ただいま~♪
旅823日目 「ただいま松山」

その姿はまさにロボット。錆び付いたかのような堅い身動きで、今朝の撤収のわずかな動きでも足に張りを覚えた。
これだけ毎日自転車に乗っておいて情けない話だが、どうやら昨日の登山で筋肉痛であるようだ、そんな痛みをこらえながらテントを片付けていっている。
これまでの登山ではそう次の日に引っ張ることはなかったから、それだけ昨日の石鎚山がキツいものだったのかもしれない。

そして今朝は市立図書館の裏手にある、ちょっとした芝生のスペースという、とんでもないところでキャンプしていたから急いで撤収であった。
ゴミ一つ落としてないよう気を付け、そして職員さんが来る前に荷物をまとめ出発したのは7時のこと。
芝生がテントの形に寝そべったぐらいだから、まさかここでキャンプした者がいたとは気がつかないことだろう。
ミステリーサークルならぬ、ミステリースクウェアを残して・・・。(笑)
とにかくお邪魔しました・・・。^^;

DSC00601_2013100511055852c.jpg昨夜は探して探してようやく見つけた場所。
   市立図書館の裏手にある芝生のスペースでキャンプでした・・・。^^;


朝からマクドでブログの投稿をすませたのち、遅くなってしまったが昼から市街地を抜けることにした。
そうして愛媛の松山へと、この日は道後温泉を目指す。

道後温泉と言えば3カ月ほど前のお遍路の時にも立ち寄ったばかりだが、
その時にお世話になった松山に住む大西さんから連絡があり、今治まで来たのならまたおいでよと誘ってもらったのだ♪
有名な道後の湯といい街の雰囲気といい、何度行ってもいいってほど本当に気に入った街だったから、またこうして向かえることができて嬉しいばかり♪
ただし嬉しい半分、ここから道後松山まで自転車でも半日がかりの40kmほどだったこともあって正直誘いには迷ったのだが、まぁそんなことよりまた道後の名湯でのんびりできるのならいいかなと思い頑張ることにしてみた。

そうして伊予小松から国道11号線を松山に向けて一直線に進む。
ちなみにお遍路で歩いた時のように高輪半島をぐるりとまわる海岸線沿いで向かうことも考えたが、こうして半島の付け根をまたぐ山間の峠道を選ぶことにした。
こちらのほうが峠はきついが最短ルートであるからだ。
そんな途中に大きな折り鶴が出迎えてくれる。
平和を祈ってなのか、それとも別の意味があったのかだろうか、そんな彼に託された意味はよく分からなかったが、とにかく大きな鶴であった。

DSC00602_20131005110603f7f.jpg県道48号線、国道11号線を乗り継いで松山市街地へ・・・。

DSC00603_20131005110610410.jpg道の途中にいきなり大きな折り鶴が登場してきたが、
   こんなところに置かれ彼に託された意味はよくわからなかった・・・。


DSC00607_20131005110619ed6.jpg迫る山々、つまりいよいよ峠道である・・・(> <)/

そして峠へと入っていく中で不安であった引きずる筋肉痛であるが、これが意外!
自転車をこぎ出せば歩くのもぎこちなかった足が嘘のように回り、峠の登りがキツいことには変わりないが、特別いつもと変わることはなかった。
筋肉痛は歩く筋肉で、これが登山とペダルに力を入れる筋肉の違いだろうか。
嬉しいようで、しかし自転車に毎日乗っているからといって足を鍛えたつもりでいてはいけないのかもしれないななんてわかると、それはそれでちょっと残念になる。
そんな峠の坂を問題なく漕ぎ上がることができたのは嬉しい意外であったが、その一方で辛く感じたのはのはそんな峠の登り道より交通量の多さだった・・・。
考えれば当たり前なのだが、松山に高松そして徳島の3つの県庁所在地を結ぶ大動脈だからとにかく車通りが激しく、狭い道幅にバンバンやってくる物流の大型車などに追いやられるやり場のない自分は神経を尖らせて路肩を丁寧に走り進めるしかなかったのだ。
まき散らす砂埃を被り続けた濁った汗を流しながら、峠に息を切らして大きな口する体は中まで排気ガスまみれ。(> <)/
そして今朝のテントの撤収の時も汗を垂らしていたほど、ジリジリ肌を焼き付ける真夏のような強い日差し。
こんな暑い中で自転車に乗って旅していること自体が間違っている気がしてならない。
いくら道後の湯に入れるからといって、ここまでして向かう価値があったのだろうかと、登れど登れど逃げ場のない峠道の苦労に疑問さえ思えてくるほどであったが、それでも頑張り続けられたのも、この汗すべてを道後の湯で流せることを夢見ていたからなのだろう。
そうして1時間ほど漕ぎ進め、峠を上り詰めたのは3時ちょうどのことだった。

