそうな海岸を見つけては雨に打たれる前にここで・・・、といろいろと考えてしまうが、いまいち決めきれずにだらだら走り続けた。
ちなみに、目指す福田港は島の裏口のようだが、姫路と繋がっているそうだ。

DSC08808.jpg

DSC08811.jpg

DSC08821.jpg

DSC08823.jpg

DSC08828.jpg

途中”大阪城残石記念公園”を見学。

小豆島観光でちょっと楽しみにしていたところで、道の駅に資料館も併設されてあるところである。
そんな無料で見学できる大阪城残石資料館を見ていった。

島は良質の花崗岩産地だそうで、また豊臣氏の領地であったことや海上輸送に都合がよかったこともあり、ここから数多くの巨石が大阪城へと運び出されていったという。
また大阪夏の陣で徳川家康に破壊され、大阪城の修築の時にもここから石が切り出され、はるばる海を越えて大阪へと運ばれていった。
ここに残されたものは、その時に余ったもの、もしくは落としてしまったものなど何らかの理由で大阪城になれなかった残念な石が並んでいた。

ちなみに江戸城に東大寺参道、また法隆寺などに使われる多くの石もここ小豆島産であるそうだ。

DSC08841.jpg道の駅「大阪城残石記念公園」

DSC08839.jpg石運搬の再現、ちなみに台車から落ちてしまった石は縁起が悪いということから(落城を意味するらしい)、せっかく運んできたというのにその場に捨ててしまうという。^^;

DSC08837.jpg無料で見れた”大阪城残石資料館”

DSC08847.jpg 大阪城に向かうことなく海岸に残された”残念石”

DSC08844.jpg今もなおここに残る豆腐の型をした巨石たちには、かち割ろうとミシン目のように掘られたノミの跡やこれを運搬するにしろ苦労が見て取れた。

そんな400年前の戦国時代から今もなお石の産地であるようで、島を巡っているとあちらこちらで石材店が見られた。
昨日の直島と同じく、この小豆島も”瀬戸内国際芸術祭”の島の一つであるが、そんなアートはもちろん石でできたものばかり。

DSC08851.jpg 今でも石の産地であるようで、多くの石材店が見られた

DSC08852.jpg あちこちに転がっている石の数々!!

3時を過ぎてから、とうとう雨が降り出してきてしまった。 (> <)/

分かっていたことで多少の雨も覚悟の上で、そう強くならないことを祈りながら福田港を目指していった。
しかし、時折強く降ってくる雨にそれまでの海岸などでキャンプを決めきれなかったことを悔やみながら、またそれ以降というもの全くキャンプが出来そうにない採石場の続く道のりが続いた。
途中道ばたに見かけたポケットパークの小さな東屋の下へと、自転車とともに身を寄せて雨の様子をうかがうことにしたが、体が濡れてしまったこともありすこし肌寒い思いをしている。
10分ほどして小雨になったところで走り出し、このあたりからアップダウンも結構現れ、汗と雨にビショビショとなってしまいつらい道のりだ。(> <)/

DSC08867.jpg 山肌を大きく削り取った採石場がどこまでも続いた

DSC08864.jpg 山の上まで削り取っている。

DSC08874.jpg

DSC08878.jpg 小さな東屋で雨宿り(> <)/

DSC08883.jpg 本土と近く、海の向こうには姫路付近の山々が見えていた。

雨は強さを増すばかりで、自炊の水場が欲しいだの東屋の下でテントを張りたいだの、そんな贅沢を言っている場合じゃなくなってきては、どこでもいいからキャンプできそうな場所を探していった。
しかし、島の北東部まで来ると民家一つ無い道のりに、また山肌を断崖絶壁にまで削り取った採石場が長く続くばかりで、当てにしていた海岸が見当たらないまま。
先ほどの大阪城の残石もそうだし、そんな戦国時代から石の産地として島には47にも至る採石場があり、全国の採石の1/10にも至るという。
そんな島の素顔をみたが、それと引き替えで景観を失いつつある島の素顔を見た気がする。
そんな断崖絶壁の採石場がいつまでも続いた。

仕方なしに走り続け、そして山と海に挟まれた小さな港町までやってきた。
少しばかり奥行った吉田ダム付近にある温泉で汗を流し、休憩室で交流戦の阪神オリックス戦の試合終了を見届け(オリックス負けた・・・)、、そして再び走り出している。
温泉にのんびり浸かりたいところであったが、まだ寝床が決まっていないだけに日没を意識しながら慌ててしまっていた。
ちなみに温泉は300円と安く、それでいてシャンプーにボディーソープまで備え付けてくれているからすごくいいところであった♪

DSC08887.jpg 温泉に入ってつかの間の休息。

あてもなく集落の海辺でテントを張ろうとやってくると、そこにキャンプ場の文字が!!
地図に記載がなかったため、ここに来るまで全く知らなかったが、トイレに炊事棟もちゃんとあるところであった。

キャンプ代400円とあるが、管理人はおらずどこで支払えばいいのか分からないまま、また明日にでも考えることにして、誰もいないことから雨に当たらない小さな炊事棟屋根の下にテントを張らせてもらった。

DSC02578.jpg 偶然にやって来た海岸はキャンプ場であった♪

DSC08894.jpg 夕飯はラクなパスタです♪

DSC08890.jpg誰もいなかったので炊事棟の下でテントを張っちゃいました・・・。^^;


6月1日 おしまい。

天候:曇りのち雨
体調:良好

キャンプ地:吉田キャンプ場 (香川県小豆郡小豆島町)


[あとがき]
現在(7月12日)は大分県大分市街地です!

