ただいま~♪
旅822日目 「願いの叶う場所」

6時半に起床、のんびりしている暇はなく7時過ぎには撤収を終えて走り出した。

なかなか起きられず、この時間でも予定より遅い方だ!!
まず昨夜残した登山口まで5kmほどの道のりを漕ぎ上がっていかなければいけない。
そうとなると、どんどん遅れてしまう入山時刻も考えて朝食もとらずに自転車にまたがったのだが、登山前のこんなところで体力を使っている場合ではないというのに勾配12%の激坂に苦労させられた。(> <)/

DSC00474.jpg昨夜は登山口までの道のりで日没を迎えて路肩でキャンプ・・・^^;

DSC00477.jpg今朝は昨日残した登山口まで急いだ!!

それなくても焦っているというのに、ここでさらに思いも寄らぬ出来事が!

なんとムカデが!!
ふと自転車を見ると、なんと身震いするような全長15cmほどはある大きなムカデが後ろのサイドバックに這いつくばっているではないかー!!(> <)/
昨夜自転車を山肌にもたれかけさせていたせいだろう、振り払うにも触るに触れず、そのままスルスルとサイドバックの中へ逃げ込んでしまい、なんと事態は最悪の行方不明に!!(> <)/
急いでいるというのに、まったくイライラしながら軍手をする手で荷物をかきだして探した。しかし不思議なくらい全く足取りが分からずここでもタイムロス・・・。
仕方なしに諦めるが、自転車から逃げた様子もなく、今もカバンのどこかにいると思うと、知らぬ間に自分の背中を登ってくるように感じて身震いしてしまう。(> <)/
にしてもこれだけの長旅で数え切れないほどの野宿をしていても虫嫌いというものは直らないらしい・・・。
ムカデがいるかと思うと、ザックを探るたびに警戒しなくてはならないトラウマとなってしまいそうだ。(^^;

DSC00482.jpg荷物をかきだしてムカデの行方を探したが見つからず・・・。(> <)/

DSC00480.jpg後半のキツイ勾配に苦戦!!(> <)/

そして相変わらずきつい勾配の道のり。
重たいペダルに仕舞いには自転車を押して上がっていくしかなく、そうして入山時刻はどんどん遅くなってしまうばかりだった・・・。(> <)/
もう、もどかしい気分の中で本当に長く感じた5kmであった。

そんなこともあったが、8時過ぎにようやく石鎚山登山ロープウェイ乗り場に到着。
急いで登山の準備に取りかかる。
生活用品で一杯に詰まったザックを空にして、登山に必要なものだけを詰め込む。
そして取り出したものをそれなくてもパンパンのサイドバックに分散しながら詰めていくのだが、これが以外と時間のかかったりするのだ。
また野生動物にあさられたり、突然の雨にも濡れないようにしなくてはならない。

DSC00483.jpg石鎚山登山口にある登山ロープウェイ乗り場
  自販機も何もない場所と思っていたからちょっと嬉しかったかな。


DSC00488.jpg石鎚山登山ロープウェイ 山麓下谷駅

ロープウェイ乗り場には全体的に寂れた姿であるものの、そこにはわずかながらも登山客を相手にしたおみやげ店が並んでいる。
軒下もあるし昨夜はここまで頑張ってキャンプにしたかったなと思った。

ロープウェイは山の中腹にある石鎚神社まで登っていくもので、登山する方は当たり前のように乗っていくが、もちろん自分は歩いて登っていくつもりだ。
往復1900円もするし、何よりここでロープウェイに乗ってしまうなら、ここまで苦労して自転車で登ってこなくてもバスで良かったはずだ。

その近くで登山の支度をしながら朝食をとっていると、そばの食堂から店主と思われるおじさんが登場してきた。
路肩に止めてある自分の自転車に感心して見ているのかと思いきや「そこはバスが通るけん、邪魔やけん」とのこと。
そうかなと内心思いつつ、自転車を食事にしていたベンチに寄せてくると、なんと今度はそんなベンチでも「よそ宅だよ、そこ!!」と、耳を疑うなんとも冷たい一言。(- -;)ムム・・・
廃墟となったおみやげ店の前にあるベンチで言われたことばであったもんだから、顔には出さなかったがさすがに腹が立った!!
登山するなら登山口にもバス停のベンチがあるからそちらに行きなさいと、なんとも冷たくあしらわれ、そちらをあととしなくてはいけなくなったのだ。

さらに坂を漕ぎ進めていくとこちらも廃墟となったおみやげ店が1軒、そして確かにバス停はあるものの、そこにベンチはなかったからショックだった・・・。
ショックに感じたのはベンチがなかったことではない。嘘をつかれてまでおじさんに追い払われてしまったことだ・・・。
そんなことを思いながら日陰の地べたでパンにフルーツ缶詰を朝食に食べ、そして支度が済ませば9時過ぎに登頂を開始した。

DSC00491.jpgコースタイムでは登りが5時間半、下りも4時間を超える長丁場。
   今日はいつになく大変な登山になりそうな予感・・・。^^;


