ただいま~♪
旅817日目 「しまなみ海道」

夜中の3時に突如としてテントを激しく叩きつける音がした。
はじめは雨かと思ったが、その正体は地中から顔を出してきた芝生のスプリンクラーで、言うまでもなく、こんなところ(尾道駅横の芝生広場)でテントを張っている自分が悪い・・・。(> <)/
そうした人目のつきやすい駅前にテントを張っているが、昨夜は終電を迎えれば駅前とはいえひと気はほとんどなく、たまに車が走り去る程度で恥ずかしさはすぐに消えた。
そうしてぐっすり眠っていたところに、まさに寝耳に水ともいえる騒動がこうしておきてしまったのだ。

そんな事件があってからもうひと眠し、そして今朝は珍しく夜明けの5時に起床。
眠気を削がれてしまったようで、早起きした今朝はブログの整理や今日の予定を考えて過ごすことにした。

DSC09963.jpg朝日が昇る尾道水道(尾道海峡)

DSC09958.jpg尾道城(廃墟だそうです・・・)

DSC09955.jpg昨夜は尾道駅前の芝生広場でキャンプ
   スプリンクラーでビショビショにされてしまった。(> <)/


テントの撤収後も場所を駅改札口のベンチに移し、そこでもまたブログなどをしていた。

そして開いたばかりの観光案内所でパンフレットをもらい、尾道観光のスタートだ。
”てっぱん”というNHKの連続テレビ小説がこの尾道をロケ地にあったようで、そのような張り紙をよく見かける。
そうしたドラマや映画のロケ地としてたびたびこの尾道が使われ、そんなロケ地めぐりをしたくて来た人ばかりなのだろう、土曜日のこの日は観光客も多くいる。
ただ、すべて自分の知らないモノであった・・・。
ならばと期待して広げた尾道観光パンフレットはお寺ばかり。
お寺めぐりも悪くないが、お遍路でさんざんめぐり回ったこともあり自分にはいまいち気が乗らず、そうして尾道観光への意欲は急激にしぼんでいってしまった。
しかし、そんなお寺の中でも特に有名なのが千光寺山にたつ千光寺で、境内からの景色がいいと聞いてそちらまで登っていくことにした。

DSC09977_201308100821539bd.jpg今朝の尾道駅前

DSC09968_20130810082148be6.jpg賑わう駅前

DSC09978_201308100821593c3.jpg

DSC00072_20130810081242d85.jpg幼年期を尾道で過ごしたという作家の林芙美子

DSC00064.jpg商店街でであったわんこ。
   人の目をよく見つめる子で、なんか話が出来た気がした。


”坂の街”と言われるほど坂の多い尾道では、自転車は駅前に置き歩いて散策することにした。
ちなみに、自転車を置かせてもらっている場所は駅の一角にある自転車組立場で、
しまなみ海道のサイクリングに来た方々が電車から降り立ち自転車を組み立てるスペースのようだ。
こんなのが用意されるのもさすがはサイクリングの名所と言われるだけはあるなと感心した。
ここに置いておけば違法駐輪には見えないだろうし、メンテナンスの最中にも見える。
そう悪戯されることもなさそうで安心して尾道を楽しめそうだ。

ちなみに山頂までロープウェイが延びているが、もちろん歩いて登っていった。
それまではすごい坂道、そんな急勾配の山肌にもびっしりと家々がならび、生活のにおいが流れてくる。
坂の町並みの風景は絵になるほどいいもので、そんな景色を振り返りながら登っていればそれほどキツいとは感じなかったが、この町で生活するとなるとちょっとうんざりしてしまいそうだ・・・。(^^;

DSC09989.jpg坂の街、尾道は階段ばかりだ・・・。^^;

DSC00057_20130810081218e78.jpg坂の途中から見下ろす尾道水道

DSC00051_20130810081131c85.jpg天寧寺の海雲塔

そうして20分ほど登ってきた千光寺境内、そして朱塗りの本道からは尾道市街地に尾道水道(尾道海峡)を挟んで向島を見下ろすいい景色♪
尾道水道は向島が近すぎて川のように見えてしまうほどだ。

境内は断崖絶壁のわずかな間にしがみつくように、よくもこんなところに造ったと感心するほど。
なにか神のパワーによって守られているんじゃないかと思ってしまうほどだった。
雨風強い日はきっと怖い思いをしそうだ。^^;

DSC00015_201308100810291e3.jpg朱塗りの本堂は”赤堂”と呼ばれる

DSC00007.jpg本堂から尾道を見下ろした景色

DSC00011_20130810081003ec1.jpg除夜の鐘で有名な”鐘楼”