前日分へのコメントにメール、ありがとうございました!
”風ささきさんへ”直島の入館料の高さにはびっくりですよね。^^;しかし、外国人観光客もこの直島のアートを見にぐらいに有名だそうです。旅人でやってくる島じゃなかったのかなと、今度は誰かを連れて存分にアートの世界を楽しみたいですね♪
”SOOおばさんへ”最近は猛暑の日々が続きますよね。これだったら、まだ梅雨の雨の方がマシかも。^^;旅の1年目の夏は青森ねぶた、そして北海道へと入り、2年目の夏も信州登山を繰り返し標高の高い地域にいたのでうまいこと夏場から逃げてきたのですが、今年は苦労しそうです。^^;あと、おばさんから頂いた濡らすと冷えるタオル、毎日首元に巻いて走っていますよ!ありがとうございました!!
”ぱんらさんへ”草間さんがどんな方か知らなかったのですが、有名な方なんですね。長野の松本出身だそうで、そういえば市街地を彼女がデザインした赤い水玉バスが走っていたことを思い出しました。今は大分県で別府温泉を過ぎて大分市街地に来ていますよ。もしかしたら、ぱんらさんの妹さん夫妻とすれ違っているのかも?!自転車は駅前において散策していたので、それでは旅人と気がつかないですね。^^;しかし面白い偶然に笑ってしまいました!

なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
yaku@docomo.ne.jp


旅全記事リスト http://teriyaki830.blog.fc2.com/archives.html

読んでくれてありがとうございます
クリックしてもらえるとうれしかな・・・。

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[2013/07/11 10:41] | 香川(小豆島)
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オリーブ
風ささき
と言えば、ポパイの恋人。
オリーブオイルは問題ないけど、オリーブの実は苦手でサブウェイでは、オリーブ抜きです。
尾道の千光寺の横にも石切場があったでしょ。
ノミとクイで切り出し、先人は偉大だよね。
やまの上まで登ったかな、かなりの勾配だったけ
ど、絶景が待っているよね、瀬戸内の。
水分と塩分も摂り熱中症に気をつけて。
宮崎の海岸にモアイ像があるよ、公認のだから
本物と同じサイズかな?
ご当地グルメのチキン南蛮でも宮崎で、鹿児島の
白くまもだね。
もうすぐ夏休みの時期だよ、混雑を考えてのコース
を選ばないとね。
明日もいい旅を。


管理人のみ閲覧できます
-



小豆島だー。
二十四の瞳は戦争の哀しさを描いた……とか書こうとしても私の歳でも「小豆島で知った♪」状態だったりしますが。
最近では映画「八日目の蝉」のロケ地でも脚光を浴び。
コンパクトに見所いろいろでいいですねー。

P.S.島旅といえばこの先九州鹿児島の、屋久島種子島奄美大島はどれも見所多くぜひ見てほしいですが!


-
次は世界一週ですね!
楽しみにしてますw

こんちには
達也
いつも楽しく日記みてます!
気になったんですが、雨の日でもテントで寝るんですか?

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オリーブ
と言えば、ポパイの恋人。
オリーブオイルは問題ないけど、オリーブの実は苦手でサブウェイでは、オリーブ抜きです。
尾道の千光寺の横にも石切場があったでしょ。
ノミとクイで切り出し、先人は偉大だよね。
やまの上まで登ったかな、かなりの勾配だったけ
ど、絶景が待っているよね、瀬戸内の。
水分と塩分も摂り熱中症に気をつけて。
宮崎の海岸にモアイ像があるよ、公認のだから
本物と同じサイズかな?
ご当地グルメのチキン南蛮でも宮崎で、鹿児島の
白くまもだね。
もうすぐ夏休みの時期だよ、混雑を考えてのコース
を選ばないとね。
明日もいい旅を。
2013/07/12(Fri) 17:05 | URL  | 風ささき #-[ 編集]
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013/07/12(Fri) 17:47 |   |  #[ 編集]
小豆島だー。
二十四の瞳は戦争の哀しさを描いた……とか書こうとしても私の歳でも「小豆島で知った♪」状態だったりしますが。
最近では映画「八日目の蝉」のロケ地でも脚光を浴び。
コンパクトに見所いろいろでいいですねー。

P.S.島旅といえばこの先九州鹿児島の、屋久島種子島奄美大島はどれも見所多くぜひ見てほしいですが!
2013/07/14(Sun) 07:13 | URL  | 由 #-[ 編集]
次は世界一週ですね!
楽しみにしてますw
2013/07/14(Sun) 16:30 | URL  |  #-[ 編集]
こんちには
いつも楽しく日記みてます!
気になったんですが、雨の日でもテントで寝るんですか?
2013/07/15(Mon) 00:17 | URL  | 達也 #-[ 編集]
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