DSC00494.jpg登山届けのポストはなんと紙切れ・・・、
  なにかメモ用紙にでも書こうかと思ったが、結局は書かずに登ることに。


DSC00496.jpgこの荒れた登山道はなんだ~!!(> <)/

まずはケチって乗らなかったロープウェイの下を歩き山頂駅を目指して登っていく。
そしてこれがメチャメチャキツい勾配!!(> <)/

多くの方が登山ロープウェイを利用するためか、草木がはしゃぎ放題。
そのため登山道がわかりにくく、さっそくだが入り口から迷ったほどであった。
というのも、入山届けのポストが登山口とは全く関係のないなんとも間抜けなところにあるものだから、そんな脇につくられた工事用の道に入ってしまっていたのだ。
以前はこちらが登山口だったのが変わったのかもしれない。
しかも、そんなのぞき込んだ入山届けのポストに本来あるはずの用紙がきれていたから書けず。
もう、朝からいろいろと散々な感じである・・・。

この石鎚山を地元小学生も登ると聞いて、少しなめてしまっていた。
今朝の登山口までの走行も響いているのだろう、とにかくキツく感じ、暑くて水分もがぶがぶ飲んだ。

草木で道が隠れてしまっているところもあり、道はこれだし、誰もいないし、マムシ注意の札が多いし、早く上の山頂駅に到着してみんなと登山したいな、なんて思いながらまずはロープウェイの山頂駅を目指していった。

DSC00497.jpg

ロープウェイの山頂駅にたどり着いたのが登り初めて3時間ほどの12時前のこと。

コースタイム通りといったら聞こえはいいが、いつも登山地図に書かれるタイムより断然早く登れるというのに、この日はそのままの時間をかけてしまっているから苦労している自分がいる。
ちなみにここまでこうして3時間近くを苦しみながら登って来たが、ロープウェイに乗ればわずか8分だそうだ・・・。
目指す石鎚山山頂が1982m、その半分以上の標高1280mまで上がってくるロープウェイは魅力的だが、それが四国どころか西日本一の高さを誇る石鎚山を登山ではなく観光の山にしている気がしてならない。
汗だくで休む自分の間の前で、ロープウェイに乗ってやってきた年輩の団体さんが登山の準備運動を始める姿にそんなことを思った。
とはいえ、山頂駅待合室に置かれた自販機で冷たい缶ジュースをゴクゴク飲んで生き返っている自分もいるから一概には言えないけどね・・・。(^_^;
ちなみにちょっと高い150円であった。

DSC00520.jpgようやくたどり着いたロープウェイの山頂駅

DSC00513.jpg

DSC00519.jpg駅の待合室で昼食に

DSC00526.jpgここが山の中腹とは思えないほど立派な石鎚神社成就社!!

ここから20分ほど上がれば石鎚神社成就社へと大きな神社が見えてくる。
車道もない山の中腹だというのに、立派な神殿になんと旅館もあって意外な姿。
この石鎚山は100名山以外にも、信仰の山としてお遍路さんが来るところでもあるそうだ。
とはいえ、ふつうのお遍路さんは来ないような、全身真っ白の白装束に身をまとう本当の本物のお遍路さんだけが来るようなところで、自分が神社に到着したときにもそれらしき方が数人ほどいた。
境内の脇から入山門をくぐって石鎚山山頂を目指す。
それまでの道のりに比べたら急な斜面でもない登りやすいもので、ペースもいつものように上がってきた。
そんな余裕も出てきたところで試し鎖に挑戦♪
ふつうの巻き道もあるのだが、鎖がたらされた無駄にリスクの高い岩登りコースなんてものがあって、まぁこれもお遍路さんの修行の一環のためだろう。

DSC00537.jpg

DSC00541.jpgあえて挑戦してみた試し鎖コース

DSC00543.jpg途中で出会ったライダーのお兄さん(かなり苦戦中^^;)

そんな鎖場で嬉しい出会いが♪
同じく登山する若いお兄さんに追いつき、ともに遅い入山同士でちょっと一安心♪
と思いきや、もうこの先山頂まで登って戻ってくると5時の最終ロープウェイに間に合わないということで、ここで引き返すという・・・。
自分はロープウェイに乗って帰らないからいいが、改めて自分の遅い入山に気が付き、ここからはさらにペースをあげて登っていくことにした。

そんな焦るように登っていたが結構順調に登っていける。
やはり、ロープウェイまでの区間がキツかっただけで、それ以降は順調だった。
その後も二ノ鎖、三ノ鎖と鎖場が続き挑戦していった。
三ノ鎖場はほとんど垂直に登っていくものだったから一番怖かったかも・・・。^^;

DSC00549.jpg

DSC00550.jpg

DSC00551.jpg

DSC00552.jpg

DSC00557.jpg

そして3時に石鎚山山頂に到着♪

後半の怒涛の勢いで遅れを挽回した分、山頂には最終と思われる数組の登山グループがまだいた。
それまでガスっていいた道のりを登ってきたが、山頂に来てからはするすると風に乗って雲は流れていく。
そんな雲とともに、孤独は流れていっただろうか。