DSC00609_201310051106595b6.jpg峠を登り切って東温市、そして坂を下っていくと松山市へと入っていった。

DSC00610_20131005110707b8e.jpg峠道の所々では潰れて廃墟となったドライブインが数多くあった。
     今日はあまりの暑さに自販機で喉を潤して休んでばかりだ・・・。^^;


DSC00612_20131005110712bbb.jpg峠を急降下していく途中の景色にうっとり♪

DSC00617_20131005110717629.jpgただいま松山♪ そんな思いがふと出てきてしまった。

DSC00620_201310051107221ed.jpg松山市街地へと続く国道11号線松山東道路
   左奥に見える小高い山が松山城の構える城山


DSC00622_20131005110753693.jpg横断歩道もない大きな交差点なものだから、
 左折する車の列を掻い潜って直進していったときが恐ろしかった~!!(> <)/


ここぞとばかりに車と競い合いながら峠を一気に下り、そして松山市街地に到着したのは5時過ぎのことだった。

そうそう、この街並み♪
なんて思ってばかりのいろいろと懐かしい光景があるが、中でも”コトコト”と足音を立てながら込み合う道路の真ん中をマイペースで走るみかん色の路面電車、そんな彼を見ては松山に戻ってきたことをいちばんに感じさせられた。
しばらくはあてもなく街をぶらぶら。
大西さんはまだ仕事をしているようだったので街を散策しながら時間をつぶすことにして、あたりをうろうろしていた。
お遍路でやってきた桜が咲き始める頃以来、もちろんそのときに観光は一通り見て回っていたので松山城に正岡子規記念博物館など目新しく見て回るところはなかったが、なによりこの街の雰囲気を見ていくのが楽しくある。
一見ただぶらぶらとしているだけに見えるかもしれないが、こうして街を歩いてその街を知ることや、また自分の街や他の街とを比べたりすることが、この旅の中のひとつの楽しみとなっているのだ♪
ちなみに、この松山の街を一言にすると”文学の街”がぴったり。
正岡子規博物館に司馬遼太郎氏の小説「坂の上の雲ミュージアム」、そして夏目漱石の坊ちゃん列車が路面電車に混じって街中を駆け回っている。
大きな観覧車が目を引く松山市駅から松山城に至るまでの長いアーケード街を懐かしく歩いて回った。
ちなみに、混み合う街並みをこの小回りも利かない大きな自転車で走るのは大変だったが、違法駐輪に目を光らせているボランティアの方々があちこちに立っていて、
そんな彼らの視線を背中に感じつつ、結局は自転車に乗ったまま街を巡っていった。

DSC00626_201310051107588b6.jpg松山の街をゆく、みかん色の路面電車

DSC00633_2013100511080332c.jpg高松(香川県)もなかなかだったが、四国最大の都市はこの松山だとか
(松山中央商店街前)


そうして一通り街を振り返った後、道後の街へと走らせた。

あっという間に到着したが、この道後温泉から松山市街地へとお遍路で歩いたときは遠く感じていた3kmも、自転車ならあっという間だ。
こちらも多くの観光客でにぎわい、有名なからくり時計の前で大西さんを待つことにした。
そんな中でも自分の自転車に気になって話しかけてくれる人が多かったから退屈することはなかったし、また道後温泉駅には運良く出会えた路面電車に混じって走る坊ちゃん列車を追いかけていた♪
ちなみに坊ちゃん列車とは夏目漱石が小説の坊ちゃんで”マッチ箱のような汽車”と表現した箱物列車なのだ。
と、偉そうに語る自分も実はまだ読んだことのないので、松山の人に笑われる前に読むことにしようかな・・・。^^;