DSC00012.jpg千光寺境内

DSC00002.jpg三重岩

さらに上の頂上展望台まで登ればさらに景色は広がった。

残念ながらこの日はガスっていてそこまでは確認できなかったが、空気の澄んだ日には遠くは瀬戸内海の向こうに四国連山(石鎚山)まで見渡せるという。
奥へと連なる山々に陸続きに見えるが、これがしまなみ海道を結ぶ島々であるそうだ。
アップダウンは多いだろうか、どんなしまなみの旅になるだろうかと思い描きながら眺めていた・・・。

DSC00027.jpg千光寺山山頂からの景色

DSC00024.jpg

DSC00022.jpg手前が尾道市街地で、尾道水道を挟んで向島の街が広がる
   奥へと連なるように見える山々がしまなみ海道の島々だそうだ


DSC00020.jpg小豆島でたくさん見た大阪城築城時の切り出し石がこんな山上にも・・・、
   ノミの跡も残り切り出してここから転げ落とすつもりだったのかな・・・。


DSC00018.jpg千光寺山ロープウェイ
 
駅前に止めてあった自転車にまたがり、そして荷物をまとめたらちょうど正午に走り出した。
いよいよ、しまなみ海道だ♪
しまなみ海道とは、ここ広島県尾道から瀬戸内海の6つの島々をまたいで四国の愛媛県今治へと続く西瀬戸自動車道のことで、島とそれぞれの橋にはサイクリングロードが続いている。
向こう四国の愛媛県今治まで70kmと頑張れば1日でいけてしまうが、せっかくなので島の気になるところを丁寧に観光しながら、のんびりいくことにした。

さっそく、一つ目の島”向島(むかいじま)”へと尾道大橋を超えていく。
それまでは通行料(といっても自転車は10円)をとっていたそうだが、嬉しいことに今年の4月からそれがなくなり、今では料金所が取り壊されているところであった。
しかし、高い橋桁までぐるりと上り詰め、そして路肩がない上に車がバンバン走る怖い橋である。
そうして入っていった向島は橋一つで本州・尾道に行けてしまうからだろう、家々が多く並び島の不便さもない、まだ島って感じではなかった。
セブン-イレブンを見つけてここで昼食、暑さにまたまたアイスに手が伸びてしまいそうになったが、元気を付けるためにもカレーを流し込こんでおなかを一杯にする。
暑さに食欲が無くてもカレーならなんとか食べれる(流し込める)ようだ。

DSC00079_20130810081355be0.jpg尾道と向島を結ぶ”尾道大橋”(手前は西瀬戸自動車道)

DSC00080_201308100814005cf.jpg尾道大橋

DSC00085.jpg尾道大橋を越えて向島へ

DSC00095.jpg向島では東海岸ルートを進むことに。

DSC00094.jpgバス停で30分ばかり昼寝♪

DSC00091.jpg向島のきれいな海♪

DSC00090.jpg海辺のブランコ♪

向島は島の東海岸のルートを進み、とくにこの向島で気になる場所もなければ、バス停の日陰で少しばかり昼寝をしたぐらい。
あっという間に通り抜けて行き、そして次の因島へと渡る。

次の因島(いんのしま)へと延びていく因島大橋も、こちらもまた大きな橋だ。
そしてそろそろ勘付いてきたのだが、橋を越えるたびにその橋桁の高さまで登らなくてはいけないのが、ちょっとばかし面倒であった・・・。
ただ、そうした苦労を最大限工夫された形で緩やかな勾配のスロープが延びてゆき、
バンバン車が走る西瀬戸自動車道とは別に、その真下に歩行者と自転車専用レーンが延びてあったから、この橋は快適♪
そして、因島側に出てきたところで、無人の料金箱に先ほど買った通行料の50円券を入れる。
駅内の観光案内所でしまなみ海道の地図をもらい、またそちらで勧められた”しまなみサイクリングクーポン”は愛媛側の今治までそれぞれの50円から数百円ほどかかる橋の通行料が、こちらで事前にチケットを購入すれば、その半額の値段で買えるとのことであったので迷わず買ったものだ♪
表紙もついてしっかりとした50円券が10枚綴りとなっていた。

今治まで500円分を半額の250円で買えて太っ腹だと思ったが、きっとお金を入れていかない人がいるのだろう。

DSC00098.jpgこの向島と因島を結ぶ因島大橋

DSC00103.jpg西瀬戸自動車道の真下に設けられた原付バイク・自転車レーン♪

DSC00108.jpg因島大橋

DSC00111.jpg向島と因島とのほぼ中間地点

DSC00112.jpg料金箱に50円券を投入

DSC00117.jpg因島

向島はあっというまであったが、こちら因島では見たいところがある。
それは日本で唯一の水軍の城だ。
その名の通り彼らの国でもあった瀬戸内海で生き、海で戦い、そしてこの因島を拠点にした村上水軍のお城がある。
ずいぶん暮らしにくいところに感じるが、昔から日本のシルクロードの役割を果たしたという物流航路の瀬戸内海、そこに関所を設けて海上を航行する船から帆の広さや荷物に応じて通行料金を徴収し、通行許可書を出して船を見守っていたというから納得。
ちなみに、この手続きを無視した者には船の群で討ち取り、その積み荷を奪っていったというから、簡単に言えば海賊だ・・・。(^_^;
そんな資料館へは300円をはたいて入ったのだが寂しい展示物。
そのほとんどがずらりと並ぶ甲冑ばかりで、また復元された天守閣の内部は無料とあって喜んで入ったのだが、まぁ、それ相応の展示物であった・・・。
なぜか、クイーンエリザベスや宇宙戦艦大和の模型などが展示され、水軍となんの関係もなければ、間抜けな内容展示物に感じた。
ただ、大将の兜なんかは角の部分が水軍らしくある”ほたて貝柄”で面白かった。