山頂には立派な山小屋に、また石鎚神社の山頂社がある。
こんな標高の高い山頂にある神社なんて、天国に近い場所にあるだけ神様に願いが伝わりそうな気がする、そんな願いの叶う場所に感じた。

石鎚山とは四国連山の主峰で、頂上部は自分のたっている弥山のほか、
わずかな差だが、最高峰の天狗岳までザックをおいてピストンで向かおうかとも考えたが、時間的にもきつくそちらは諦めることとした。

DSC00574.jpg石鎚山山頂に到着~♪

DSC02636.jpgピカチュウがわかるかな・・・。

DSC00568.jpg立派なとんがり帽子をした天狗岳

DSC00578.jpg

DSC00567.jpg石鎚神社の山頂社

しばらく山頂からの景色を楽しんだ後、再び登って来た道をたどり下山。
下山の時もやっぱり乗らずのロープウェイ区間が大変だった。

再びロープウェイの山頂駅へと降りてきたのが5時ちょうど。
そして自転車のある山麓駅まで最終的に降りてきたのは7時になろうかという頃だった。

なんだかあたふたした登山であったことに、反省が残る機会であった。
ちなみに四国には百名山は2つ。
すでに終えた剣山に今回の石鎚山で四国は制覇なのだ♪

DSC00587.jpgこの草木が邪魔する登山道は何とかしてほしいかも・・・。^^;

DSC00588.jpg

DSC00591.jpg無事、登山口まで戻ってきました~♪

DSC00597.jpg日没に追われながら街まで猛スピードで下山!(> <)/

DSC00598.jpg街のスーパーで見切り品の夕飯です。^^;

日没になる前にと急いで荷物をまとめて下っていった。
そして、伊予小松市街地まで降りてきたのは真っ暗な9時のこと。
さすがにくたくたで自炊もする気分じゃなく、スーパーの見切り品で夕飯をすまし、
公園探しに苦労してようやく見つけたのは図書館のちょっとした芝生のスペース。
明日は早くに撤収をすることにしてこちらでテントを張らせてもらうことにした。


6月13日 おしまい。


天候:晴れ
体調:良好

キャンプ地:伊予図書館裏手 (愛媛県西条市)


[あとがき]

なにかお勧めの情報、場所でもあればメールください♪
yaku@docomo.ne.jp

旅全記事リスト http://teriyaki830.blog.fc2.com/archives.html

読んでくれてありがとうございます
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[2013/08/06 18:52] | 愛媛
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好きだね山登り
風ささき
あえて近道を通らない太い芯が貫いてるサトシであった。
山伏の如く修行僧を感じるお遍路も完歩だしね。
紙一重の差でその場をしのいできた、若さが後押ししてくれる。
運もある、その場で最善を尽くすから、運を引き寄せていく。
感もある、心が重い時は、強引は命取りに。
願いは無事に帰る、叶ったよね。
全ての人が自分の味方でない理解されない、一握りの人が好意をもってくれる、それで十分だと思うよ。
この日もいい一日だったね、消えたムカデ以外。

文豪復活
ぱんら
わーい、抜けてた過去記事UPありがとう!

なんか大急ぎでせわしない登山で読んでで疲れちゃったよ。まあ無事石鎚山登頂お目出度う!
感じ悪い意地悪おっさんにもめげなかったしね。
世の中やっぱり感じ悪いひとも多いよねえ。でもやっぱり良い人の方が多いと思えるのは、ぱんらが楽観的だからか?

(雲と共に孤独が流れて行っただろうか?)
文豪サトシ健在!
お家の居心地最高でしょ?サトシぱぱはどんな感じ?

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好きだね山登り
あえて近道を通らない太い芯が貫いてるサトシであった。
山伏の如く修行僧を感じるお遍路も完歩だしね。
紙一重の差でその場をしのいできた、若さが後押ししてくれる。
運もある、その場で最善を尽くすから、運を引き寄せていく。
感もある、心が重い時は、強引は命取りに。
願いは無事に帰る、叶ったよね。
全ての人が自分の味方でない理解されない、一握りの人が好意をもってくれる、それで十分だと思うよ。
この日もいい一日だったね、消えたムカデ以外。
2013/09/06(Fri) 22:39 | URL  | 風ささき #-[ 編集]
文豪復活
わーい、抜けてた過去記事UPありがとう!

なんか大急ぎでせわしない登山で読んでで疲れちゃったよ。まあ無事石鎚山登頂お目出度う!
感じ悪い意地悪おっさんにもめげなかったしね。
世の中やっぱり感じ悪いひとも多いよねえ。でもやっぱり良い人の方が多いと思えるのは、ぱんらが楽観的だからか?

(雲と共に孤独が流れて行っただろうか?)
文豪サトシ健在!
お家の居心地最高でしょ?サトシぱぱはどんな感じ?
2013/09/07(Sat) 09:40 | URL  | ぱんら #-[ 編集]
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