DSC00652_201310051108555fb.jpg坊ちゃんの物語が始まる道後温泉駅
  坊ちゃんショップなんかはファンにはたまらないことだろう。


DSC00648_201310051108502bf.jpg夏目漱石が”マッチ箱のような汽車”と表現した坊っちゃん列車

DSC00640_20131005110809fe7.jpg道後温泉駅前の放生園

DSC00642_20131005110814276.jpg坊ちゃんからくり時計

そして車で登場してきた大西さんと再会♪

歩き遍路の時もそれなりのザックを背負っていたけど、こうして重装備の自転車で再びやってきて、ようやく日本一周する旅人と証明できたかな・・・。^^;
懐かしい顔を前にしてお互い笑顔が絶えなかった。
そしてここからほど近い大西さんの自宅へと自転車と荷物を置かせてもらってから、車に乗って温泉へと向かった。
向かった先は道後温泉本館のそばにある温泉街のど真ん中に位置するホテル。
ここが大西さんの専売特許ともいえる羨ましいところで、あまり大きな声して言えないのだが大手旅行代理店に勤める大西さんなら日帰り湯すらしていない高級旅館の湯でもなんと顔パスなのだ♪
で、もちろん同行者の自分もである♪
それぞれの職業になんらかの特権はあると思うが、自分も旅行業界に入りたいなと思ってしまうような待遇かも。^^;
そうしてお遍路の時も豪華な旅館へと連れて行ってもらったが、今回もまた大きな露天風呂からの松山市街地の夜景が美しいすてきな場所へと連れて行ってもらっては、そちらでゆっくりと湯に浸かりながら、筋肉痛の足をほぐしていった。
徐々に迎える日没、それに反して浮かび上がり始めた松山市街地の夜景の景色、
その中央に松山市駅の屋上観覧車がきれいに輝き始めた。

DSC02637_201310051109005f4.jpg

DSC02638_20131005110905d5f.jpg松山市街地を見下ろす露天風呂♪

そうして温泉をゆっくりと満喫し、その後に連れて行ってもらった夕食では、またしても嬉しい出会いが♪
こちらもお遍路の時に大変お世話になってしまい、こうして再びお世話になってしまうのが申し訳なく思ってしまうほどであるのだが、由姉さんとも合流した。
またまた気にかけさせてはいけないと、由姉さんには自分が再び松山に来たことを知らせないままであったのだが、仕事つながりのある由姉さんに大西さんが裏でこっそりと連絡していたそうで、こうした急な知らせでもおみやげを手に駆けつけてくれたのだ。
突然のことにもこうして喜んで来てくれることが本当に嬉しかった♪
そしてすみませんでした・・・。^^;

そうして3人で向かった先は大西さんお勧めのアルボーレというお店で、テーブルでのオーダー制のバイキング!!
実は初めはお勧めというまた別のお店へと向かう予定であったのだが、店前まで来てなんとそちらが定休日であったのだ。
そうして肩を落としてこちらへとやってきたのだが、むしろバイキングのほうが嬉しいほど♪
いくらご馳走になっているとはいえ、バイキングならば遠慮することなくたくさん食べることができるから嬉しいばかりだ♪
節約旅ではなかなか口にできないステーキばかりをどんどんと、ほかには目もくれず食べまくってしまったが、それこそ、この機会にお肉なんて食べ飽きてしまえばいいと思ったほどだ、ってわけでもう幸せでした♪♪♪

DSC02645_2013100511101473f.jpg連れて行ってもらったのはアルボーレというバイキングのお店♪

DSC02642_201310051110054b4.jpg食べ放題なのでステーキばかり♪

DSC02641S_2013100511374351e.jpgお遍路の時にもお世話になってしまってばかりの大西さんに由姉さんです♪

DSC02643_20131005111009fdf.jpgそしてデザートも食べ放題♪(^▽^)/

ちなみに明日の天気は雨模様。大西さんのご厚意で図々しくも明日も泊まっていくこととなってしまった、本当にすみませんです。(^_^;

夜は布団でぐっすりと、こうして足の痛みはすっかり取れてくれた♪


6月14日 おしまい。


走行時間 3:23[h]
走行距離 48.4[km]
平均速度 14.2[km/h]
最高速度 42.4[km/h]

天候:晴れ
体調:良好

キャンプ地:愛媛県松山市 大西さん宅

[あとがき]

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[2013/08/07 11:04] | 愛媛
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再訪で正解だったね
風ささき
山登りで筋肉痛にならないなんて、アスリート以上かも?
松山は、母のふるさとでもあり、里帰りで何度も訪れた町、おじさんがホテルに勤めており道後温泉のホテルに親戚一同が泊まったりしたよ。
最後に行ったのは、母と妹とで墓参りだったかな。
一六の、しょうゆ餅をよく買うよ、坊ちゃん団子が有名だけどね。


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抜けてた記事UPありがとね
ぱんら
更新があって嬉しいよ。
また時々除きに来るね!

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再訪で正解だったね
山登りで筋肉痛にならないなんて、アスリート以上かも?
松山は、母のふるさとでもあり、里帰りで何度も訪れた町、おじさんがホテルに勤めており道後温泉のホテルに親戚一同が泊まったりしたよ。
最後に行ったのは、母と妹とで墓参りだったかな。
一六の、しょうゆ餅をよく買うよ、坊ちゃん団子が有名だけどね。
2013/10/05(Sat) 17:46 | URL  | 風ささき #-[ 編集]
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2013/10/05(Sat) 21:45 |   |  #[ 編集]
抜けてた記事UPありがとね
更新があって嬉しいよ。
また時々除きに来るね!
2013/10/07(Mon) 12:57 | URL  | ぱんら #-[ 編集]
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