DSC00136.jpg因島水軍城(城型資料館)

DSC00127.jpgなんか、物々しい雰囲気・・・。^^;

DSC00125.jpg水軍ゆかりの品々が展示された資料館

DSC09193.jpg村上水軍の”ほたて貝兜”
   (内部は撮影不可であったので、パンフレットの写真です・・・)


DSC00120.jpg無料であったが寂しい内容の”因島史料館”

DSC00138.jpg金蓮寺にある村上水軍の墓
 
時間を気にしつつ、3つ目となる次の生口島(いくちじま)へと生口橋を渡る。
こちらも通行料は50円と格安!、橋は西瀬戸自動車道と併走するかたちであった。
そうして島に入っていったのが6時のことで、そろそろキャンプを意識して景色を見下ろしていると、橋脚付近に公園らしき広場を見つけそちらへ。
下りてくれば公園と呼べるほどでもなかったが、そんな生口橋記念公園は静かな場所でここでこの日はキャンプに決めて荷物の縄をほどいた。
ほどいてから気が付いたのだが、よくよく見るとトイレ蛇口には水が飲めないとの警告!
なんと、これでは自炊が出来ずにちょっとピンチではないか!!(> <)/

DSC00146.jpg生口橋を渡って生口島へ

DSC00147.jpg

DSC00156.jpg今夜は生口島に入ったばかりのところにある”生口橋記念公園”

皮肉にも先ほどまでいて対岸に望む因島のスーパーにコンビニの明かりがよく見えるが、通行料を、まして往復分を出してまで買い物にいく気にはならずに諦め、貧相な古くて捨てようかと思っていた残り物のパンを夕飯にとることになってしまった。(> <)/

DSC00159.jpgライトアップされた生口橋


6月8日 おしまい。


走行時間 2:50[h]
走行距離 33.1[km]
平均速度 11.6[km/h]
最高速度 34.6[km/h]

天候:晴れ
体調:良好

キャンプ地:生口橋記念公園 (広島県 生口島)


[あとがき]
コメントありがとうございます♪
”風ささきさんへ”
屋久島の宮之浦はすごく良かったですよ。島が世界遺産に登録されるだけの魅力的な自然がありました♪尾道はあっという間でしたね、尾道ラーメンでも食べておけばよかったかも。^^;
”SOOおばさんへ”
尾道と向島とを結ぶ渡船のことは聞いていたのですが、てっきりそれなりの値段がするものと思って鼻から見送ってしまっていました。まさかあんなに安かったとは・・・。^^;帰りはそれに気がついて渡船に乗りましたよ。種子島のロケット発射はやはり自分の目で見ると感動します。宇宙センターでロケットが発射台に移動していく姿を見ていて、ものすごくすごいことをしようとしているじゃないかと、わかっているようでわからなかった感動に震えていました。テレビのニュースなんかじゃなくて、ぜひみんなにも見てほしいです。

なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
yaku@docomo.ne.jp


旅全記事リスト http://teriyaki830.blog.fc2.com/archives.html

読んでくれてありがとうございます
クリックしてもらえるとうれしかな・・・。

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[2013/08/03 08:50] | 広島
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昔は
風ささき
フェリーで高速船で母の故郷の四国に渡ったよ。
橋が繋がってもしばらくは、航路があったんだけど。
因島が妹のだんなさんが通勤する郵便局があったんだと、写真を見せた灯台とか、白い恐竜の像
もあったんだけど。
尾道、ゆっくりしなかったんだね。
世界遺産の島の登山は満喫できたかな。
酷暑の今だから、涼しかったんだろうね。
明日もいい旅を。

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昔は
フェリーで高速船で母の故郷の四国に渡ったよ。
橋が繋がってもしばらくは、航路があったんだけど。
因島が妹のだんなさんが通勤する郵便局があったんだと、写真を見せた灯台とか、白い恐竜の像
もあったんだけど。
尾道、ゆっくりしなかったんだね。
世界遺産の島の登山は満喫できたかな。
酷暑の今だから、涼しかったんだろうね。
明日もいい旅を。
2013/08/10(Sat) 20:14 | URL  | 風ささき #-[ 編集]
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2013/08/11(Sun) 16:51 |   |  #[ 編集]
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